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なぜトヨタは都市開発に手を出すのか?

0.前置き


この記事は、なぜトヨタ自動車(株)が都市開発構想を手がけるのか?

未来都市開発構想「ウーブンシティ」へと行き着いた背景

それについて学んだことを記録に残したい


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1.現在のTOYOTA


未来都市構想ウーブンシティ

まずそれを説明する前に、

現在のトヨタの状況について語り、理解する必要があるだろう

今、トヨタの主力商品は

カローラ、ヤリス、ルーミー、アクアといった

ガソリンを燃料とする車である

もしくは、ハイブリッド車

しかし、現在、ヨーロッパや中国では電車自動車を買うことが流行りになっている気がする

【EV(電気自動車)ブームの到来である】

2.EVシフト


船に例えるなら、ヨーロッパはガソリン自動車から電気自動車の方向へとかじをきった

しかし、日本のトヨタは電気自動車へなかなか変わっていけなかったし、そう簡単には変わりたく無かった

それはなぜなのか?

まずそれには、トヨタの強みを理解する必要があるだろう

トヨタの得意とする「ガソリン自動車」は「電気自動車」と比べて、作るのが難しいとされる

エンジンのように高温の液体や気体を操ることは非常に難しい技術を必要とするのだ

いつ雨が降るのかといった天気予報が完璧でないのと同様に、空気の流れを計算するのは現在のスーパーコンピュータを使用したとしても非常に難しいらしい

だからこそ、たくさん実物を作って実験する

【ガソリンエンジンを作るのは大変】


しかし、電車自動車は

モーターによって動くため

その動きをガソリンエンジンよりも計算及び実験しやすい

自動車産業はエンジンを作るのが難しく、新しくその業界に入ってくるのが難しかったのだ

だから、車の会社は少ない

そこで、実験しやすくて作りやすい電気自動車を世界で流行らせる方向性に持っていきたかった人達がいる

そこに、「SDGs」などの環境への配慮を理由に、ガソリン自動車を作り続けるのは いかがなものか?という流れを作り出された、その方が都合が良かった可能性がある

「電気自動車」は、作るのに必要な部品の数が、「ガソリン車」、「ガソリンと電気のハイブリッド車」に比べて少ない

部品の数が少ないということは、沢山作ることで、より安く作ることができるということだ

日本には、車のあらゆるパーツを作る会社が有るが、ガソリン自動車がなくなり、電気自動車だけの世界になると、その多くは必要が無くなる

【日本の自動車産業が瀕死に至る危機が迫っている】


ガソリン自動車より、電気自動車の方が環境に良いとされ、世界はそれに変わるべきだという流れになった今

環境に負荷をかけるものには、環境税という形で、いわば向かい風が吹いている

今のトヨタの構造として沢山の下請けをかかえ在庫を持たないことで、安く車を製造できていた利点が無くなっていく

このままでは、トヨタ系の会社で働いている人たちの仕事が無くなってしまうかもしれないのだ

3.水素自動車


このことを、あやぶんだトヨタは
水素を燃料とする自動車という案を出した

これなら、今までのガソリン自動車と似たようなやり方で売っていける

しかし、

いくらトヨタが水素を燃料にして動く車でいきたいと言っても、世界が電気自動車でいく!と決めているから

これまでみたいに、世界で1番売れる車は作れなくなるだろう

繰り返すが、

トヨタの現在の強みはガソリンエンジンであり
在庫管理を徹底することで大きな利益をあげてきた

そのガソリンエンジンを作る部品が要らなくなるというのなら、それはトヨタにとって大きな痛手だ

だからそこ、これまでやってきたガソリンエンジンの技術を簡単に使いまわせる水素で動く車をできれば売りたい

ここまでは理解できる

しかし、
現状、水素で動く車を流行らせたい国なんて無いのだ

この世界における車の変化というのは、各国を統治する人達の都合によっても決まる話しでもある

政治によってこの変化は作り出されたのではないか?

車だけ売れば、車での移動の全てが完結するものでは無い

ガソリンが必要であれば、ガソリンスタンドが必要なように

車だけでは、どうにもならない課題が有る

だから、日本が本当に二酸化炭素の削減を目指してどれだけ頑張っているかなんてものは関係なく

そう、電気自動車と水素自動車のどちらが優れているかは関係無い

「電気」と「水素」どちらが良いかは関係ない


中国やヨーロッパの会社のガソリン車は日本のガソリン車に勝てなかった

だからこそ、ヨーロッパはガソリン自動車を売るのはやめようと考える人達がでてきたし、

将来 ガソリン車やディーゼル車は販売できない決まりも出来上がった

こうして、世界で現在の日本の車が最も多く売れる未来がほぼ無くなったことで、

トヨタはら「車では無いもの」を作っていく考えにいたったのだろう

4.新たな都市の開発を考えるという選択肢


それが、静岡に作られている トヨタ 未来都市ウーブンシティである

そう、トヨタは今、新たな都市を作ってるのだ。

単に車であるとか、乗り物だけを考えるのではなく、街全体を考えていくことに、考え方を変えた

都市においての、人やモノの移動の全てを考えていくという考えに至ったのではないか?

そう、ウーブンシティという未来都市でなら、その街の中で動く車やバイクの用な乗り物と燃料の関係を一緒に考えていける

この未来都市が水素を基礎とするのか、電気を基礎とするのかは知らないが

単に「車を作って売るだけの会社」が、「街全体を考える仕事」へ立ち位置を変えることができる

このように、電気自動車という時代の流れの移り変わりにより、大きく変わらざるをえない状況になっている会社、その1つにトヨタという日本の主要な会社が直面しているのだ

これまでのように世界で最も優れた会社という立ち位置はもう無くなると思うが、会社の形を変え生き残っていくのは可能なのかもしれない

しかしそれは、同時にトヨタのガソリンエンジンのために部品だけを作っていた会社も大きく変わらなければ生き残っていけないということだろう

トヨタも電気自動車を作っていく未来は確実に来る

その先に有る日本の未来はどうなるのだろうか?

もしかしたら、あなたの友達の自動車関連の会社に勤めている会社の立ち位置が厳しい状況に迫られるかもしれない、そう想像できると新たな考えも出るかもしれない

それは、ロケット開発の分野、宇宙への投資へ「ヒト・モノ・カネ」は流れて行くのかもしれないし、
海外の企業に買われて行くのかもしれないし、
無くなってしまうのかもしれない

今、クルマと呼んでいる物については、世界でもっとも良いものを作れると思っていても、世界で最も売れるものになるとは限らない様だ

いままで、車と呼んでいたものが変わっていく

イメージするなら、スマホに乗って移動するといった表現が近いのだろう


そんな未来が待っているのかもしれない


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参考資料

「堀江貴文ホリエモン」より
企業の出来方によって文化が違う!トヨタの成り立ちと世界に通ずる企業文化とは?【TOYOTA解説①】
https://youtu.be/7xlc1JiDP_k

「Abemaニュース」より
【脱ガソリン社会】EV化で電力不足&失業者増加?トヨタ社長の苦言にひろゆき「世界はEVが主流。輸出メインの日本もそうならざるを得ない」自動車産業
https://youtu.be/lN418d_VoqQ

「原貫太・フリーランス国際協力師」より
【知らないとダマされる】電気自動車の「不都合な真実」を暴露します
https://youtu.be/tD28KOjxIGA


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