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【天盃龍】への対策について考える(遊戯王マスターデュエル)

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【始めに】

2024年10月13日までの遊戯王マスターデュエルにおける天盃龍デッキへの対策について、考えたことを書き残すことにしました。

(※現在はこの記事を書いた時と比べて新しいカードの登場により対策カードの説明に若干違ったニュアンスをつけるべきカードもあるかもしれません、最新の情報をご確認ください)

10月10日から、ついにマスターデュエルでも天盃龍が使用可能となり、今後のランク戦ではこのデッキと対戦する機会が増えるでしょう。

15期のカードの中でも非常に高いカードパワーを持ち、多くのデュエリストがライフポイントを削り切られたことは想像に難くありません。

このデッキの猛威に対して何も対策を講じなければ、マスターランクへの道は厳しいものとなるでしょう。

まず、どのカードをデッキに投入すべきかを判断するためには、天盃龍デッキの特徴を理解する必要があります。

そのため、対策カードを挙げる前に、天盃龍というデッキについて考えてみます。

【天盃龍とはどんなデッキか】

天盃龍デッキは、コイントスで先攻・後攻を選べる状況でも「後攻」をあえて選択し、手札誘発カードで相手の展開を妨害することで、不完全な場をつくりだし、そこに「禁じられた一滴」や「ライトニング・ストーム」といった返し札を浴びせ、バトルフェイズに天盃龍モンスターのシンクロ召喚能力を駆使して一気に攻める戦術を取ります。

そのため、後攻に特化していることから通常のデッキのように「先攻で制圧モンスターを展開して相手を圧倒する」、天盃龍に何もさせずに勝つといった戦い方が容易ではありません。

また、1ターンでのライフ削り切りを目指すため、「増殖するG」などの通常の手札誘発は無視され効果が薄くなる点も特徴的です。

よって、
手札誘発を食らって動きが止まってしまったとしても、相手のアクションに対して耐える手段を考えるか

展開が通った場合でも、返し札を持っている可能性が高いため、簡単には屈しない盤面を作らなければならず、

生半可な妨害では負けてしまいます。

そのため、相手がわざと後攻を選んで来てこちらが先攻になった時は、これまでよりも初手の質の良さを要求されます

例えば、「エフェクト・ヴェーラー」1枚で展開が止まってしまい、妨害を構えられないデッキは天盃龍を相手に快勝するのが厳しい

しかし、わざと後攻を選んでくれた場合は相手のデッキがわかったも同然なので対応した動きが可能であり、

構える盤面を普段コイントスで表が出て先攻を選んだ時と比べて変えることができます

では、天盃龍にどう対抗すれば良いのでしょうか?

以下で対策プランを3つ紹介します。

【対策プラン】

プラン1: 手札誘発を乗り越える展開


天盃龍が手札誘発で妨害を仕掛けてきた場合でも、展開を続けられるデッキが有効です。  例えば、「増殖するG」や「エフェクト・ヴェーラー」を受けた際でも相手にドローさせる枚数を最小限に抑えつつ、「No.41 泥睡魔獣バグースカ」などのランク4エクシーズモンスターを展開できるデッキは、最小限の妨害を残しながらターンを渡すことが可能です。

プラン2: 永続効果で相手の展開を封じる


天盃龍に対抗するもう一つの方法は、永続効果を持つカードで相手の展開を封じることです。

「センサー万別」などの永続罠を活用することで、天盃龍の展開を制限できます。

また、先攻で「ビッグウェルカム・ラビュリンス」をセットしつつ「魔封じの芳香」や「サモンリミッター」を発動することで、相手の行動を制限し、さらに「エフェクト・ヴェーラー」や「無限泡影」、「増殖するG」といった手札誘発に強い立ち回りが可能です。

こうした永続効果を利用することで、天盃龍の自由な展開を妨げ、優位な状況を保ちながら戦うことができます。

プラン3: 先攻に特化して強固な盤面を作る

せっかく先攻を譲ってもらえることから、先攻で強力な盤面を狙うプラン。

手札誘発を受けても展開を止められないデッキを選び、制圧モンスターを先攻で立てることで、天盃龍の展開を阻止できます。

例えば、「斬機」テーマを使い、「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」と「ガッチリ@イグニスター」を組み合わせることで、相手が「海亀壊獣ガメシエル」のような特定のカードでしか対処できない盤面を作り出せます。

さらに、「クシャトリラ・ユニコーン」や「クシャトリラ・フェンリル」を用いることで、手札誘発を受けても妨害を残しつつ戦いを進めることが可能です。

ただし、この戦略でも「禁じられた一滴」といった強力な返し札には注意が必要です。

【対策カード】

天盃龍対策に有効なカードを選ぶ際には、「盃満ちる燦幻荘」による耐性を無視できるカードや、燦幻荘そのものを除去できるといったカードは着目する点となります。また、手札誘発を受けても安定した展開が可能なカードも評価を高くみています。

