第一回 「辞世の句を考えよう」
辞世の句を考える意義
「死ぬときには、何かかっこいいこと言って死にたい」
蓄えてきた無意味で貧相な知識と感性を、最後ぐらいはまき散らしたい。だから、完全に自己満足な願望でしかない。
どういう方向性で行くか
やっぱり和歌がいい
中古的な趣がよい。
掛詞
文語体(古語)
ここら辺はぜひ入れたい要素。
無意味な雑学が初めて活きる
ちょっと「教養」じみた雑学を入れたい。
オペラのセリフ
ラテン語のことわざや名分・名詩
「『教養』じみた」であって、教養とは呼べない。
例作
解説
「もうすぐ夜が明け、その時が来れば月が隠れるだろう。そうしたら私は死のう。東に来ている空はもう明るいのだから。」
「されば隠れむ」は「(月が)その時が来たら隠れるだろう」と「(私は)そうしたら死のう」が掛詞となっている。
ここにスパイスを追加
オペラ「トゥーランドット」の中で、トゥーランドット姫がカラフ王子に出す謎かけにこんなのがある。
夜明けとともに死のうとしている詠み手の心情を考えると、これを使うのは割とアリ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?