「結局、アウトプットよりインプットが大切な気がする」って話。
風呂上り、俺はふと思い出す。
「そーいやこの前、無印良品でゼリーを買ったよなぁ。」
そう、俺はこの前の週末に無印良品に行き、果実100%ゼリーをレジ前で衝動買いした。と言うのも最近は暑くなってきて、アイスを食べたいと思うことが多々あったからだ。
俺は昔、ゼリーを凍らせて食べることがとても好きだった。だから久しぶりにこのゼリーを凍らせて食べようと思ったのである。
俺は冷凍庫に入ったゼリー達を迎えにいった。
童心の気持ちとの感動の再会だと思っていた。しかし冷凍庫を開くと予想していたこととは反することが起きていた。
果実ゼリーの種類は「ぶどう」「みかん」「りんご」の三種類。
そのうちの「りんご」だけが全く凍ってなかったのである。三日前に入れたのに。
文系の輩どもはこれがどういうことか理解できないであろう。
この商品の原料は、果汁とゼラチンである。つまり考えられるのは、、
「凝固点降下」
俺は萎える。
と言うのも熱力学、物理化学があまり得意ではないからだ。凝固点降下の式すら覚えていない。つまり何が起きるのかと言うと、
ここからの考察、言うならアウトプットが一切進まないのである。
流石にそれでは面白くないと思い、風呂上りの俺はすぐに、携帯を手に取り、凝固点降下を求める式を調べる。、
Fig.1 凝固点降下の式
文系どもは追てもこれまい。
もしかすると、分子量すらわからないんじゃね??wwwwwww
と本来ならくそ煽りたいが今回はそれができない。
と言うのも、俺もこの式からどのように次のステップに繋げればいいのかがわからなかったのである。
この式の意味は?りんごの成分って何だ?ゼラチンの分子量って何だ?そりゃ、調べれば出てくるよ。けどそれはお洒落じゃないし、調べる量が多すぎる。
俺はここで思考を停止し、全く凍ってないゼリーを口にした。
あまり美味しく感じなかったのは今なら語るに足りない。
〜教訓〜
アウトプットは質の高いインプットがあってこそ成り立つ。そのことを肝に命じとこうな。理系の同志たちよ。実学に落とし込んでこその知識だが、インプットが甘いと痛い目に合うぞ。