ただし、天盃龍対策に特化しすぎると他のデッキに対する汎用性が下がるため、対策カードは少数に留め、汎用性の高いカードを選べるのが理想です。

次のセクションでは、これらの条件を満たす具体的な対策カードを紹介します。

1.手札誘発について

まずはデッキに入れやすい手札誘発について書いていこうと思います

「盃満ちる燦幻荘」というカードがある都合上、バトルフェイズ中でも発動できるものが評価が高い

例えば、

灰流うらら

天盃龍にとって強力なサーチ魔法である燦幻開門(さんげんカイメン)にたいしても発動できるのは良い

バトルフェイズ中でも発動可能であることも良く、

天盃龍以外のデッキに対してもそれなりの働きをする

「増殖するG」に対して発動できることから、こちらの先攻展開を通しやすくできるのも良い

しかし、ダメージステップ中は発動できなかったりと天盃龍にはケアされながら動かれることもあるので強力なメタカードとは言えない

基本的に「盃満ちる燦幻荘」をサーチしてくる「天盃龍パイドラ」や「燦幻開門」に対して発動することになるだろう

「ドラ・ドラ」や「幻禄の天盃龍」といったモンスターに撃つ機会がある

幽鬼うさぎ


先ほどから話題にしている「盃満ちる燦幻荘」への対策となるのが良い

あれさえなければ通常どおり妨害カードが機能する

屋敷わらし

「天盃龍ファドラ」や「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」に対して発動でき、ダメージステップ中でも発動できることから挙げた

天盃龍を使う人が多くて、先攻を譲ってくれることが多いなら、今後罠カードを使うデッキが増えてくる可能性が出てくるので、そこでラビュリンスの「ビッグウェルカム・ラビュリンス」対して発動できる点を考えると注目される機会が増えてくることだろう

天盃龍以外のデッキで採用率の高い「墓穴の指名者」に対して発動できることも良い点だが、肝心の天盃龍が「墓穴の指名者」を入れていない構築をよくめにするのが残念なところ

「オスティナート」に対しても発動できたりする

D.D.クロウ

屋敷わらしとほぼ同じ

天盃龍ファドラや燦幻昇龍バイデント・ドラギオンの蘇生効果は対象をとるため対策となることから名前を上げた

天盃龍ファドラはダメージステップで発動できることからチェーンできないタイミングがある

斬機サーキュラーによって墓地へ送られた斬機シグマに対して撃てたり、ティアラメンツモンスターの墓地融合効果に撃てたりするのも汎用性の面では取り上げたいポイント

無限泡影
状況は限られてるものバトルフェイズ中でも発動可能、天盃龍以外のデッキに対しても発動機会の多いことを考え挙げた

しかし、燦幻荘によって耐性をつけられると効かない時もあり、ダメージステップにも発動できないことから評価の判断は難しい

バトルフェイズ中に発動してもシンクロ召喚する能力を使われて対象をシンクロ素材にされ無効にしたいモンスターに逃げられる危険性もある

PSYフレームギア・γ
(サイフレームギア・ガンマ)
無限泡影と同様に、状況は限られてるものバトルフェイズ中でも発動可能、天盃龍以外のデッキに対しても発動機会の多いことを考えて挙げた

しかし、こちらも燦幻荘の耐性によって評価の難しいカードとなっている

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天盃龍に対する手札誘発は無いよりマシくらいの考えでいること

相手の方が後攻で手札が1枚多いぶん1回妨害したくらいでは簡単には止まってくれないことも多いため気休め程度で考えよう

その他の手札誘発として、エフェクト・ヴェーラーや増殖するG、原始生命態ニビルといったカードはどうなのかという疑問がある方は多いと思うので、ここでとりあげておく

増殖するGについては、発動しても関係なく特殊召喚を続けられて動いてくる都合上、あまり的確な対策にならない

エフェクト・ヴェーラーは盃満ちる燦幻荘があると使えなくなる点や、バトルフェイズ中には発動できない点を考慮して今回は特にお勧めはしないが、まれに天盃龍パイドラだけしか無い時に効いたりするので判断が難しい

原始生命態ニビルはバトルフェイズ中に効果を発動できない点から今月は評価を下げることとなるだろう

賜炎の咎姫に対して有効な「風の天翼ミラドーラ」は発動しても天盃龍を相手にしては活躍の機会は無さそう、効果を無効にしたいカードはほぼシンクロモンスターであり、その特殊召喚時に効果を発動するモンスターが多く、盃満ちる燦幻荘の耐性を付与されている

すみませんが「浮幽さくら」についてはよく分からないのでどなたか使用感など確かめたことがある方は教えてくださるとありがたいです

おそらく、天盃龍としては「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」が使えなくなるのが最も苦しくなると思います

続いて、

2.永続系カードについて


天盃龍は永続カードへの対処はドローしたカードの中になければならない、いわゆる素引き前提のものが多いため突破されづらいので、採用できるならかなり効果的ではないかと考えている

天盃龍の実装から月日を経るにつれ、天盃龍を使う側の構築にも変化がでてくる可能性があるため過信するのは怖い

特に、ハーピィの羽根帚、大嵐、ライトニング・ストーム、コズミック・サイクロンといったカードが多く採用されるようになってくると、たまたま天盃龍が何かしらの魔法・罠カード破壊カードを引いていて、天盃龍側の運が良かったから負けたんだと、省みることなく負けを重ねてしまう原因になりかねない

