今しかできないことと将来のこと(アニメラブライブ!スーパースター!!3期5話感想)
こんにちは、タテウオです。
もう毎回言ってますが、本当にスパスタ3期面白い。面白すぎる。
みんながこれ見たいなーって思ってたものが全部現実のものになってるの、控えめに言ってやばすぎ。これ現実なんですか???
さて、今回は可可とそのお姉ちゃんのお話。
こちらがお姉ちゃん。
お名前は唐萌萌。
名前かわいい。中国語で「萌」って、かわいいって意味以外にも始まりや芽生えって意味もあるらしいです。
3期になって、冬毬以外のメンバーの親族が初登場するとはかなり驚きです。どんな波乱を巻き起こしてくれるのか…
それでは早速内容です!
可可の夢の先
既に季節は夏休み。現実世界では、卒業後の進路を明確に決めなければならなくなってくる時期。大学受験をする人なんかは勉強のギアを一つ上げて頑張るじきでもあります。
1期生も今後の進路を各々考え始める最中、可可にはおおきな悩みがありました。
それは、卒業後の進路が全く決まらないこと。
それもそのはず、可可はスクールアイドルになるために日本に来たのです。ほかの1期生とは違って、明確に将来像があるから日本に来たわけではなく、自分のやりたいことを貫くために日本に来たのが可可。
本人の口からも、「可可の夢はスクールアイドルを3年間やり切ること」、「今はスクールアイドルのこと以外考えられない」と語られています。
今回の好きなポイントはまさにここ。「将来のことを決めきれない可可」です。
その内容の前に少しだけお話を。
ラブライブ!スーパースター!!のメンバーには、それぞれ好きな言葉が決められていて、その好きな言葉にはそれぞれのパーソナリティが色濃く反映されています。
可可の好きな言葉は「思い立ったが吉日」。スクールアイドルになるためだけに日本に飛び出してきた彼女らしい言葉です。
つまり、彼女は良いと思ったことは即決即行動って感じのタイプなわけです。
実際、過去の放送回では、新しいライブ会場を探すために神宮球場に押しかけて直談判するシーンもありました。それだけの行動力があるのが彼女。
話を戻して、可可の悩みについて考えてみましょう。
既に家族からは様々な提案を受けています。それは彼女の姉からも。
彼女の姉は、可可に向けて「好きな歌を続けるべきだ。やりたいことを続けるべきだ。」とアドバイスをくれています。それでも彼女は迷い続けているのはなぜか。
それは、彼女が今を大切にしていて、スクールアイドルが大好きだからです。彼女は「歌が好きだから歌っている」のではなく、「スクールアイドルが好きだから歌っている」んです。
もし、彼女が本当にただ歌や音楽が好きなだけなら、マルガレーテやかのんちゃんと同じように音楽の道に進めばいいのです。それを即決できるだけの決断力が彼女にはあります。
それでも、彼女は「スクールアイドルであること」にこだわりたい。だから悩んでいるんです。
この葛藤がまさに可可らしい。ほかのどのメンバーにもない悩みで、この悩みこそが彼女を彼女たらしめている。
だからこそ、この悩みを解決するところをずっと見たいと思っていたんです。
過ぎ行く季節と3期生
季節が夏になったということは、4月から最低3ヵ月は経過しているということ。その間にも3期生の2人は少しずつ変わってきています。
まずはマルガレーテ。
トマカノーテとLiella!の複雑な関係性は、彼女の人生の中ではありえなかったようなものだったと思います。仲間でライバル、お互いが全力を出して競い合うからこそ生まれるパフォーマンスの意味が、彼女にも少しずつ伝わってきているみたい。
実際、春の時のマルガレーテでは考えられなかったようなことが今は起きています。ほかの8人と一緒に牛久大仏で写真を撮ったり、可可を追いかけてみんなで上海に行ったり。口では色々いいつつも、現状を楽しんでいるようにも見えます。
現Liella!の9人と直接対決する未来がどれだけ先になるかは分かりませんが、いずれは11人でLiella!としてパフォーマンスする彼女。今までの人生ではなかったであろう、仲間と思い出を共有する時間を最高に楽しんでほしいです。
続いて冬毬。
夏休みには練習に来るようにもなりました。姉者の気持ちがちゃんと伝わってくれたのかな。
スクールアイドルという夢を本気で目指した時にしか見えてこないものがある。姉者はすでにそれがどんなものか知っていて、彼女はまだそれを知らない。だからこそ、こういう一歩一歩進む感覚を、マルガレーテと2人で一緒に味わってほしいと思います。
二人ともそれぞれが真剣にスクールアイドルに向き合うようになってきている。それがようやく形になって現れ始めてきているんですね。
そりゃあね…
こうもなる。これ実はかのんちゃんじゃなくて僕たち画面の前の視聴者です。マルガレーテ、気持ち悪くてごめん。
もちろん2人の関係性も少しずつ進展し始めていて。
テストの後にお互いの点数を言い合ってみたりだとか、
他愛もないお互いのことを話してみたりだとか。
ちゃんと「友達」してるのがとても良い。二人とも年不相応に大人っぽい考え方をしていたりするところがウマが合うのかも。この二人だけの独特な空気感が大好きです。
そしてそれを見て微笑む夏美。前述の通り、冬毬の考え方が大人すぎるからこそ、こういう友達と一緒に過ごす何気ない瞬間を見れるのが嬉しかったりするのかもしれません。わかるよ。多分視聴者みんな嬉しいと思ってる。
この二人が過ごす時間を我々が観測できるのは、恐らく1年間のみ。だからこそ、この1年でどれだけ二人が変わって、二人の関係性がどうなっていくのかを見るのが、3期の大きな楽しみの一つでもありますね。
星屑クルージング
あまりに最高すぎ。
歌う場所、タイミング、衣装、ステージ、果ては言語に至るまですべてが完璧。こんなソロ曲の使われ方があっていいのかよ…
何よりも、歌ってる可可が最高の笑顔で楽しそうなのが良いです。やっぱり可可が一番輝くのはスクールアイドルに全力な瞬間だよね。
さて、原曲をすでにCD音源で聴いたことがある方は知っていることかと思いますが、星屑クルージングは、可可のスクールアイドルとしての歩みを彼女視点で歌った曲になります。
将来のことが決まらず、未来への見通しが立てられない今の彼女だからこそ、この曲の歌詞が強く響いてきます。
スクールアイドルである今この瞬間を楽しみたい。ちょっと先の未来ではすでにそれができなくなってしまうから。
今の可可を象徴するワンフレーズを、最高のかたちで見せてくれたと思います。
以上、5話の感想でしたー!
本番は次回の6話、今回はそれに向けた布石を打った回でしたね。布石というには使われた楽曲が強すぎるけど…
最後の可可姉の「可可ちゃんを助けて」という言葉の意味は?そして開かれる上海のスクールアイドルフェスの結果は??
次回は何かが大きく動きそうな予感…
今から放送が待ちきれません。みんなの最高のステージを見せてくれー!
最後にまた一つ好きなシーンを。
貫禄なくなるちぃ好き。
ではまた次回!