【競馬予想】打倒怪物への第一歩【サウジアラビアロイヤルカップ】
こんにちは、館山速人です。
本日のノートでは、土曜日に東京競馬場で行われる2歳重賞、サウジアラビアロイヤルカップの予想をしていきたいと思います。
サウジアラビアロイヤルカップは、重賞になる前は「いちょうS」と言う名前で開催されていました。その「いちょうS」時代に印象的な勝ち方をしたのが女帝・エアグルーヴです。
残り1F手前で態勢を崩し、減速する不利がありながら、そこから前を行く3頭をあっさり捕まえる圧巻の競馬。オークス馬ダイナカールの娘もまた、母に劣らぬ才能を持っていることを見せつけました。
エアグルーヴは後にオークス、そして牝馬として17年ぶりに天皇賞(秋)を制するなどの活躍を見せ、引退後も繁殖としてアドマイヤグルーヴやルーラーシップ等数々のG1馬、重賞勝ち馬を多数輩出。その血はアドマイヤグルーヴの子ドゥラメンテを通じて、いちょうSからおよそ30年経った今もなお日本競馬界に多大な影響力を持っています。
今年も後世の競馬に名を残すような名馬の出現に期待したいところです。
今年その可能性を最も感じさせるのが3アルレッキーノです。
その根拠は抜群に優秀な前2走の時計です。
デビュー戦はキタサンブラック産駒の素質馬クロワデュノールに敗れたものの、レース全体の時計は勝ちタイム1.46.7、レースの上がり4F45.4、上がり3F33.9と言う非常に優秀なものでした。
その優秀さは新潟2歳Sのnoteでも取り上げましたが、簡潔に言うと『東京競馬場で行われた2歳戦で「上がり4F45秒台(芝1600m以上のレースに限る)」「テンの3F36.9以内、かつレースの上がり3F33秒台」で勝った馬は、後に活躍している馬が非常に多く、将来性を見る上で有効な指標となり得る。』と言うものです。
クロワデュノールに敗れたとはいえ、3着馬に4馬身の差をつけたこの馬の内容も十分に誇れるものと言えるでしょう。
続く2戦目は新潟芝1600mの未勝利戦に出走。そのレースではプルパレイが樹立したレコードに並ぶ1.33.3の勝ちタイムで勝利しました。
プルパレイが2着馬に半馬身差の勝利だったのに対し、アルレッキーノは後続に7馬身差をつける圧勝。つまり、ラストの1Fくらいは流して走りながらこのタイムを記録したことになります。こう考えるとその価値はレコード更新と同価値、あるいはそれ以上と言えると思います。
個人的には来年のクラシック、なんならここから2~3年の競馬界はクロワデュノールを中心に回っていくことになると思っています。それくらいクロワデュノールは可能性を秘めている馬だと思います。
デビュー戦で敗れた相手に大舞台でリベンジを果たすためにも、ここは負けられない一戦と言っても過言ではないでしょう。
相手は?
アルレッキーノの相手はサウジアラビアロイヤルカップの過去10年のデータを見ながら決めていきたいと思います。
血統面では”母の父ディープインパクト”の相性が良く過去出走した3頭全てが勝利をおさめています。今年出走するのは1アルテヴェローチェただ一頭なのでこの馬は買い目に入れておいた方が良いでしょう。
前走のデータを見ると、2歳戦と言う事もあり、勝利している馬がほとんどですが、その中でも”4角順位2番手以内、かつ最速上がりで勝利”に該当する馬は【2/2/1/0】と馬券圏内を外したことがありません。今年これに該当するのはアルレッキーノを除けば5タイセイカレントのみ。この馬も印は回したいと思います。
穴馬(単勝オッズ15倍以上)は【0/2/3/55】。回収率ベースで見ても複勝回収率が43%と決して成績は良くありませんが、馬券圏内に入った馬は全て”前走が新潟芝”と言う共通点があり、上の条件からさらにこの条件の絞りを加えると複勝回収率は172%まで跳ね上がります。
今回唯一この条件を満たす可能性があるのが6シンフォーエバー。前走の敗戦で人気を落としそうですが、巻き返す可能性は十分にあると思います。
印・買い目
◎3アルレッキーノ
△1アルテヴェローチェ
△5タイセイカレント
△6シンフォーエバー
馬連:3-1,5,6
3連複:3-1,5,6
3連単:3⇒1,5,6⇒1,5,6