現在は魔法・罠カードを除去するカードをふんだんに盛り込んだ構築の天盃龍は少ないような気がする

しかし、

天盃龍は自由に入れ替えることができるカードの枚数を多くとれるため、柔軟に構築を変えることができることがストロングポイントである

特に、モンスターの永続効果による妨害は「サンダー・ボルト」、「無限泡影」、「禁じられた一滴」、「禁じられた聖杯」といったカードによって対処されてしまうこともあるため注意が必要で、特に現在のマスターデュエルの環境では「無限泡影」と「禁じられた一滴」が採用されている確率は高く、モンスターだけでの対策では容易に勝たせてはもらえない

話を対策カードに戻す

特殊召喚メタモンスター

天盃龍デッキの性質上、天盃龍モンスターだけでは戦闘破壊することでしか越えられず、メタビートみたいに「フォッシル・ダイナ・パキケファロ」のようなカードを罠カードで守りながら戦うプランをとるのは有効と考えられる

天使族なら「大天使クリスティア」、海では「海竜神-リバイアサン」などがいる

インスペクト・ボーダー

効果を発動できなくさせるカードを超えていくのも天盃龍だけでは不可能であり「威光魔人」も簡単に超えることは難しい

結界像

ユベルでは、「深淵の結界像」を使えば天盃龍は全て炎属性なので一方的に有利な状況を作れ、「ナイトメア・ペイン」で結界像の戦闘破壊を防げるのも相性が良い点

ティアラメンツなどの融合モンスターを使うデッキであれば「クロシープ」のリンク先に「ティアラメンツ・ルルカロス」などを出して墓地からレベル4以下のモンスターを特殊召喚するプランで結界像モンスターを出すことができ、「シューティング・ライザー・ドラゴン」で墓地へ送っておいて「妖精伝姫-シラユキ」によって「クロシープ」の効果を相手ターンで起動させることで、結界像モンスターを戦闘破壊させるようにしむけ、バトルフェイズに入らせることで「盃満ちる燦幻荘」の耐性が無い状態で戦うことができる

魔法族の里

魔法使い族モンスターを使うデッキであれば採用可能、魔法を使えなければ燦幻荘が無いので耐性効果を付与されることがなく、戦いやすくなる。

ペンデュラムデッキであれば「軌跡の魔術師」から「竜剣士マジェスティP」をペンデュラム召喚することでサーチできる

他にもフィールド魔法の選択肢としては、「アンデットワールド」などが有り、墓地肥やしギミックを入れたテーマな「救いの架け橋」からサーチできる

普段「王墓の石壁」や「肆世壊=ライフォビア」しかサーチできないところに、選択肢を増やしたりできる

他にも「地縛戒隷 ジオクラーケン」や「ヘルホーンドザウルス」、「ネコーン」を使うテーマであれば採用する選択肢もある

アンデット族を使うテーマであれば「屍界のバンシー」や「メタバース」からサーチすることも可能

しかし、「アンデットワールド」だけでは「ブラック・ローズ・ドラゴン」や「帯刃龍 カイベルト」を出されて除去されてしまうため不十分な対策である点には注意

魔封じの芳香

燦幻荘などの通常魔法やフィールド魔法は次のターンまで待たないと使えないので、耐性を付与されることなく戦える

スキルドレイン

燦幻荘をサーチする天盃龍パイドラが使えなくなり、バトルフェイズ中も効果を無効にしてくれるので、バトルフェイズ中にシンクロ召喚してくる効果も無効にできる

サモンリミッター

そもそも召喚・特殊召喚させなくすることができれば、モンスターを展開できないので、容易に勝つことが可能

センサー万別

天盃龍は全てドラゴン族なので、2体以上のモンスターを並べることができなくなり、シンクロ召喚をさせない戦いをすることができる

このカードがあると幻禄の天盃龍の②の効果は使えなくなる

暴君の暴言
スキルドレイン同様に効果を使えなくなることから天盃龍モンスターだけでは突破できない、このカードのコストのためにリリースするモンスターを相手の手札誘発をくらいながらでも展開できるデッキ(例えばホルス等)には相性が良いかもしれない

他にもデッキによっては採用しやすいカードとして

機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-

アンデットワールド同様に種族を変更すると燦幻昇龍バイデント・ドラギオンが出せなくなるので簡単にライフを8000削るのは容易ではなくなる

デッキロック

相手ターン中に手札にカードを加える要素が無いデッキは、展開の最後に発動してしまえば天盃龍にはデッキから手札に加える効果を持つ効果カードが多いため手札によっては何もできないことも

他にも永続罠であればいろいろ有り、
不協和音、暴君の暴飲暴食、超古代生物の墓場、デビリアン・ソング、DNA改造手術、といったカードもデッキによっては採用可能

「トロイメア・フェニックス」が天盃龍のEXデッキに入っていると突破される可能性があるため相手の構築次第で効き目に差があり、相手のEXデッキの流行も把握しなければいけない

デビリアンソングは単純にレベルが下がった分モンスターを出していつもモンスター2体でシンクロ召喚していた所を3体を素材にすればレベル7のシンクロモンスターを出すことができたりするので妨害性能は低い、エクシーズモンスターを使うデッキを対策するついでに、天盃龍にも少しだけ効き目があるという程度で考える

咎姫から「転生炎獣レイジング・フェニックス」、「世海龍ジーランティス」と繋ぎ、咎姫を復活させるプランを持っている場合、シンクロ召喚をできないようにしても止められない可能性がある

