【競馬予想】レガレイラに不安あり⁉【エリザベス女王杯】

こんにちは、館山速人です。

本日の記事では、日曜日に京都競馬場で行われるG1エリザベス女王杯の予想を書いていきたいと思います。

まずは予想の前に、エリザベス女王杯の過去の傾向について調べていきたいと思います。

傾向その①:ラップについて

直近5回の京都競馬場で実施されたエリザベス女王杯(2016年~2019年、2023年)のエリザベス女王杯のハロンタイムの平均をグラフで表したものは以下のようになっています。

上のグラフで示した通り、残り800m地点までは12秒台後半のラップが続くスローペースになっています。実際この5レースの前半1000mと後半1000mのラップタイムを比較したところ、5レース全てが後半1000mの方が1.5秒以上速いいわゆる後傾のラップになっています。

傾向その②:枠順について

続いてデータ面からも検証していきます。データについては、母数を増やすために集計範囲を「過去10年のうち、京都競馬場で開催された7レース(2014年~2019年、2023年)」に広げて見ていきます。

枠順について見ると最も勝率が高いのが1枠の馬で成績は【3/0/1/8】。単勝回収率は100%を超えており、最も優位な枠と言えそうです。
一方で結果の出ていない枠は7枠~8枠で成績は【0/1/1/35】と未勝利。複勝回収率も12%とかなり低く、積極的には狙いづらい枠となっています。
大まかに見ると内枠が有利で外枠が不利と言えるのではないでしょうか。

傾向その③:脚質について

今度は脚質別の成績について見てみると、後方待機組の成績が振るわないようです。

該当期間の4角の順位別成績を見てみると、4角で10番手以下だった馬は【0/1/3/46】と外枠の馬と同様に未勝利。複勝回収率は18%とこちらも低調な数字となっています。
直線の長い京都競馬場とは言え、後方から一気の差しきりを決めるのは難しいレースと言えそうです。

ここまでの傾向をまとめると、
・スローペース
・内枠有利
・後方待機組は不利
と言う3つのポイントが浮かび上がってきます。
これを考えると、エリザベス女王杯に向く適性は「スタートから積極的に好位の内目というポジションをとることが出来る、レースの上手さ、操作性の高さ」と考えることができます。
これって今年の優勝候補筆頭であるレガレイラの適性と真逆な気がしませんか?
レガレイラの特徴と言えば、不器用でポジションこそ取れないもののその圧倒的な末脚で他の馬をねじ伏せる言わば「能力でのゴリ押し」であり、上記エリザベス女王杯の過去傾向とはとても結びつくものではありません。

鞍上が、2008年のエリザベス女王杯で、それまで後方待機策しかしたことのなかったリトルアマポーラをあっさり先行させて勝ち切ったルメール騎手なのが気になるところであり、完全に馬券の対象から外すことはできませんが、馬券の軸となると少々心許ないというのが本音です。ここは思い切って違う馬を軸にした馬券を買ってみたいところです。

では、どの馬を狙うのかと言う話になるのですが、先の条件から「出来るだけ内枠(最低でも5枠より内)に入った先行馬」と言う事になります。
今回のメンバーの中で5枠より内でコンスタントに先行出来そうな馬は
4コンクシェル
8シンリョクカ
9キミノナハマリア
の3頭かなと思います。
ただ、データを見る限り「逃げ馬有利」と言うほどの傾向は出ていないので、8シンリョクカ9キミノナハマリアを推したいと思います。

シンリョクカは前走新潟記念で重賞初制覇。去年までは後方からの競馬を主としていた印象がありましたが、今年に入ってからのレースではきっちりと好位につける競馬が出来ている印象で、エリザベス女王杯の適性には合う印象です。
また、「過去10年のうち、京都競馬場で開催された7レース(2014年~2019年、2023年)」の種牡馬成績を見てみると、ディープインパクト産駒が【2/0/4/19】、マンハッタンカフェ産駒が【1/1/0/8】、オルフェーヴル産駒が【1/0/0/1】と「自身が菊花賞を制したサンデーサイレンス系種牡馬」が良績を残しているように見えます。菊花賞馬サトノダイヤモンド産駒であるシンリョクカにとっては血統的な後押しもあると思います。

キミノナハマリアは2023年夏以降は、落馬した馬の影響を大きく受けた福島牝馬S以外は全て掲示板に載っている堅実派。
今年1月の北大路特別では重馬場ながらラスト5Fが11.7-11.9-11.8-11.8-12.4と11秒台が4F続く優秀な持続力ラップを6馬身差で圧勝しています。グラフを見て頂いたらわかるように、エリザベス女王杯はラスト4Fの持続的な末脚を問われることが多いことから、この実績は大きなアドバンテージになると思います。

本当のことを言うと週中の段階では今年に入って重賞で3度の馬券圏内の実績がある17コスタボニータも軸候補に考えていたんですが、まさかの大外枠………。
それでも押さえには一応買っておきます。

印・買い目

◎8シンリョクカ
◎9キミノナハマリア
○4コンクシェル
△7レガレイラ
△13サリエラ
△17コスタボニータ
単勝:8,9
ワイド(BOX):4,8,9
3連複:8-4,7,9,13,17
3連複:9-4,7,8,13,17


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