できないことができるようになると、できたことも、もっとできるようになる
先週の日曜日、「大人の運動会」なるものにいそいそと参加した、弊社CEOの平野(CTOの西田、エンジニアインターン1名も一緒に参加しました)。
思えばコロナ禍を乗り越え、久しぶりに全メンバーが集まった最初のイベントも体力測定でした。22歳の若者にわずかの差で敗北を喫し、猛烈に悔しがった平野。
昨年末に続き、ゴールデンウィークも平野はスパルタンレースとやらに参加しておりました。
そしてこないだ紹介した記事では、合気道。
もちろん毎日の筋トレは欠かせません。仕事量も本当にすごい。もしやマグロなのでは??と思いきや、睡眠もとても大事にしていて、睡眠時間もしっかり確保しています。起きてる時間の密度がヤバイ…
そんな平野、さらに最近はゴルフに夢中なんです。今日はゴルフがきっかけになって得た気づきを話してくれた『社長の小言』からお届けします。
(『社長の小言』は弊社CEO平野が全社に向けて配信しているメッセージ動画です。バックヤード担当の社員、児山が聞き手となってラジオのように展開します。)
ゴルフを始めたらランニングも変わった
最近夢中になっているゴルフは、体の捻りが大事。捻りは、これまで平野がやってきたバスケットボールにはなかった動きです。実は、その体の捻りを意識していたら、ランニングが変わってきたというのです。
捻りには、体幹にも大きく影響する腸腰筋を意識するといいらしく、ゴルフでそれを意識していたら、同じく体の上下を捻ることで前に進んでいくランニングでも、捻りや腸腰筋を感じるようになりました。
結果、ランニングがものすごく楽に走れるようになったのだそう。明らかにいつもと違う感覚がある。
これまでは手や足を一生懸命動かしていたけど、究極を言えば手足という末端を動かさなくても、中心を動かすことで自然と走れる感覚。軽く走っているだけでも同じタイムが出るなど、より小さな力で大きな力を出せるようになったことを実感しているそうです。
足だけで走ってた頃は、4〜5km走ったら足が痛くなることもあったけれど、今は足に無駄な力が入っていないから、足が痛くなることもないし、感覚も軽い。
つまり、これまでやってなかったゴルフにちゃんと向き合ったことで、それなりにできていたランニングももっとよくなったんです。
自分が体験してないことに向き合うと、いろんなアップデートが進む
この体験を仕事に置き換えてみる平野。
例えば、平野はエンジニアではないけれど、プロダクトに真剣に向き合ったり、マーケティングを進めたりしていく中で、仕事の論理構造のようなものがたくさん見えるようになった。そこには実はエンジニアが向き合っていることとの共通項もあり、同じイメージを持ちながら会話ができるようになったり。
過去にセールスやマーケティングはそれなりに経験があったけれど、プロダクトという新しい分野に向き合ってみることで、もっとマーケティングがわかるようになったり。マーケティングを真剣にやってみることで、セールスの理解がもっと深まったり。
こんな風にできなかったことをやってみて、感じたことやわかったことというのは、他のことにも繋がると、ゴルフを始めて改めて思っているそう。
大きく頷きながら話を聞いていた児山もすかさず、一時期CSの仕事をしたことで、経理業務をアップデートできた、という自身の経験を披露。
これを書いている私、長谷川も、スペイン語を始めたことで、なぜか英語力が伸びて、とても不思議に思った時のことを思い出しました。
これは、例えばインターンとともに何かをするとき、自分がそのインターンの視点に立って寄り添って進めることで、自分自身もその業務への解像度が上がるといったアップデートに繋がることが往々にしてあります。
誰かに教えることで自分の理解度が鮮明になるように、自分の中の「できない」にしっかり向き合うことで、「できなかったこと」だけでなく、「できていたこと」も強化される感覚。
“できないこと”を持ち続けよう
新しく始めたスポーツがきっかけとなった、今回の締めの言葉は「“できないこと”を持ち続けよう。」
ある程度の年齢を重ねると、できることはしっかりやるけれど、新しいことへの挑戦も減ったり、できないことをやらなくなったりしがち。
けれどもその姿勢だとできることの解像度もなかなか上がらないし、自分自身がアップデートされないことは確か。
できないことを持ち続ける、できないことに挑戦して体得しようと試みるのは、自身や組織の成長を考える上でとても大事なことですね。