先輩がうざい後輩の話から考えるワークライフバランス
アニメで考える社会問題
本日は「先輩がうざい後輩の話」を通してワークライフバランスについて考えていきましょう。
「先輩がうざい後輩の話(以後先うざ)」は、「しろまんた」先生がTwitter(現X)に上げていた漫画が原作のアニメで、会社で働く少しガサツだが面倒見の良い先輩である「武田晴海(たけだはるみ)」と、武田をうざいと思いつつも好意をよせており、しかし素直になれない後輩の「五十嵐双葉(いがらしふたば)」の関係を描きます。
アニメでは原作の一部が使われており、前述した武田とふたばのくっつきそうでくっつかない、もどかしい関係性が描かれています。
武田とふたば以外にも多くのキャラクターが登場しており、彼ら彼女らが起こすストーリーにも注目が集まります。
個人的には「尊い」の一言でまとめられるくらいに胸キュンな作品となっており、おすすめです。
原作はもう間もなく完結というところで、エンディングが非常に楽しみな今日この頃です。
そんな本作の舞台は「糸巻商事」という会社です。
ふたばは3年目、武田は詳しい年は語られていません。
しかし、武田はふたばの先輩のため、ふたばより長く働いているのは確かです。
特段会社の中身が描かれているわけではないので深く語ることはできませんが、今回の本題はワークライフバランスのため、ここから派生していきましょう。
では、本題です。
ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスがとれた状態のことです。
仕事はあくまで生活を送るために行っているモノであり、お金を稼ぐために働いているのも間違いはありませんが、仕事は仕事でやりがいを感じて行わなければ、それはそれで人生の質も下がってしまいます。
なので大事なのは仕事とプライベートがそれぞれ自分にとって質の良いものにしなければなりません。
しかし、やはりここは日本。
「ワークライフバランスの充実のため」と言って、自分の願いを押し通すのは難しいです。
連休や長期休暇等を取ったりするのはまだまだ難しいです。
また、ワークスタイルに選択肢がある企業も増えているのも事実ですが、まだまだ多くありません。
どうしてもワークスタイルを選ぶことが職種的に難しかったり、企業的にワークライフバランスを軽視したりと理由も様々です。
しかし、ワークライフバランスを軽視する、所謂ブラック企業というものは情報化社会になっていくにつれ、内情が暴かれ淘汰されていきました。
少しづつではありますが、風通しの良い社会になってきております。
ワークライフバランスを実現するのは個人と企業の両方です。
企業のするべきことは概ね前述した通りです。
1日当たりの労働時間を増減したり、法的なものとは別の休暇制度を設けたり、コロナ禍では在宅勤務の拡充も行われました。
では個人ができることは何でしょうか?
前提に、今の仕事そのものを見直すことが一番です。
自分の価値観にあった職場に移ることで大幅に楽になることが考えられます。
しかし、今の職場に愛着がある方も多いと思います。
アメリカ等と違い、会社に愛着を持てるのは終身雇用のメリットですよね。
そういう人はメンタルを維持することが大切です。
趣味を満喫したり、カウンセリング等のメンタルケアを活用するのも一つの手段です。
あとは、自分のスキルを磨いて今の仕事や次の仕事を効率的にできるようにするなども有効であると考えられます。
短期的に見ればスキルの獲得は、自分の時間を減らす要因になってしまうためマイナスですが、長期的に見た場合、そこで削った時間が仕事の効率化・時短に繋がり、結果的に自分の時間を増やすことができます。
結局のところは投資ですね。
ワークライフバランスは一朝一夕で達成することはできません。
勿論、会社との交渉・歩み寄りも大切ですが、まずは自分ひとりでできることをコツコツやっていくのも大切です。
私も、ワークライフバランスを求める社会人として、できることを地道にやっていこうと思います。
今回はここまで。
次回もよろしくお願いします。