No.41 泥睡魔獣バグースカ

このカードも天盃龍のEXデッキしだいで評価が変わる
フィールドの効果は無効にされるものの、手札のモンスターは展開できるため幻禄の天盃龍をサーチしてssすることで場に展開することで「灼熱の火霊使いヒータ」を出し、灰流うららなどのモンスターを釣って「賜炎の咎姫」をリンク召喚し、咎姫から幻禄を蘇生しそのままバトルフェイズに突入。咎姫でバグースカを戦闘破壊すると幻禄の効果を使えるようになるため抜け道がある

ガッチリFWDDネオテン

「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」に「ガッチリ@イグニスター」の③の効果による相手の効果を受けない耐性を付与すれば、かなりの制圧力となり「サイバース・ディセーブルム」の②による魔法・罠発動無効効果を使えばかなり天盃龍にとって対処しづらいモンスターとなる

斬機などのサイバース族テーマには既存の動きに大きな変更なく構えられる妨害カードの候補として選択肢となるが、D.D.クロウといったカードまで採用している天盃龍もいるので、どこまで現実的に可能なものなのからよくわからない

サンダーボルトやライトニング・ストームによる除去カードを使って捲ろうとするプランが流行った場合には有効となる

スケアクロー・トライヒハート

「ヴィサス=アムリターラ」をシンクロ召喚できたり、「ヴィサス=スタフロスト」の要素が入れられるデッキならば候補に入る
「スケアクロー・ライトハート」「肆世壊=ライフォビア」「スケアクロー・ライヒハート」「肆世壊の新星(スケアクロー・ノヴァ)」と繋ぐと、「サンダー・ボルト」や「ライトニング・ストーム」へ1回耐性のある制圧モンスターを出せる

エルシャドール・ミドラーシュ

特殊召喚に制限をかける効果を待ちながら、効果破壊耐性を持つので、「サンダー・ボルト」などに強い、高い制圧力を持つが「天盃龍ファドラ」による戦闘破壊耐性を突破できないと膠着状態に陥ることもある

エクストラデッキをあまり使わないデッキでたれば「天底の使徒」から「鉄獣式強襲機動兵装改“BucephalusⅡ”(トライブリゲード・アームズ“ブーケファルスツー”)」を墓地へ送ることで「共命の翼ガルーラ」を墓地へ送りつつ、「教導の大神祇官(マクシムス・ドラグマ)」をサーチし、教導の大神祇官から「エルシャドール・アプカローネ」を墓地に送って、「影依の偽典(シャドールーク)」をサーチすることでミドラーシュを出す準備を整えることが可能

「ギガンティック・スプライト」を使うデッキであれば、「ゲール・ドクラ」を出すことで同様の動きが可能

3.残存系の妨害

ネメシス・フラッグ

デッキによってら「ヘルフレイムバンシー」と「効果モンスター1体」を並べられるデッキであれば、「ヘルフレイムバンシー」から「ネメシス・フラッグ」をサーチした後 「S:Pリトルナイト」を出し、自分の墓地のモンスターを除外することで、「ネメシス・フラッグ」を出すことができるので「ネメシス・フラッグ」から「アークネメシス・エスカトス」か「アークネメシス・プロートス」をサーチしてそのどちらかを出す

「篝火」から「ネメシス・フラッグ」はサーチ可能

次元障壁

シンクロモンスターを宣言することで相手にシンクロモンスターを出させなくすることが可能

アーティファクト・デスサイズ

「アーティファクトの神智」から「アーティファクト・デスサイズ」を特殊召喚することで相手にエクストラデッキからの展開をさせないようにできる。

デッキに入れるカードが少ない枚数で対策できて、天盃龍以外にも効きが良さそうな点を高く評価している。

「灰流うらら」や「禁じられた一滴」、「レッド・リブート」などに無効にされる可能性があるが、「ハーピィの羽根帚」や「大嵐」、「ライトニング・ストーム」には強い

「灰流うらら」や「禁じられた一滴」に無効にされてしまうのが次元障壁よりも弱点を孕んでいる

「アーティファクト-デスサイズ」を出すプランは、デッキよって「アーティファクトの神智」を入れるだけでなく「アーティファクト-ダグザ」と「竜巻竜(トルネードラゴン)」を出せるような組み合わせで組み込むことができる

嗤う黒山羊

(ルンペル・トイフェル)
天盃龍以外にも効き目が有りそうな点を高くみて紹介した、手札コストなどにして墓地へ行っても強力なため「王の棺」や「名推理」、「隣の芝刈り」、「トランザクション・ロールバック」「白銀の城の火吹炉(ラビュリンス・ストービー」といったカードを使うデッキでの活躍が見込める

