2月ノ8日
2月8日(と12月8日)は”モノゴト”を始める日とされてきました。
「事八日(ことようか)」と呼ばれて、農作業とか裁縫といった、一年の暮らしに欠かせない家事がこれから始まるにあたり、心穏やかにしてお休みする日だそうです。
休みとはいえ、”来訪者”がとても多い日であって、一つ目小僧や疫病神、恵比寿・大黒、田の神・山の神のような、妖怪や神様がザワザワ・・・と動き出す日でもあります。
各地で”来訪者”の歓迎策や対抗策を講じた、いろいろな行事が今も行われています。
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事八日の日は「針供養」の日でもあります。
日頃の暮らしに欠かせない衣服や布などを縫い繕ってくれる”針”を、
つつしみとねぎらいを持って「供養する」のです。
語らぬ、命なきモノにまで、感謝し供養する。
モノも動物も草木も、自然も、全て神霊が宿るという、日本人らしい感覚が垣間見えます。
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そんなコト始め、針供養の2月8日、郷土芸能「鹿踊-ししおどり-」を応援する【手拭-tenugui-】を販売開始いたします。
共同製作は、郷土芸能や祭りの衣装づくりの京屋染物店(岩手県一関市)です。
郷土芸能の衣装は、ひと針ひと針の手縫い。
時に細かい刺繍や凝った縫い目(ステッチ)がほどこされ、そこには先人たちの芸術的センスと、込められた意味を発見できるはず。
ひと針、ひと糸、ひと縫い、ひと繋ぎ。
事八日の針供養の日、先人たちが編み上げた郷土芸能のデザインに、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
★販売サイト【縦糸横糸のものづくり】を立ち上げました。
https://tateyokoito.base.shop/
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「事八日」みたいな、地域固有のしきたりや伝説、皆さんのまわりにもありませんか?
地域のお年寄りは、こうした話や体験を身体に深く刻んでいます。今しか聴くことができません。
地域にまつわる「かもしれない」、ぜひ私たちにもおしえてください。
https://tayori.com/form/da39989cfcbf2017a9a32bae1831343154f75d46