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3人がひとつになる時(アニメラブライブ!スーパースター!!3期7話感想)

こんにちは、タテウオです。

ついにLiella!とトマカノーテの直接対決。今回はその前日談。
…にしては内容が濃すぎるんだよ。

描写の一つ一つがとても丁寧で、加えてそれを情景でも表現したりするんだからほんと助かる。みんなのことをもっともっとよく知ることができるのが嬉しいです。
ついに始まる対決を前にした彼女たちの心境はいかに…

前置きはこの辺まで。それでは内容です!


トマカノーテの行方


上海での11人のパフォーマンスを終えた3期生の2人は、それぞれがその時のことを胸に過ごしていました。
それこそ、その時のダンスを何となく踊り出してしまうくらいには。

それでも決意は変わらない2人。そんな2人のために、かのんちゃんはお泊り会を提案します。
そのお泊り会では、普段学校や練習中では見られない姿をたくさん見せてくれました。

冬毬の漫画が全巻そろってない状態をよしとするかのんちゃんに狼狽える姿や、

甘いコーヒーが好きなこと、焼き芋に目を輝かせる姿に家でクラゲを買うくらいクラゲが好きなこと。

マルガレーテは猫舌なこと。

猫舌設定とても好き。日本では保育園育ちが猫舌なことが多いと言われることもあって、親が忙しかったりすると猫舌になるイメージがあるので、リエラのうたの時のマルガレーテのイメージにすごくマッチした設定だと思いました。あとかわいい。

きっとお互いのイメージにないような姿もたくさんあったと思います。それを知ることができたのもこのお泊り会があったからこそ。

これって、今までのLiella!のある部分に似てると思いませんか?
そう、2期10話の合宿です。
あの時は、Liella!の「本当の歌」とは何か探すために必死になっていた彼女たちが、かのんちゃんの提案で一日遊び倒した結果、お互いのことをもっとよく知ることができ、Sing!Shine!Smile!という楽曲の完成に至ることができました。

あの経験があったからこそ、かのんちゃんはお泊り会を提案したんじゃないかって思うんです。ふだんは見せない顔をお互いに見せることによって、お互いのことをもっとよく知る、平たく言えば仲良くなることで最高のステージを作れる。それを身をもってよく知っています。

さて、そのお泊り会の夜、彼女たちはお互いのスタンスをより明確に言葉にして、それを決意にします。

冬毬は姉者のスクールアイドルへの気持ちを確かめるため。

マルガレーテはLiella!に勝って自分自身を納得させるため。

かのんちゃんは3人で最高のステージをつくるため。

それぞれ目的は違うけれど、ついに3人はLiella!と全力でぶつかるというおなじ目標に向かい始めました。
それは真の意味で一つになれたということ。やっとこの3人がグループとしてLiella!とぶつかる準備ができたということ。

これって5人の時のLiella!に似ているなとも思っていて。
あの時の5人はそれぞれが「私を叶える物語」を持っていて、それぞれが夢を叶えるための場所としてLiella!がありました。今のトマカノーテもそう。
だからこそ、当時僕たちが体験したような最高の瞬間を、学園祭の対決でこの3人が見せてくれると確信しています。目的が違っても目標が同じなら最高のステージになるんだから。

そんなこんなで3期生の2人に真剣に向き合い続けてきたかのんちゃん。その気持ちはしっかりと2人にも伝わっています。

ここ、3期生が初めて2人だけで何かを決めて実行に移した瞬間でもあります。間違いなく彼女たちは成長していて、その成長をもって初めて恩を返すのは、ほかの誰でもない自分たちにずっと真剣に向き合い続けてきてくれた3年生の先輩なんです。

対決の結果、ステージの内容、それぞれの決断、そしてこの時の内容、全て来週に分かります。今から胸が張り裂けそうになるくらい楽しみで、同時にこの3人だけの時間が終わってしまうことが少しだけ寂しくもあります。

来週の2つのグループのパフォーマンスが最高のものになりますように。


成長する2期生


2期生の成長が眩しすぎる…
地味に今回の話に大きな影響を与えていそうなのが、2期生が3期生を勧誘するシーン。

すみれに任せられて声をかける流れになったこともあるとは思いますが、勧誘の時の言葉のひとつひとつに「らしさ」が詰まっていて。

9人のLiella!(=ラブライブを優勝した時のメンバー)がすべてだと思っていたことも、11人で披露したステージにそれ以上の可能性を感じてこれからのLiella!のステージをより最高のものにしていこうとする姿勢も、2期生にしかないもの。そんな彼女たちの言葉は、きっと3期生の心を動かす起爆剤になったと思います。

