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創作大賞2024を終えて 感想と執筆中の裏話
みなさん創作大賞2024お疲れ様でした!
僕は今回ファンタジー部門で一つ長編を書かせていただきました。
感想
まずは感想です。何はともあれ、書ききれて本当によかった!僕が最初に想像していたよりも面白い物語になって、なんだか書いていてとても不思議でした。楽しかったですね〜。今はニュージーランドの片田舎でクラフトビールをお供にこの感想を書いております。最高!
さて、実はこの創作大賞の存在を知ったのは実は5月の半ばくらいで、せっかくだから書いてみるか!と書き始めたのが6月の初め。
いや、本当になんとか間に合ってよかったです。
最初は8〜10万字くらいを目指して書いていたのですが、みるみる文量が増えて最終的には13万字ちょっと。1ヶ月半くらいでよく書けたな〜と我ながら驚いています(自画自賛)。
以前に自費出版で純文学的なものは書いていたのですが、今回はエンタメ作品が書いてみたいなと思って初挑戦。純粋に書いていてとても楽しかったです。とはいえ、キャラ作りなどはかなり杜撰だった感じも否めず。時間がなかったので、本当にざっくりとした設定で描き始めてしまったのが現実です(その割にはいい感じになってくれたかな)。
↑自費出版した作品。
とにかく書こうと筆を進めているうちにキャラクターたちは思いもせぬ方向に進んでいって、最初に設定してたプロットとも全く違う展開になってました。これが物語を書く醍醐味の一つだと思ってるので素直に面白かったんですが、「続きどうしよ……」とか、「この敵強すぎるんだけど、どうやって倒すんだ?」みたいなことの連続。乗り越えられてよかった。
この『日没のリインバース』自体は、正直いうともっと字数ほしかったです笑
書いていて、風呂敷を広げ過ぎてしまったし、キャラクターの深掘りもあまりできず、後半は特に展開早過ぎたかなという後悔もちょいちょいあります。読んでくれた方には大変申し訳ない。でも話の出来自体は、この期間で書いたものにしては満足してます。もし機会があればもっと続きというか間のストーリーとか書きたい。そんな作品になりました。
書くときに意識していたこと
前回がっつり執筆したのが、自費出版の純文学なので、完全に自分の閉じた世界で話をこねくり回してました。それは、正直に言って、マーケットみたいなものを全く考えていない作品です。自分的には気に入っていますが。
今回の創作大賞は当然ながら審査員の方がいて、読者がいるという状況。そのため、バエルかどうかや、わかりやすさ(多分わかりにくいところも多々あると思いますがこれでも頑張りました)も考えて書いています。
恥ずかしながらメディア化されたときにバエルかな〜みたいな妄想もしてました。脳内でアニメ化して戦わせたり。それにしても戦闘描写って文章だと結構難しいですね。かなりの文章量を書いたつもりでも、バトルの展開的には数秒くらいしか経ってないんじゃね?みたいなことが多々あって泣きそうになってました。
話は変わって、作品をしっかり完結まで書き切ることはマストにしてました。傲慢かもしれませんが、もし幸運にも編集者の方のお目に留まって読んでいただけたときに、完結しているかどうかってめっちゃ大事だろうなと思ったからです。この作者はきちんと話を締切までに完結させられるという信用を作りたかったんですね。だから急足ながら物語はしっかりと幕を下ろしました。
あとは、あらすじとプロローグは何回も書き直しました。
とにかく、最初にフックを作っておかないとぜってえ誰も読んでくれないなって思ってたからです。
今ってコンテンツが溢れ過ぎてて、正直いえば文章を読むハードルってかなり高い。僕は文章読むの大好きだけど、それでも動画とかの吸引力が強過ぎます。なかなか抗えません。noteにいる方は文章を読む人が多いと思いますが、あらすじとか目次とかプロローグ見て、読むかどうか判断しちゃうこと多いんじゃないかな〜と思ってます(僕自身がそうなので)
でも一番大事なのは結局自分が書いていて楽しいか、書きたいことかどうかみたいなところだなって思いました。というより、自分の好きとマーケットの重なりをどう見つけるかが大事だと痛感してます。どっちも重なる真ん中あたりでこれからも文章は書いていきたいなと。
最後に
創作大賞、本当に楽しかったです。
やっぱり執筆楽しいなあ。今はニュージーランドでワーホリしながらですが、これからも旅と執筆を人生の軸にしていきたいと改めて思いました。
ここまでただの雑多な感想を読んでいただきありがとうございます。