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Believe againの強さを伝えたい!
Saint Snow、ユニット甲子園出演本当におめでとう!!!
こんにちは、タテウオです。
さて、9月30日にラブライブ公式からとんでもないものが発表されましたね。
💗ライブイベント新情報💗
— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) September 29, 2023
LoveLive! Series Presents
ユニット甲子園 2024 開催決定🎉
ラブライブ!シリーズ4作品から
それぞれのユニットが出演します🎤
日程:2024.3.9(土)・10(日)
会場:Kアリーナ横浜
出演詳細やチケット情報はこちら📝https://t.co/QY2XceUo6L#lovelive pic.twitter.com/nIEBocKEzG
今活動しているほとんどすべてのグループのユニットが一堂に集結する、ラブライブのライブの中でも指折りのビッグイベントです。
参加ユニットがたくさん並ぶ中、その中に一つのユニットの名前が。
「Saint Snow」
実に1stGIGぶりとなる、Saint Snowの出演が決定したわけです。あまりにもめでたい。運営さんありがとう。
今回はそれを祝して、自分が「ラブライブ!サンシャイン!!」の中で一番好きな楽曲である、「Believe again」について語っていきたいと思います。
曲の概要
この曲はラブライブサンシャイン劇場版の挿入歌です。
Saint Snowが予選で敗退してしまったために実現しませんでしたが、もし2人がAqoursとラブライブ決勝を争うことになった時のために準備していた楽曲になっています。
物語本編では、姉の引退以来スクールアイドル活動がうまくいかない理亞の叶えられなかった夢を叶えるため、Aqoursが主体となって行われた「ラブライブ決勝延長戦」で披露されました。
概要からして強すぎるこの曲は、大きく分けて2つのとらえ方があると思っています。
それは、「Saint Snowとしての集大成」と「姉から妹に向けて送る最後の言葉」の2つです。
この二つを軸にして、それぞれ自分が好きな場所を語っていきます。
Saint Snowとしての集大成
この曲は、Saint Snowの最初の挿入歌である「SELF CONTROL」の時と比べて歌詞が大きく変わっています。
敵は誰? 敵は弱い自分の影さ わかるでしょう?
弱い心じゃダメなんだと
強さを求めたら 弱さも受け入れてみようよ (My fault!)
余裕がない心じゃ 夢は遠ざかるのかも
サンシャイン2期の物語を見ていると、恐らく作詞作曲はすべて姉である聖良さんが担当していると思って良いでしょう。もしかしたら衣装や振り付けも聖良さんが担当している部分が大きいのかもしれません。
聖良さんが3年生、理亞ちゃんが1年生であることを考えると、この二人でラブライブに出場できる期間はわずか1年。
作中で流れている1年という短い間で、聖良さんが、Saint Snowというユニットがどんな変化と成長をしてきたのかが良くわかるのがこの曲の良いところです。
また、曲調がロックで統一されている点もSaint Snowの軸になるものは変わっていないことが示されている気がして好きです。
また、作中でAqoursとSaint Snowは最終的に真逆の道を進むことになります。
Aqoursは6人になった先でもグループ名を「Aqours」と残したまま活動を続けていく。
一方でSaint Snowは「Saint Snow」というグループの名前をこの姉妹の二人のものとして残し、理亞は新しいグループをつくることを決意する。
一見すると、この2つのグループは違う結論にたどり着いたように見えますが、お互いの3年生は同じことを下級生に伝えるんです。
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これが直接的に表現されているのがこの曲です。
Believe again すべてを抱きしめながら
Believe again また始まるんだ
Saint Snowとしての最後のステージに残したかった言葉がこれであり、サビの部分であるが故にいちばん強いメッセージとして伝わってきます。
ここのパート、ダンスでもそれが表現されていて、聖良→理亞の順でお互いに中心に向かって突き出した腕を同じ順番で引き寄せ、胸に手を当てる振付が当てられています。
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余談ではありますが、この決勝延長戦のAqours側の曲である「Brightest Melody」は曲全体でこのメッセージを具現しているために、「Believe again」のような直接表現はあまりないような気がしています。そこの対比もとても良い。
裏を返せば、「Believe again」は違う面を持つということ。つぎはそれを中心に語っていけたらと思います。
姉から妹に向けて送る最後の言葉
ラブライブ決勝延長戦を行うようになったのは、たったひとりでスクールアイドルで居続けることに悩んでいた理亞を励ますためでした。
では、そもそもなぜ理亞ちゃんはそこまで悩んでいたのでしょうか?彼女の夢とはいったい何なのでしょうか。
その答えは、Believe again披露直前の独白にあります。
姉様の大切な夢。私が、壊してしまった。
フラッシュバックして、急に叫びながら走り出してしまうほど傷ついたその心から最初に出る言葉は、「姉様の大切な夢」なんです。
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きっと彼女の夢は、姉と一緒にラブライブ決勝の舞台に立ち、そして一緒に優勝すること。それはきっと聖良さんの夢でもあり、Saint Snowであるこの時にしか叶えられない夢。
そんな彼女に、姉として、スクールアイドルの先輩として、卒業していく3年生として、「追いかける必要なんてない」と伝えるためのこの楽曲でもあります。
これらを前提として、さっそく曲の方に入っていきますね。
この曲は、「聖良さんが理亞ちゃんに歌ってほしい歌詞を本人のパートに振り分けている」と解釈できます。
実際にこの曲の理亞パートを集めてみましょう。
「きっとひとりじゃない夢の中へGo‼」
「さあ、生まれ変わろう!
