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なぜ「歌」が好きなの?(アニメラブライブ!スーパースター!!3期2話感想)

こんにちは、タテウオです。

3期本当に最高すぎる。
これ2話で放送されていいんですか?これから先どうなっちゃうんですか?ていうか3話の次回予告も最高すぎない?
そんな感じの毎日です。受け取るものが大きすぎる。

さて、2話の全体的な話ですが、3期生のそれぞれのパーソナルな部分が少しずつ見えるようになってきてるのが嬉しいですよね。

カチ切れマルガレーテ

こんな姿とか、

強がりマルガレーテ

こんな姿とか。
日常の何気ないワンシーンが見られるのが嬉しい。

それに、キャラの全体像は二人とも何となくわかってはいるんだけど、ディテールの部分がこうやって少しずつ知っていけるのがとても楽しいし、3期見てるなーって感じがします。

そんなわけで、今回は3期生にフォーカスした2項目と新曲についてです。


「歌」とマルガレーテ


そもそも、なぜマルガレーテは歌が好きなのか。どこからその「好き」は始まったのか。

彼女が幼い時に家に一人でいるときのこと、家族がいなくて泣いてしまうくらい寂しくて、それを救ってくれたのが「歌」でした。

ここで語られている「歌」が誰のものであるかはっきりしないのが結構好きで、彼女って結局「歌」という概念に救われたのが「歌が好き」の原点なんですよね。

誰が歌っているかなんて関係なくて、ただ誰かの「歌」が彼女の寂しい気持ちを救った。それって、1期1話の最後でかのんちゃんが独白で語っていることと重なっていて、歌はマイナスな気持ちの時も少し元気にして前向きにしてくれる力があることを彼女は知っているんです。

だから、かのんちゃんの家でお姉さんの話が出て気持ちが沈んでいた時、

こうやってかのんちゃんが「曲を作る」っていう名目で歌うきっかけを作って、マルガレーテに前を向いてもらおうと思ったこととか、何となく感じ取っているんじゃないかなーなんて思ったりしてます。

でもかのんちゃんとは明確に違う点が一つあって、それは、「歌」を受け取ることで歌を好きになっていることです。

かのんちゃんは歌を歌うことがずっと好きでした。明確に語られてはいないけど、きっと物心ついた時には歌を歌っていて、その経験が重なって「歌」が好きになったんだと思います。
逆にマルガレーテは誰かの歌を受け取って「歌」を好きになった。

歌を受け取る人の気持ちがわかるからこそ、自分が2期11話でした発言を顧みた時に、自分の発言がどう人を傷つけたのかわかってしまったんじゃないかって思います。

そんな彼女が、最後に「歌が楽しい」って純粋に思えたことが本当にうれしい。

歌を受け取って歌が好きになった経験がある彼女なら、きっとLiella!でみんなと心を結べる。
もっともっとステージに立って、たくさん「歌」を楽しんでほしい。彼女はきっと最高のスクールアイドルになります。


冬毬と夏美


夏美によると、冬毬は夏美のことを軽蔑しているらしい。最初からハードモードな導入だなって一瞬思ったけど…

そんなわけあるか。

本当に軽蔑していたら、同じ学校に入学していつでも姉者のことを観察できるようになんか絶対にしないし、ましてや見定めるなんていう目的でスクールアイドルになんてなるわけがない。

少し余談ですが、

「こいつがそんな素敵なことを!?」はシンプルに失礼で笑う

ここめっちゃ好き。
スクールアイドルがどれだけ素晴らしいものかを妹に説いているっていう事実がもう好きだし、何よりも普段メンバーにすら言えないことを妹には平然と語っちゃうのが最高。
冬毬の部屋に急に入ってきて、こういうことをめっちゃ楽しそうに語っててほしい。スクールアイドルになれてほんとによかったね。

と、話を戻して。
「スクールアイドルは、きっと姉者を傷つける。」という発言が今回の冬毬の一番記憶に残りやすい台詞だと思いますが、

実際のところ、スクールアイドルが良いものだとしたいという思いも彼女の中にあるような気がしていて。

というのも、ライブの閲覧者数の見込みが冬毬のキャラクター性にしては甘すぎると見返してて思いました。
いくら注目を集められるようなキャッチコピーを考えてそれに多数の反応をもらったからって、現状リアリストに見える冬毬が見込みの5万人と実際の約8000人ってそこまで差が開くものなのなんでしょうか。

実際、インフルエンサーとしての先輩ともいえる夏美と周りをよく見ている千砂都は当日になる前に閲覧者数が見た目より少なくなりそうな予感を感じているようだったし、それを踏まえても冬毬っぽくないなとも思うわけです。

そこで思ったのが、冬毬も夏美のように夢を目指し続ける才能のようなものがあるのではないか、ということです。
今まで姉者である夏美のことを見てきた経験が、冬毬をリアリストのような思考にさせているだけで、根幹の部分では夢を見てきた夏美と同じなのだとしたら。

閲覧者数が届かなかった時も「残念ですが…」と、本来なら言わなくてもいいことを付け足していたのがとても印象に残っています。

この台詞こそが、冬毬がスクールアイドルを少しでもやってみたいと思っていることがにじみ出ている言葉のように感じるんです。

結局のところ、2話まででは冬毬の過去や真の想いを知ることはできなかったので、これから先に心からの言葉を聞けるのを楽しみにしています。
ただひとつわかっていることは、この子は姉想いのとっても良い子だってことですから。


Bubble Rise


今回の新曲はこちら。
…そもそも2話で新曲出ちゃうのやばくない?これから先何話で曲が披露されるかわかんないってこと…?

まず言わせてほしい。

本当にありがとう。この曲はここがすべて。それ以上語ることないです。

で終わってしまうのはあまりにも味気ないので…

マルガレーテの意志の強さが夢を目指すことだけではなくて、大好きな「歌」を届けたいって方向性に向いている曲だなって思いました。
1話で披露していたButterfly Wingと目指しているものは全く同じはずなのに、「歌が好き」っていう原点に立ち返って、誰かと一緒に歌を届けることを知った だけで、こんな歌が歌えるんだって。

作詞がマルガレーテなことで、1話と2話での心の変化がしっかり歌詞として現れているのが本当に好き。

打ち砕かれ それでも消えない 好きの気持ち
そう それが強さなんだ

誰かと一緒に大好きな「歌」をみんなと共有する(=歌で結ばれる)ことは彼女にとってきっと初めてで、だからこそ「歌が楽しい」って思えた。

それこそが、かのんちゃんが伝えたかったことで、その気持ちをずっと持って「いようね」って言えるのが澁谷かのんって人なんですよね。

冬毬がまだその気持ちのすべてを理解できなかったとしても、

いつか、いつかきっと冬毬もわかる日が来る。歌って素晴らしいものだから。 

いつかこの曲が、かのんちゃんと可可にとってのTiny Starsのような思い出にあふれる曲になってくれることを祈ります。
諦めずに3人でステージに立ってくれてありがとう。


以上、2話の感想でしたー!

本当に3期が楽しすぎる。見たいものを全部見せてくれすぎてて、最後の方どうなっちゃうんだって今からなってます。もうそれが最高。

来週はついにLiella!サイドのお話、待望の四季とメイを中心に据えたストーリになる予感。かのんちゃんのいないLiella!がどんな道を歩んでいくのか、それを見届けたいと思います。

最後に今回地味に好きなシーンを一つ。

「かのんは超~のつくお人好し」、完全同意だけどあなたも大概良い人すぎです。

それではお次は3話で!ありがとうございましたー!


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