ハーピィの羽根吹雪
鳥獣族・風属性モンスターを使うデッキであれば1ターンの間モンスター効果を無効化する強力な罠

鳥獣族が展開に絡むデッキや「リプロドクス」を展開に挟むことができるデッキは「王神鳥シムルグ」を出すことでこのカードを伏せて相手ターンに使うことができる

その他には

次元障壁の4枚目のような考えかたとして「トラップトリック」や「同契魔術(サイマル・デーモンズ)」

ペンデュラムモンスターのみで戦うテーマであれば「ペンデュラム・エリア」

最終的にシンクロモンスターを出してターンを終えるテーマであれば「重力崩壊」といったカードが挙げられる

4.除去系の妨害


基本的には燦幻荘というカードがある都合上、効き目のあるカードは限られてくるが

コズミック・サイクロン
その燦幻荘への対策となる魔法・罠除去カードはメインフェイズの妨害を天盃龍に通せるようになる

魔砲戦機ダルマ・カルマ

自分のモンスター1枚でも裏にすることができれば、燦幻荘で耐性がついていても表側表示モンスターを全て墓地へ送れるため、シンクロ召喚を妨害できる貴重な通常罠カードであり、通常罠であることが大事なデッキにおいては優秀カード。

相手ターンマスカレーナ
「I:Pマスカレーナ」を利用して相手ターン中に「SPリトルナイト」を出すことで燦幻荘を除去すれば耐性付与はなくなるので、「S:Pリトルナイト」の②の効果によって相手モンスターを除外することが可能

5.召喚無効系の妨害

神の宣告

天盃龍としては、「天盃龍パイドラ」などを出すことで燦幻荘といったカードを手札に持ってこれないと強い動きをするのが難しいため

基本的には着地狩りには弱いと思っている

「神の宣告」や「神の警告」、「神の通告」、「神の忠告」といったカードはちゃんと1妨害として機能する

ただし、召喚無効系のカードは注意が必要で天盃龍モンスターはバトルフェイズ中に効果によってシンクロ召喚をすることが可能なので、例えば、「古聖戴サウラヴィス」の②の効果のような効果は、効果によるシンクロ召喚に対してはチェーン2で撃たれると発動できないことに気をつけなければならない

例えば、幻禄の天盃龍から出したファドラの特殊召喚時効果をチェーン1、チェーン2にチュンドラと組んでシンクロするなど

「神の宣告」も同じなので、撃てないタイミングがある事に注意が必要

しかし、その際はブラックローズドラゴンなどの「このカードがS召喚した時に発動できる」のような〇〇した時の任意で発動できる効果は発動できるタイミングを失うのでその辺りの細かなルールの把握が必要になる

モンスター効果の発動に対して発動できる「神の通告」や「神の警告」がこの点で差別化できる

それと、神の宣告は相手に燦幻荘が発動してある状態でも、天盃龍パイドラやドラ・ドラの召喚、もちろん燦幻開門に対しても効く点が長所

場にモンスターを出させなければチュンドラの①の効果による展開ができない

もし、先攻をくれた時に天盃龍じゃなかったとしても神の宣告ならば万能無効として機能してくれる

6.生き残る系、ライフを守る系のカード


発動することでこのターンのワンターンキルを防ぐことができるカードや戦闘で破壊されないモンスターを守備表示で出すといった対策

例をあげると
「クリフォトン」「和睦の使者」「威嚇する咆哮」「スピリット・オブ・ユベル」など

天盃龍に対してこのような戦闘ダメージを受けない効果を持つカードを使って生き残ったとしても「天球の聖刻印」を構えられ妨害が残った後に「深淵の獣マグナムート(ビーステッドマグナムート)を出されて次のターンにまた動けるカードをサーチされて戦うこともあったりする

よって、生き残ったとしても次のターンも動けるような構築になっていることもあり、延命しただけで勝てるのか、効果的な対策として機能しているのかよくわからない

盃満ちる燦幻荘が残っていると、次のターンの初動が担保されている場合もある

また、「スピリット・オブ・ユベル」「双穹の騎士アストラム(ジャックナイツ・パラディオンアストラム)」のような戦闘破壊耐性があるモンスターを出しても「サイバース・クアンタム・ドラゴン」や「鬼動武者」、「月華竜 ブラック・ローズ」、「ブラック・ローズ・ドラゴン」といったモンスターに除去されたり効果を無効にされる可能性がある

もし、手札に「スピリット・オブ・ユベル」を握っていたとしても

「灰流うらら」などをケアする動きとして、「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」をメインフェイズに出し、そのままバトルフェイズに入り、バトルフェイズ中に「燦幻開門」を撃つプレイが可能なためそのまま何も発動できずライフを削り切られることもある。

バトルフェイズ時に発動する効果は使えない可能性がある

そのため、「スピリット・オブ・ユベル」が手札にあっても生き残れない時がある

「I:Pマスカレーナ」を素材にして「双穹の騎士アストラム」を出しても超えられてしまう

天盃龍ファドラで戦闘破壊耐性をつけられ、戦闘による返り討ちができず展開を許してしまい、バトルフェイズ中にシンクロ召喚され、最終的に「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」によって②と③の効果は使えなくなる、攻撃宣言して攻撃中にシンクロ素材とすることで攻撃回数を稼ぎつつ反射ダメージを受けない工夫も可能。

幻影騎士
「幻影の霧剣」を自分のモンスターに使って攻撃できなくさせたり、「仁王立ち」で「PSYフレームロード・Ω」といった場から退場できるモンスターと組み合わせたりすることで、相手に攻撃させないことで生き残ることもできたりすることがある