その中でも特にメイときな子。この二人がとても良い。

メイは、誰よりも熱い言葉と気持ちで3期生に向き合っていました。


彼女はラブライブにおける「9」という数字の持つ神秘性を誰よりも理解しているはず。自身が9人のLiella!でラブライブを優勝したことも、その意味合いをさらに強くしているでしょう。しかし、その「9」に固執せず、自分の感じたものをそのままぶつけられるまっすぐさが本当にかっこいい。

きな子は、誰よりも3期生のことを気にかけている描写が多いのが良い。

多分、Liella!メンバーの中で一番Liella!の輝きを直接外部から浴びた人間で、だからこそLiella!に入らない選択をする彼女たちに思うことがあるんだと思います。
直接的な台詞がない分何を考えているのかはまだ分かりませんが、彼女が3期生を一番気にかけているという事実がもう素晴らしい。

次回では再び3期生との会話があるであろう2期生が、直接対決の前後でどんな言葉をかけるのか。そこにも注目したいですね。


Let's be ONE


まさかOPの感想を7話の記事ですることになるとは…
それほどまでに濃い回の集まりだったのもありますが、タイミング的にここじゃないかと。

「約束をしよう」

公式HPのアニメ3期の紹介文にも使われた言葉から始まるのがとても印象的なこの楽曲。

最初聴いた時やばすぎて震えました

タイトルの直訳は「ひとつになろう」。そもそも「ひとつになる」って何なんでしょう。

正直、アニメが始まった当初は卒業後のことを言っているのかと思いました。実際、歌詞やアニメの紹介文ではそう思わせるような内容が多く、その意味合いが強いことも確かだと思います。

が、それだけじゃないなって3期が進むうちに思うようになってきて。
今回のトマカノーテのことや8人のLiella!として活動すること、普段は一緒に活動していないこの2つのグループ同士のこと、もっと言えば結ヶ丘全体のことや現実世界で応援している僕たち自身とLiella!とのこと。
「結ぶ」ということ自体がこの作品の中にたくさん溢れていて、それらをすべてまとめて「ひとつになる」ってことなんだなって最近は思っています。

そういう意味では、Liella!にとって間違いなく集大成の曲と言えるでしょう。作品の大きなコンセプトの一つを体現している楽曲であり、言うなれば「私を叶える物語」を体現している私のSymphonyに近い位置づけとも言える気がします。あれこの曲強くね?

そんなこの曲で一番好きな歌詞はここ。
2番なのでアニメでは流れないことはご容赦ください…

大切な気持ちって 自分じゃ分かんないね
君から言われてまた「ああそうだった」って気づくんだ

自分が大切にしているものって、意外と捨ててしまってもなんとも思わないというか、なくても自分自身は生きていけるし、場合によっては手元に置いておけなくなってしまうものもたくさんあると思うんです。
少なくとも、自分はそうだなって感じることがあって、多分この作品に出会わなければ大切なものがなくなったことにさえ気づかないんだろうなって思っていて。

そんな中出会った澁谷かのんって子のおかげで、その大切にしているものを持ち続けていられるのが今の自分であって、その経験がまるまる歌詞に乗っているのがこの部分なんですよね。自分がラブライブ!スーパースター!!を追いかけていて一番心にくる瞬間がこの歌詞の内容なんです。だから大好き。

ここを3期生が歌ってるのもとても良い。
マルガレーテも冬毬も、一度はなくしてしまった大切な想いをアニメの中で取り戻している二人です。この二人だからこそこの歌詞に説得力が生まれるし、その想いが2人の根幹を担う大切な部分なのが良いですよね。

次の6thライブでは、間違いなくこの曲が最初の披露曲になるでしょう。そこからLiella!がどんな世界を見せてくれるのか、今から楽しみです。


以上、7話の感想でした!
来週は待ちに待った直接対決。それぞれがどんな楽曲やメッセージを持ってくるのか、それがどんな形で相手に伝わるのか、結果はどうなるのか、気になることが多すぎます。

それに次回はトマカノーテの実質的な最終回。そういう意味でも楽しませていただきます。

それではまた来週!

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