フルリモート勤務でもメンバーの人となりを知れる仕組みづくり
こんにちは。TATEITO広報の長谷川です。
前回の記事では、TATEITOの広報チームが誕生したきっかけと理由についてお話ししました。
今日は広報の立ち上げと同時に始めたオンラインで雑談できる仕組みづくりのお話です。
リモートワークが進んで、正直どの会社も大なり小なり同じ問題を抱えておられると思うので、似たような取り組みをやっているよ、試してみたよ、という例もきっと多いと思います。
現に、ちょうどこの記事を書こうとしてnoteを開いた際にたまたま目にしたRYOKOさんの記事からも、ああ私がTATEITOに入社する前からこうした取り組みの大切さは訴えられてたんだなあと今さら知ったりもして。
前置きが長くなりましたが、リモートですぐに会えない距離のメンバー同士でもその人のことがなんとなくわかるように、私たちが社内のコミュニケーションアップを目指してやったこと第1弾です。
Slackに「#私のハイライト」チャンネル設定
フルリモートで働くということは、社内・社外を問わず、ミーティングで顔を合わせても必要な話が終われば、画面をブチっと切って、ハイ終了。
同じオフィスで勤めていれば、この人はこんなことが好きなんだ!とか、何に笑ってるか、反応してるかも見えてくるけど、みんながリモート勤務だとちょっとした仕草やペースなんかもわからないですよね。
そこで、作りました!
まるで給湯室で話題にするような、帰り道やお昼休みに話すような、そんな話題をシェアするSlackチャンネル「#私のハイライト」。
チャンネルの説明にはこんなふうに書きました。
できごと、言葉、五感で触れたもの、頑張っていること等、勤務上では特にシェアしてないけど、心に響いたことやちょっと話したいことを投稿してください。
そしてチャンネル開設から2週間。
もみじ饅頭、ヘビとネズミ、筋トレ、ワクチン、Travis Japan、イノシシ、10年ぶりの運転、四国の山、ナマモノ発言、稲穂、すだち、コーヒー豆、インターン大活躍、大谷翔平、小動物、ベーコン、カエル、懐かしのメンバートリセツ、便利なSlackの使い方・・・
出るわ出るわ、まあ見事にずらりとバラエティ溢れる話題が登場。中には毎日の筋トレの記録をひたすら律儀に投稿する人も出てきました。もちろん投稿によってはコメントでずいぶん盛り上がるものも!
開設した2021年9月のこのチャンネルの総投稿数は、原則として毎日全員が出勤時と退勤時に投稿する「#勤怠」チャンネルに迫る勢いでした!
時々振り返って活気づけ
もっと盛り上げて、さらにコミュニケーションアップを!ということで、折に触れ、このチャンネルの内容について会話する「#私のハイライト雑談」というラジオのような動画を撮ったりもしました。
ゲストにはインターンに来てもらったり、あえて全然投稿してくれない人を呼んでみたり。このチャンネルの閲覧度合いがわかるクイズをしてみたり。
動画の視聴率や、投稿数や盛り上がりなどを確認しつつ、チャンネルを運営していきました。
とはいえ、訪れるマンネリ化…
最初の月こそ、「#勤怠」に迫る投稿数だった「#私のハイライト」も月を追うごとに投稿数は下降気味に。。。
また、投稿する人、コメントする人、スタンプで反応する人の顔ぶれが大体固まってきてしまっていました。
ただ救いだったのは、それでも自分以外誰も投稿しなくても淡々とコンスタントに投稿を上げてくれる人がいたこと。
時々ふらっと思いついたように投稿してくれる人がいたこと。
そして一般的なSNSと同様、自分は投稿しない、反応もあまりしない、という状態でも閲覧してくれているメンバーの割合は結構高かったことです。
そういうありがたいメンバーの存在はあったものの、目的の「コミュニケーションアップ」には今一歩届いていなかったのも事実。
思い切ってテコ入れしました←今ココ
「ここは素直に聞いてみよう!」と動画を公開した際にアンケートを取ってみたり、「#私のハイライトの投稿が伸び悩んでいるんだよねー」と世間話的に話してみたりして、メンバーの心境を聞き出すことも試みました。
賑わっている感じが大事!と自分も積極的に投稿したり、コメントも心がけました。でも一度ついてしまったイメージや習慣って簡単には変わらないんですよね。
もう抜本的にテコ入れしよう!ともう1名の広報、石川とともに討議し、半信半疑ながらも、投稿に新しいやり方を導入してみたのが今年、2022年9月。
なんと、、、チャンネル投稿を日直制にしました!
え?まさか、小学校みたいだけど…
そんな、業務と直接関係ないのに強制して大丈夫かな…
スルーする人いっぱい出てきたらどうしよう…
ドキドキはたくさんありましたが、全てはいいように裏切られています。
毎日の日直担当があれこれ投稿してくれていて、チャンネルはすっかり賑やかになり、メンバーのいろんな一面が垣間見えて面白いです。
縁あって、同じ会社にいて一緒に同じ目標を達成しようとしている仲間のこと、私は知りたいしみんなにも知ってもらいたい。
小さな思いつきからスタートした取り組みは今、メンバーにとって「すでにあるもの・自分も関わるもの」となり、メンバーの関心事がわかる手がかりの1つになっています。
写真は、とある日の「#私のハイライト」の投稿。レーザーカッターを使えるメンバーがTATEITOのスタジオの扉につける表札を試しに作ってみた、という内容でした。