キキナガシ風鳥

「炎王妃ウルカニクス」と手札の炎属性モンスターから「真炎王 ポニクス」をサーチすることでランク1のエクシーズモンスターを出せる

「炎王の孤島」から「聖炎王 ガルドニクスをサーチ」し「炎王獣 キリン」を破壊し、「陽竜果フォンリー」を墓地へ送ることでレベル1モンスターを準備することも可能

ランク1エクシーズモンスターには「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」を出すこともでき、「天霆號アーゼウス」を入れる場合は候補となる

「陽竜果フォンリー」を入れるプランをとる場合、「盃満ちる燦幻荘」の対策となる「飢鰐竜アーケティス」を出すことも可能

ランク1エクシーズではなく、「フォーミュラ・シンクロン」をシンクロ召喚し、「スプライト・エルフ」を出すことで相手ターンに「フルール・ド・バロネス」を出す動きを可能とする構築もできるので、自分で先攻を選んだときはバロネス、天盃龍に先攻を譲ってもらった時に「キキナガシ風鳥」を守備表示で出すといった柔軟な選択ができ、「サンダー・ボルト」や「禁じられた一滴」を握られていたとしても1ターン稼ぐことを狙える

7.その他の種類の対策カードと対策となる展開

どれにも割り振ることの難しかったカードの中で紹介したいカードや対策するカード以外にも先攻でやる動き、対策カード以外の採用カードについて

三戦の才
相手の「灰流うらら」や「エフェクト・ヴェーラー」を受けた後に“2ドロー”もしくは“相手の手札をハンデス”していく動きを選べるのは強い

オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン
このカードのモンスター効果によって、魔法を無効にしつつEXデッキから「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」を出す動きはかなり天盃龍からしたら面倒

古聖戴サウラヴィス
(こせいたいさうらゔぃす)
天盃龍の構築次第なところもあるが、手札誘発を多く入れたタイプの構築の場合、エフェクト・ヴェーラーと無限泡影が3枚ずつ、計6枚入っていることになるので、その手札誘発の多さに対抗してサウラヴィスの①の効果で先攻展開をより通しやすくするためのカードを入れるプラン、「墓穴の指名者」は準制限なので2枚までしか入れれないため3枚目のような考えかたでデッキに入れたり、「儀式の準備」などを入れているデッキや「おろかな重葬」で「虹光の宣告者(アーク・デクレアラー)」を落としたいデッキがこのカードをサーチ先の選択肢として取り入れることができる

「半魔導帯域」も似たような理由で採用することができる、しかし、相手がデッキにエフェクトヴェーラー3、無限泡影3の計6枚のカードに対して何枚のカードで対策しているのかという点には注意しながら投入は検討したい

自分の動きを通しさえすれば、勝てるようなデッキであれば3枚目の墓穴の使命者として候補に上がってくるだろう

クシャトリラ・ユニコーン
相手のEXデッキを除外することで、天盃龍に思い通りに動けない盤面を作ることができ、「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」はだいたい1枚しか採用されていないケースが多いので、バトルフェイズ中の妨害を使うことができるようになったりする

「トライデント・ドラギオン」も1枚しか採用されないことが多く、「金満で謙虚な壺」を発動されたターンの場合はこっちを除外すると生き延びやすくなる

レベル7なので、デッキによってはランク7のエクシーズモンスターを出しやすくできるのも強く「No.76 諧調光師グラディエール」は突破するのが少し難しかったり、「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」から出てくる「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」なども対処しにくい場合がある

三戦の号

天盃龍が手札誘発によって展開を止めてきたとしても、先ほど紹介した「次元障壁」や「嗤う黒山羊」、「アーティファクトの神智」といった有効な罠カードをサーチしてくることができるため、天盃龍に灰流うららを使わせてからこのカードを撃てるようなデッキだと戦いやすくなるだろう


他にも

レスキューエース
今環境で流行しているテーマ「R-ACEタービュランス」を使うデッキでは「REINFORCE!(リインフォース!)」なんかが戦闘での破壊を防ぐプランとして挙げられる

ランク8エクシーズ
また、ホルス(王の棺)や「聖炎王ガルドニクス」を使うテーマでは「No.90 銀河眼の光子卿(ナンバーズ90 ギャラクシーアイズ・フォトン・ロード)」を構えることで「クリフォトン」をサーチすることができるため、比較的簡単に対策を講ずるプランがある

超重武者
増殖するGを受けたとしても、バグースカを出すことで最低限の妨害を構えることができる、また高い展開能力を持ち、優秀なチューナーの存在から手札誘発を乗り越えながら「赤き龍」などのモンスターを展開しつつ「盃満ちる燦幻荘」の発動を無効にして破壊するような強力な制圧モンスターを展開できる

ラビュリンス
通常罠カードに関する効果を持ったカードがあるので、嗤う黒山羊、魔砲戦機ダルマ・カルマを無理なく採用することができ、「迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)」から次元障壁をサーチすることが可能であり、「白銀の城のラビュリンス」によって次元障壁を毎ターン発動することが可能なギミックを持っている。
「増殖するG」や「灰流うらら」といったカードが多い手札でなければ、自然と天盃龍に有効な罠カードが手札に多いと思うので、ラビュリンスの立場から天盃龍を見た時に苦手にはしないテーマなんじゃないかと考えている

