「課題を分離することは、対人関係の出発点」
「自分の課題と他者の課題を分離する」こと。
これが『嫌われる勇気』を読んで特に強く印象に残ったフレーズのひとつ。
「課題を分離することは、対人関係の出発点」と「出発点」という言葉を使ってるけど、本当にその通りだと思う。
これができるようになれば、頭の中も心の中もだいぶシンプルになる。
まさに「激変」するのが分かる。
『嫌われる勇気』を読んでから、この言葉が何度も浮かんでくる。
思い通りにならない時はもちろん、何でもない時も「あの時うまくいかなかったのは課題の分離ができてなかったのかな」「どう分離したら良かったのかな」と考えたりする。
職場の人間関係でも、相手が思い通りに動いてくれなかったり、私に対するイメージが心外なものであったとしても、相手が悪いと思うのは間違っていると思えるようになった。
もちろん「嫌だな」とは思う。
「なんで分かってくれないんだろう」と。
でも、私からの説明や働きかけが足りていないのに相手を責めるのはおかしいし、結果に見合う努力もせずに見返りを求めるのも筋違いだと思う。
怒っても何も解決しないし、むしろ自分の立場を悪くするだけだ。
相手の領域に侵入していいわけがない。
「土足で踏み込む」なんてとんでもないことだ。
今はまだ頭では分かっても、感情的な反応に負けてしまうことがある。
その場はできるだけ感情を表に出さないようにして乗り切って、時間を置いて、落ち着いた時に課題を切り分ける作業を地道にしていくしかない。
トレーニングだ!