“自然環境インストラクター”への道
2021/3/27
自然環境リテラシー学プログラム
南伊勢・阿曽浦
穏やかな春の陽気の阿曽浦
桜も満開
今日は、阿曽浦から山を越えて、シジラミ浜へ
シジラミ浜
磯場体験プログラム
大潮で、しかも、干潮の時期を狙って、この日時に実施
砂浜を掘って、地中から淡水の流れ込みを体験。淡水と海水の混じり合うところ、”メラメラ”帯(橋下純ことば)はどこでも見られることを知る
潮溜り(tide pool)を、それぞれ思い思いに巡り、小さな生き物たちを見つけて、採集する。計21種類の磯場の生き物を採集。
まるで、子どものように、キラキラした目をして、好奇心あふれ、磯場の生き物を探す大学生たち。静かに見つめていると、さまざまな動きを見つけられるようになる。擬態も見抜けるようになる。ヤドカリ、イソギンチャク、ウミウシ、カニ、クモヒトデ、などなど。
集めた海の生物たちを、友栄水産スタッフが、一つ一つ撮影。
みなで、”阿曽浦生き物図鑑”を作るのである
帰る前に、みなで、ビーチクリーン。浜に打ち上げられた様々なゴミを拾う。プラスティクゴミだらけ。漁具も多いが、釣り道具も多い。圧倒的にペットボトルが多い。
来る時は、ただ、石ころ・砂粒の浜に、しか見えなかった海岸、磯場で生き物を見た後に見ると、貝殻や生き物の骨、ウミガメの死骸など、生物の痕跡に、多くの子が気づく。その変化は、単なる遊びのように思えた磯場体験が、生き物を知る重要な体験になっていることの証明だろう
まるきんまる、に、戻り、振り返りのミィーティング。”漁村インストラクター”を増やしていきたい、と橋下純くん。
魚を捌けるようになりたい。魚をもっと食べるようにしたい。漁師体験して、あんなに大きなアオリイカは初めて見た。いままで泳ぐことが怖くて出来なかったけど、タイの生簀で魚たちと一緒に全然怖くなく自然に泳ぐことができた。などなど、学生の感想。
このメンバーは、年末に、カヤックインストラクターの資格を取ったメンバー。カヤックを道具として単に技術などを教えるだけの人ではなく、
食ー漁業・水産業ー自然環境
という、一連のつながりを、体感・実感として捉え、それを伝えていける、そんな
自然環境インストラクター
になっていってほしいと願う