ただし、次元障壁を発動すれば楽勝なのかというと天盃龍のエクストラデッキしだいな所があって、炎属性・ドラゴン族モンスターなので、「ライトニング・ストーム」などで闇属性モンスターを破壊され、「幻禄の天盃龍」と「天盃龍ファドラ」を並べられると「ストライカー・ドラゴン」「暗影の闇霊使いダルク」もしくは「灼熱の火霊使いヒータ」から「賜炎の咎姫」へ繋げ、咎姫からファドラで幻禄を蘇生「転生炎獣レイジング・フェニックス」「世海龍ジーランティス」と繋がれた場合に、咎姫の③の効果で裏で特殊召喚された迷宮城の白銀姫を破壊され盤面を突破されることがある

しかし、現状だとレイジングからのジーランができるのはあまりにも稀であろう

灼熱の火霊使いヒータは天盃龍ミラーにおいて、使える場面があるので入っている確率は低くはないが、レイジングフェニクッスとジーランティスは採用率が高いかは環境による

また、「ストライカー・ドラゴン」を素材として「S:Pリトルナイト」を駆使して粘られ、「禁じられた一滴」から戦闘破壊を駆使して盤面を荒らされて五分の試合に持ち込まれるケースもある

「ストライカードラゴン」や「賜炎の咎姫」、「サイバース・クアンタム・ドラゴン」の採用率も環境によってバラバラ

また、戦闘破壊耐性を持つモンスターの所で紹介した「スピリット・オブ・ユベル」を使うデッキは「ファントム・オブ・ユベル」などといった制圧モンスターを天盃龍の手札誘発を超えて並べていくことができ、燦幻荘さえなければそれをサーチしてこようとする「天盃龍パイドラ」なんかは「召命の神弓-アポロウーサ」や「エヴォルカイザー・ラーズ」で止めることができる。幻禄の天盃龍や燦幻開門にたいしては「DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー」や「エヴォルカイザー・ラーズ」が効くため、今月(10月)は先攻制圧するデッキの妨害の質の中では最も良いデッキに位置するのではないだろうか

「永遠の淑女 ベアトリーチェ」で墓地に落とした魔法・罠カードを「トロイメア・グリフォン」でセットすることもできるので「魔封じの芳香」を間接的にサーチすることが可能であるためピンポイントな対策カードを1枚だけ採用しても使うことが可能で、「嗤う黒山羊」を「七精の解門」のコストにして墓地へ送っておくこともできる

「神碑の泉」
メタカードを入れやすいデッキとして紹介しておく
天盃龍に刺さる永続罠カードを複数採用できることからルーンから見た天盃龍は苦手とするデッキとは言えないであろう

神碑の鬣スレイプニルと暴君の暴言を組み合わせることで対策したりするプランもとれる

センサー万別を引くかどうかが勝敗を大きくわけるかもしれない

天盃龍がセンサー万別を除去するには、「ハーピィの羽根帚」や「ライトニング・ストーム」といった魔法・罠カードを除去するカードを使うか、「副話術士クララ&ルーシカ」をEXデッキに入れて、「トロイメア・フェニックス」によって除去するプランくらいしかなく、かなり対処は困難

特に、まだ「副話術士クララ&ルーシカ」が入っている構築は少ないと思う

「レッド・リブート」を採用する天盃龍は少し増えそうな気はする

ダイノルフィア

罠カードを活用して制圧盤面を築く都合上、先攻を渡してくれる天盃龍にはディメンションアトラクターやレッドリブートが採用されてない構築の場合、展開が通りやすい

8.雑記

ミラー戦による弱体化の可能性


天盃龍デッキは「先攻デッキに対抗する後攻型デッキ」として、その強力さが際立っています。

しかし、その後攻型デッキとしての特性が明確になるにつれ、天盃龍は「先攻デッキを対策する側」という立ち位置が強まります。

天盃龍の強力さにより、天盃龍同士の対戦が増え、ミラー戦を意識したカード選択が多くなります。これが原因で、他のデッキに対する対応力が低下する可能性があります。

例えば、天盃龍デッキが「D.D.クロウ」や「幽鬼うさぎ」、「屋敷わらし」といったミラー戦を意識した手札誘発カードを多く採用する場合、これらのカードが効かないデッキに対しては手札の質が低下し、結果的に勝機が生まれることがあります。

さらに、ミラー戦に備えて「増殖するG」や「エフェクト・ヴェーラー」の枚数を減らすと、先攻で制圧モンスターを展開するデッキは展開を通しやすくなります。

永続罠対策の影響


永続罠対策として「ハーピィの羽根帚」や「大嵐」、「コズミック・サイクロン」、「レッド・リブート」などの魔法・罠カードが多く採用されるようになると、これらの対策が生かせない盤面では天盃龍デッキの持つ、後攻を選ぶことによりドローしたカード1枚分を含めると使えるカードが増えるというアドバンテージが薄れる場面が増えてきます。

墓地利用制限


また、天盃龍デッキの弱点は、墓地をあまり使用しないデッキに対しても現れます。「ふわんだりぃず」や「エクソシスター」、「妖仙獣」、「霊獣」、「クシャトリラ」といったデッキが「ディメンション・アトラクター」を採用すると、天盃龍デッキは墓地の利用が制限され、ライフを削り切るのが難しくなるでしょう

