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「私を叶える物語」が始まった日(アニメラブライブ!スーパースター!!3期6話感想)

どうも、タテウオです。

いややばいって。どうなってんのこれ。

リアタイ時やばすぎて見終わった後に原宿徘徊してました。あんな爆弾を無遠慮に投下するの本当に良くない。ありがとう。

こんなの見せられて最終回まで我々は生きていけるのでしょうか。本当に3期面白すぎて心配になってきました。
そんなこと言っててもはじまらないので、さっそく感想に行きましょう!


可可が出会った「大好き」


自分の先週の解釈がだいぶ違っていたのがちょっと恥ずかしいですが…
可可が悩んでいたのは、両親への恩返しや将来のことを考えて大学に行くという選択が一番安定したものだからでした。

ここが少し意外だなと思っていて。
可可の「ラブライブで結果を残さなければ帰国しなければいけない」というのは、親が納得しないからというよりは、親に示しがつかないからという自分自身の問題の方が強かったのかなーと。
ある種、ラブライブで結果を残さなければ帰国するという覚悟が、彼女なりのケジメだったのかなと思います。

さて、今回は上海にいた時の可可の姿が良く描かれているんですが、これがもうほんと最高。

自分の好きなものややりたいことがわからず勉強する毎日、

そんな時に偶然彼女はスクールアイドルに出会います。

スクールアイドルには、彼女自身が今まで向き合ってこなかったかわいいものやキラキラしたものが好きという気持ちを気付かせてくれる力もあって。

そりゃスクールアイドル大好きにもなります。人生変えられてるんだもの。自分の「大好き」に気付かせてくれて、それ自体も大好きで。

大切な気持ちって 自分じゃ分かんないね
君から言われて また「ああ、そうだった」って気づくんだ

Let's be ONEより

これ、応援している僕たちもこういう人多いと思います。
ラブライブに出会って人生変わった人、「大好き」に気付けた人、たくさんいるはずです。かくいう自分もそう。

だからこそ、憧れたスクールアイドルになってラブライブで優勝した今が一番幸せで、その夢を現実のものにさせてくれた両親に恩返しをしたいという気持ちにリアリティを感じるというか。
その気持ちもわかるって思わされてしまうんです。可可には胸の奥にしまった本当の夢があるのに。

そのあと、とある2人の助力があって本当の夢に向かって歩き出す決意をします。

ここが彼女にとっての本当のスタートライン。スクールアイドルは最高で、スクールアイドルで居られる瞬間の今は「一番幸せ」なのかもしれない。

でも。

やりたいことに向かって進み続けるパワーは誰よりもすごい可可です。彼女なら、今以上の「一番幸せ」を見つけられることができる。だからこれからも彼女の輝く姿を応援し続けます。


可可の背中を押した2人


今回のMVPです。
まずは一人目。

「私は見たいわ。可可がステージに立ち続ける姿を。」

このストレートさが本当に好き。
可可が良いなら良いと言った後、それでも「私は」見たいんですよね。

ここの言葉って、可可のためにかけた言葉というよりも、彼女自身の本心をそのまま口に出したような感じがするんです。
とても力強くて意志のこもった言葉。それはまるで「センターはあなたが良い」と言ってくれたあの時のように。

実際、二人の重要なやり取りはこの一つのシーンだけです。すみれはかのんちゃんに相談しているのを横で聞いていただけだし、そこから先2人で話すシーンはほとんどありません。

それでも、この一言は可可の心を動かすには充分すぎるものでした。
この一言がなければ、ステージに立つ前に悩むことすらなかったはずです。それだけ想いの乗った言葉で、だからこそ可可の心を動かすことができたんだと思います。

そして2人目。

「好きなことを頑張ることに、おしまいなんてあるの?」

放送当時、うわやったなーこれ今ここでこれかーって思いながら死んでました。破壊力高すぎ。普通に無理や。

この言葉をかけてもらったのって、アニメ内時間で2年半くらい前のことなんですよね。それを一語一句間違えずに覚えていた。言葉通り、かのんちゃんにとってのタカラモノだったんだと思います。

自分の「大好き」に目を背けていたあの時のかのんちゃんを救った言葉、全く同じ状況で使われると思いませんでした。本当にすごい。

さて、この2人に共通していることですが、それは「可可が救ったときの言葉を意味合いをそのままに返している」ところなんですよね。
それは、可可が今までスクールアイドルとして全力で駆け抜けてきた時間そのものが彼女のかけがえのないタカラモノで、その全力の姿に救われた人がいたことの証明なんですよ。

彼女の今までの全てが可可の新しい夢を後押しする存在になっていて、Liella!の今につながっている。それを感じられるのが2人の台詞でした。

余談ですが、かのんちゃんがトマカノーテでステージに出ていって、可可のことをみんなで呼ぶ流れを作ったのほんと天才だし主人公してるなって思いました。この子の光強すぎ。

さすがのマルガレーテもこの顔。

その後に千砂都が11人で歌うことを提案することも含めて、この回最高なんですよね。むしろ最高じゃないところがない。
そんなわけで、今夜限りの11人のステージが始まります。


絶対的LOVER


今回の新曲…
の前に一つ。

曲に入るまでの演出がすべて良すぎる。

かのんちゃんの提案で、会場のみんなで可可を呼ぶところからスタート。そして流れる劇伴は「Main Theme of Lovelive! Superstar!!」
こんなんもうライブですやん…

11人で歌う展開も含めて、ラブライブ!スーパースター!!の物語の全ての始まりが可可であったことを強く意識する演出で、それを現実のライブと近いかたちにすることで、その物語の中に自分たちが行ったライブやイベント、受け取ったものも含まれている感覚でした。
ここでメインテーマ流すのずるいって…

で、曲本編です。

正直に言うと、歌詞はスクールアイドルとしては普遍的で、自身のソロ曲に比べると可可自身のことをあまり強く歌ってないように感じます。

が、

それがいいんですよねえ…
可可が好きになったのはスクールアイドルなんです。アイドルでもダメで、バンドでもダメで、スクールアイドルなんです。
スクールアイドルに人生を救われた人間が歌う「The スクールアイドル」な楽曲。大好きを諦めないことを選択した今の彼女だから歌える、最高にスクールアイドルしている楽曲なんです。

だからこそ。

応援している側だったかつての自分の姿を客席の中に見ることができた。

最高にかわいくて、最高にキラキラしてて、何よりもスクールアイドルしている楽曲。それがこの曲です。

ところどころ使われている中国語と、サビ直前に印象的に使われている「打Call」がいい味出してます。可可が上海でスクールアイドルを応援してきたあの時間があったからこそ、こういう歌詞になった感じがするのがとても良い。

可可の「大好き」を詰め込んだ楽曲が、上海でスクールアイドルを応援しているすべての人に最高のかたちで伝わったと思います。

それと、内容とは別に今回めっちゃ好きな部分二つあるんでそこだけ。

かのすみハートととままるハートを繋ぐ姉者。最高です。


以上、6話の感想でした!

ついに11人で歌うことになった彼女たち。
今回は成り行きでそうなっただけなので、次回以降はどうやってLiella!が11人になっていくのかが見れそうですね。

すこしずつ3期の終わりが見えてきたのが本当に寂しいところではありますが、今はこの季節を全力で楽しもうと思います。

それではまた来週!

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