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穏やかな冬の日の南伊勢・五ヶ所湾での、カヤックキャンプツーリング

2020/12/22-23
自然環境リテラシー学
南伊勢コース第2回

キャンプツーリング編

学生六名、学生スタッフ二名、教員二名、インストラクター二名、リテラシー荒らし(?)のガイド一名、の13名のパーティ。先週の寒波からは想像もできないような穏やかな天気・海気に恵まれた、南伊勢町五ヶ所湾にて、カヤックによるキャンプツーリングプログラム

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カヤックへ一泊二日の荷物をパッキング。いろんな工夫をサニーコーストカヤックスの、本橋洋一くんからレクチャーしてもらい、各々に艇に荷物を積み込む。こんなに載せられるのか、と思うほど、カヤックには驚くほど荷物が詰める。濡れないように、ドライバックや厚手のビニール袋に詰めてパッキングしていく。キャビンの蓋は丸く狭いものもあるので、出して入れ、出して入れ、工夫をしながら詰めていく。

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パッキングが終わると、出艇。先輩学生の学生スタッフが先導役となり、パーティを率いる訓練も兼ねる。学生たちには、三人で横並びで二列、隊列を組んで進む。この日は、五ヶ所湾を南へ。追い風の中を漕ぎ進めるので、なかなか皆、思うように船の方向を定められず、バラバラになりそうになりながら、隊列を意識し、こぎ進む

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目的の浜に着くと、まずは、流木集め。焚き火に使うためと、自分の寝床を確保するため。浜をどう使うかも、アレンジする、女子の寝床、男子の寝床、その間に、焚き火場を作り、食事場を確保。電気も水もトイレもない浜での初めてのキャンプ。みな、それぞれに諸々の工夫をする。密にならないよう、各自、距離を取って一人テントを建てる。今夜のメニューは、鍋、最後にうどん。事前に用意した食材を皆に配給し、各自で距離をとって食事を作って、それぞれに食べる。

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おそらくは養殖筏の組み木なのだろうか、程よく長くまっすぐな立木が何本も流れ着いていて、長細い焚き火場を作る。冬のキャンプは、焚き火のただ傘が身に染みる。煙の流れる方向が様々に変わり、煙病になるかと思うほど燻されながら、夜のミーティングを行って、その後、眠りにつく。

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日が暮れると、奇跡的に、400年に一度と言われる、土星と木星最接近が目の前に。乱視でダブって見えるのか、というほどの接近ぶり。

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二日目は、各々起きて、各々朝食を取り、荷物をあらためてパッキング。出艇時間をしっかり守って出艇。朝は太陽がら当たらない浜だったので、日の当たる浜に移動して、そこで、ナビゲーション講習。先導する学生スタッフも交代して、隊列を組んで漕ぐ。途中、魚の群れにも飛び込んで、跳ねる飛ぶ。

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水温が高かったのもあり、沖の方には、蜃気楼が見えていた。

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昼頃に上陸し、午後は、次の、インストラクター検定試験に向けての、基礎的な実技練習を行い、片付け、着替え、シャワーを浴び、最後に、振り返りのミーティングを行い、解散。大きな荷物を持ち、五か所バスセンターから、帰路のバスに乗り込んでいった

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実は先週の火曜日も、初めての方を紹介して。休暇を利用して、五ヶ所湾で漕いでいた。その日は、強い風に吹かれ、風の様子を見ながらの漕ぎ。五ヶ所湾には何度も来ているが、あんなに風に吹かれたのは初めての経験だった。はじめてカヤックを体験した三名の方には、非常に過酷な初回体験だったと思う。その日に比べ、この二日の穏やかさはなんだろう。天気、海気、一日として同じ日はない。そのありがたさを感じながら、南伊勢を後にした。


#自然環境リテラシー学

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