墓地が使えなくても天盃龍はある程度展開できるので、どこまで効き目があるかはわかりません

マクロコスモスのような永続カードで墓地を使わせない制限をかけた場合は、シンクロモンスターの効果によって除去される可能性があるのでなんともいえない

メタデッキや罠デッキの対策強化


さらに、メタデッキや罠デッキも天盃龍に対する対策を強化しています。例えば、「アンデットワールド」や「黄金卿エルドリッチ」を使ったデッキの増加、また「No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン」を用いるデッキが「伝説の都アトランティス」を使用してレベルを調整することで、予想外の対策が行われる可能性があります。加えて、「ラビュリンス」デッキが「次元障壁」を採用することで、天盃龍デッキに対する有効な対策が強化されることも考えられます。

また、どのデッキにおいても、天盃龍の手札誘発の多さを逆手に取り、例えば「無限泡影」などの手札誘発カードの代わりに異なる通常罠を採用することで、「三戦の号」などで「次元障壁」をセットし、状況に応じた対策を講じることが可能です。

このように、多様な対策が登場してくるため、天盃龍デッキが常に最強であり続けるかはわかりません。

したがって、天盃龍デッキに対して勝てないと絶望する必要はなく、環境やデッキの構成次第では勝てるチャンスがあるため、適切な対策を講じれば有利に戦える可能性が高まります。

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OCGとの違い


天盃龍デッキの「OCG」と「マスターデュエル」における違い

天盃龍デッキは、OCGのマッチ戦においても後攻1キルテーマとして名を馳せており、特にマスターデュエルのシングル戦では、サイドデッキから対策カードが入ってこないため、後攻型の特性が有利に働きます。

後攻特化


OCGではサイドチェンジ後にどちらが先攻とるのかわからない状況でサイドチェンジを行う状況もありましたが、シングル戦の天盃龍デッキはそのような不安要素がなく、思い切って後攻に特化することが可能です。

OCGだと、天盃龍デッキがあえて先攻を選び、「大熱波」といったカードの発動を狙ってくるといった珍事も起こったり、制限時間の都合上、先攻を選べるにも関わらず「神の宣告」のようなライフコストがかかるカードを入れづらいことが起こり得ました。

天盃龍が多い環境でのデッキ選択


天盃龍デッキが環境に多い場合、「斬機」などの手札誘発を受けても展開が続けられるデッキを選択するのも一つの良いタイミングです。  もちろん、天盃龍側も対策としてミラーマッチを意識し、「D.D.クロウ」や「深淵の獣(ビーステッド)」といった墓地除外ができるモンスターや「ディメンション・アトラクター」を多く採用してくる場合もあります。こうした対策が流行していると、天盃龍対策としてのデッキ選びも一層難しくなってきます。  そのため、環境の天盃龍デッキがどのようなカードを採用しているかを観察し、「増殖するG」や「エフェクト・ヴェーラー」、「禁じられた一滴」が効きにくい罠系のデッキや、超展開型の先攻制圧デッキの中から最適なものを検討していくことになるでしょう。  また、環境に「神の宣告」や「センサー万別」といったカードが多く見られるようであれば、天盃龍側は「ライトニング・ストーム」や「レッド・リブート」などの除去手段を採用したがる傾向があります。そのため、単純な除去1枚で盤面が崩壊しないようなデッキを選ぶと良いでしょう。

また、天盃龍が多い環境では、「原始生命態ニビル」や「深淵の獣(ビーステッド)」、「ドロール&ロックバード」のようなカードを積極的に採用するプレイヤーが減少する可能性が考えられます。こうした環境では、後攻時の対策を意識せずに済むため、特にニビルに弱い先攻制圧特化のデッキが選びやすくなることも予想されます。

天盃龍デッキの展開力


天盃龍デッキは、豊富な1枚初動から16000以上のダメージを叩き出すことが可能であり、「金満で謙虚な壺」を発動したターンでも、相手のライフを全て削り切る力を持っています。

ライフを削りきるのに必要な手札が少なく、高い火力を持つため、基本的なデッキ構成は

「天盃龍カード12〜17枚」
+
「手札誘発カード12〜18枚」
+
「捲り札3〜9枚」

という形が散見されます。

後攻の利点として、ドローで手札が1枚プラスされることを考慮すると、初手6枚のうち4〜5枚を手札誘発や捲り札として用い、1〜2枚の初動札で相手のライフを削り切るのが理想的な動きです。

この点で、デッキに多くの自由なスロットがある天盃龍デッキは「ヌメロン」や「御巫(みかんこ)」の強化版とも言える存在です。

強力なデッキであるため、適切な対策を知らなければ勝率を上げることは難しくなります。

しかし、手札誘発の効果的な使い方や対策方法を理解すれば、ダイヤ帯でも50%を超える勝率を上げることが可能です。

効果的な対処法を学び、マスターランクを目指して頑張りましょう。

【終わりに】


採用したいカードが1枚でも見つかれば、この記事にいつでも戻ってこれるように「♡(スキ)」ボタンを押しておいて、後から見返せるようにしておいては如何でしょう?

では、これからより楽しくマスターデュエルをプレイできる一助になることを願って筆を置きたいと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました

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参考動画

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ユズル
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