新しくなれ 古い殻を破って
進め できるね できるよ 次の場所へDash!」
「何度でも熱くなれ 自由になれ」
どれも先へ進むための一歩を踏み出すような歌詞ばかりです。この曲を実際に披露することで、理亞ちゃんが「Saint Snow」に囚われずに新しい未来へ踏み出せるようになっているんです。
そして、2番のサビの歌詞は他の部分と比較してもとても強い言葉が使われていて、それだけ聖良さんの強い想いが伝わってきます。僕はこの部分の歌詞が一番好きです。
Be wild again 誰より激しく生きて
Be wild again やり残さないで
ここでの「wild」は夢中になっているさまや熱狂している様子という意味で使われている言葉でしょう。
スクールアイドルとして輝ける時間がとっても短いことを、卒業目前の聖良さんは知っています。だからこそ、限られた時間の中で精一杯輝いてほしい。3年間スクールアイドルを続けた理亞ちゃんが、最後に「スクールアイドルを始めてよかった」と言えるような3年間を生きてほしい。そんな思いが伝わってくるワンフレーズです。
この曲は、姉が妹に向けてスクールアイドルとして歌う最後の歌。この曲に込められた思いの強さ、ぜひユニット甲子園にて感じてもらえたらと思います。
余談
ここからは完全に余談です。本編に関係ない内容も含まれますのであしからず。
ラブライブ!スーパースター!!2期に触れてからというもの、「本当の歌」というものについて考えることが増えました。
ここでいう「本当の歌」とは、それぞれのグループの持つ「歌の哲学」のようなものだと思っていただければ大丈夫です。
Saint SnowはBelieve againにおいて、「Shout my song!」と歌っています。
ここが結構「らしさ」が出ている部分だなーと思っていて。
Aqoursにおける「本当の歌」は多分叫ぶようなものではなくて、ロックやメタルに近い音楽性と歌詞の言葉の強さが「歌を叫ぶ」というステージの在り方になっているのがとても好きだなって思います。
このあたりが、自分の目指した音楽性に一番近いスクールアイドルがSaint Snowだなって感じる部分でもあり、いまだにSaint Snowが大好きな一番の理由になっています。
そして余談の2つ目。
ラブライブ決勝延長戦が行われたのは早朝明け方。Believe againを踊ったのは夜明け前です。
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つまり、この二人はこの場所で一緒に朝日を見ているわけです。
昔函館に行った時、実際にこの場所で日の出を見てきたんですが、これが最高にきれいで。
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ちょうど彼女たち二人が向いている方向が海の方向になっていて、加えてそっちの方向から日が昇ってきて町全体を照らしていく様子が神秘的ですらあります。
もし函館に足を運んだ際は、早起きしてこの場所に行き、劇場版サウンドトラックの「Sailing to the rainbow」に収録されている「スノードームメモリー」と「Brand-New Flying」を聴いてみてはいかがでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
「Believe again」という楽曲はもちろんとても盛り上がる楽曲ではありますが、それだけで留めてしまってはもったいない曲でもあります。
Saint Snowは長い間ライブイベントに参加しておらず、声出し解禁後の出演は一回もありません。もしかしたら、このユニット甲子園で初めて生でパフォーマンスを見るという人もいるでしょう。
ぜひ、彼女たちの叫びを全身で感じてください。Saint Snowとしての最後のステージをの強さをぜひ受け取ってください。
この記事を読んでくれたあなたに、少しでもこのグループの良さが伝わっていますように。
それでは、ユニット甲子園でお会いしましょう!
「ラブライブは遊びじゃない!」
So 遊びじゃないよ Let's go
Ah 冒険は終わらないよ Let's go!