見出し画像

撮った写真の今昔を振り返ろう

 こんにちは。たててです。

 年末年始のお休み、皆さんはどうお過ごしだったでしょうか?私は久々の連休だったので、これぞチャンスとカメラ片手にブラブラしていました。
 連休の末頃には、撮った写真の整理と現像が追いつかず、お正月カムバック!と叫んでいましたが、その時ふと思いつきました。

 前回の記事で、レンズ交換式カメラを買って10年と書きました。
 時間をかければ上手く撮れる訳ではないですが、塵も積もれば山となる。昔と今の写真を見比べて、なにか新しい発見が生まれるのでは?と。
 



さっそく見比べてみよう


 昔と今の写真で、同じ被写体を探して載せました。一応、キャプションには機材を記載しています。

ひまわり

2014年撮影 ボディ=OLYMPUS PEN Lite E-PL3 レンズ=M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
2024年撮影 ボディ=OM SYSTEM OM-1 レンズ=M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

 一枚目は初めて買ったE-PL3と単焦点レンズ。どちらも中古でしたが、何を撮っても楽しかったですね。
 二枚目は昨年の夏です。写真の内容より、機材の差に頭が痛くなったのは内緒です。
 二つの写真を見比べるとどうでしょう。構図は今のほうが小細工しているような気がします。ただ、過去の自分は逆光白飛びなんのその。ストロングで羨ましい(なぜか他人事)。

彼岸花

2014年撮影 ボディ=OLYMPUS E-M10 レンズ=TAMRON 14-150mm F3.5-5.8 DiII
2024年撮影 ボディ=Nikon Zf レンズ=NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 これは・・・比較していいものなのだろうか?そもそも二枚目はガッツリ現像していますし。ただ、主題を分かりやすくしているという意味では、改善している気がしないでもない。
 そしてツッコミたいのは、上記の四枚、全てカメラとレンズが違う。同じ2014年と2024年の写真なんですが・・・。考えないようにしよう。

オウム

2016年撮影 ボディ=OLYMPUS E-M1 レンズ=M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
2020年撮影 ボディ=OLYMPUS E-M1 Mark II 
レンズ=M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
2024年撮影 ボディ=OM SYSTEM OM-1
レンズ=M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20

 この三枚、たぶん同じ子だと思います。一枚目と二枚目はオウム君の全体を写していますが、静と動で対照的に感じます。同じ人間が同じ被写体を写しているのに全然違う。
 絵としては一枚目のほうが分かりやすく思えるのですが、動物写真としての躍動感は二枚目なのかな?野性味は無いけど。
 ただ、二枚とも余分な余白を多く感じます。プロパティを見ると焦点距離にはまだ余裕があるのに。今の自分には、ちょっと残念だなと感じます。
 三枚目は逆にドアップ。眠そうにしている表情を切り取りました。ただピントがズレてるのか、描写が甘く感じます。こちらもちょっと残念。
 そしてまた三枚ともカメラが違う。レンズは同じだと思ったらテレコンが変わってました。なんだこれ。お金持ちだったのか私は。

青空

2014年撮影 ボディ=OLYMPUS PEN Lite E-PL3 レンズ=M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
2020年撮影 ボディ=OLYMPUS PEN-F レンズ=7artisans 3512M43B 35mm F1.2
2024年撮影 ボディ=Nikon Zf レンズ=NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 あんまり比較になるのか分からない三枚。やってることに変化を感じない。
 空の写真は、個人的に難しく感じます。主題の空だけだとパッとしないし、副題によっては空より副題の主張が強くなってしまうこともあります。
 でも、青空って撮りたくなりますよね。いつか、本当に素敵な青空の写真を撮ってみたいものです。
 そしてまだ新しいボディとレンズが出てくる。真面目に怖くなってきた。

夕焼け

2014年撮影 ボディ=OLYMPUS E-M10 レンズ=TAMRON 14-150mm F3.5-5.8 DiII
2020年撮影 ボディ=OLYMPUS E-M1 レンズ=M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
2024年撮影 ボディ=OM SYSTEM OM-1 レンズ=BCL-0980 9mm F8.0 Fisheye

 同じ人間が撮っているのか分からなくなる三枚。
 一枚目は夕焼け+ススキのマストな一枚。当時はjpegでしか撮っていませんでしたが、rawデータがあれば弄りたい一枚です。当時のお気に入り。
 二枚目は今でもかなりのお気に入り。初めて買った望遠ズーム+テレコンで、遠くを撮りまくっていたら生まれた偶然の産物。こういう写真を撮ろうとしても再現できていません。残念。
 三枚目は、本当にキレイな夕焼けだったのを覚えています。この広大な景色を広く撮りたいと思い、フィッシュアイを選びました。ボディキャップレンズなので画質はあれですが、画質よりもこの画で撮りたいと思って撮りました。昨年のお気に入り。



見比べて思ったこと


 ボディとレンズ買い過ぎ!!!

 いや実際、見比べた写真をまとめていて気づきました。お前どんだけ買っとるんじゃと。反省。

 話を戻して真面目に思ったのは、機材による画角、画質の変化は感じますが、写真の劇的な変化や、上手くなったなとは感じませんでした。

 そして、新しい発見や閃きはありませんでした。それは残念ですが、見比べて良かったと思う点が一つあります。

 普段、写真の整理やお気に入りを見返すことはあっても、被写体別に写真を見比べることはありませんでした。今回、ここで見比べる際に写真を貼っていくと、この10年間の撮影生活を振り返る事ができました。

 10年前はよく撮っていた被写体と、10年前は全然撮っていなかった被写体、それは見比べることが出来ません。そうしたら、10年後は何を撮っているだろう、何を撮らなくなるのだろう?そう思うようになりました。

 そもそも10年後に写真を撮っているのかは分かりませんが、もし撮っているのなら、10年後はなにを撮っているのだろう?と、漠然とした先の時間に思いを馳せられて、見比べて良かったと思いました。

 今から10年後は先の話ですが、2014年から見れば今年は11年目。今年はどんな写真を撮っているのだろう?そう思うと、早くカメラを持ってブラブラしたくなりました。


 皆さんも撮った写真を見返す際は、色々な括りで見返してみてください。新しい発見があるかもしれませんし、ふとした気付きがあるかもしれません。

 仮に私のように何もなくても、得られるものはあると思います。
 

 

 
 


いいなと思ったら応援しよう!