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一拠点〜二拠点〜多拠点へ。TATEITO勤務体制の変遷

2023年になり、早くも10日以上が経過しました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

新年のご挨拶に、TATEITOの東京メンバーで予定が合う人は、皆で神田明神(神田神社)へ初詣に行ったそうです。

TATEITOは、全体でも30名弱の会社ですが、コーポレートサイトでもご紹介している通り、本拠地東京の他に徳島県から勤務しているメンバーも全体の5分の1くらいいます。

そもそも東京メンバーも自由出勤の会社ではありましたが、最近では徳島だけにとどまらず、首都圏に暮らさないフルリモートのメンバーが増えてきました。

今日はそんなTATEITOメンバーの過去〜現在についてお話ししてみようと思います。

そもそも出勤必須の会社ではなかった

それはまだ、私が入社する前のこと。

コロナ禍前であれば会社としては当たり前でしたが、TATEITOも千代田区の六番町に撮影用のスタジオも備えたオフィスを構えていました。

オフィスにしては珍しく、暖炉のある部屋があったり、何人もで料理できる大きなキッチンがあったり。また、みんなでちょっとしたストレッチなんかができる場所もあったそうです。

とはいうものの、TATEITOはメンバーがそれぞれの仕事をきちんとこなしていれば、オフィスに出勤することは義務ではなく、出社に関してはずっと自由な会社でした。

オフィスはあったけれど、出社してもしなくてもいい。
コロナ禍によってリモートワークが余儀なくされる前から、メンバーはリモートで働くことにも慣れていました。

TATEITO二拠点運営へ

そんな中、徳島県の神山町と縁ができたTATEITOは、当時必要になっていた「簡易な動画編集を行うメンバー」を神山町で募集することになり、2018年に最初の神山メンバーが誕生しました。

それから毎年、2020年春まで同職種の神山での採用が続きました。いわゆる会社の一機能が地方に分散している形です。

ところがちょうどその採用が終わったあたりから、コロナ禍が本格的になり、やがて東京のメンバーも完全に自宅からの勤務に。

それはつまり、東京メンバーと地方勤務のメンバーとの実質上の違いがほぼなくなったことも意味していました。

そんなことも作用して、2020年秋〜冬にかけてはエンジニアメンバーの採用も初めて神山にて実施。エンジニアチームが二拠点で1つのサービスの開発を進め始めました。

同じ頃、東京の動画制作チームと人数が増えてきた神山の編集チームとの関係性もより深く、密接になり、大きな1つのチームとして動いていくようになりました。

そしてその流れから、担当業務の割り振りも「東京」や「神山」という居住地とは関係なく、適性や組織の形に合わせて担当が決まっていくようになりました。

私たち広報も、やりたいという意志と適性によって今の二人になりました。偶然ですが東京と徳島に分かれています。

二拠点から多拠点へ

最初の徳島メンバーが決まって以来、基本的に採用は東京(首都圏)もしくは神山(徳島)でのみ行っていましたが、2021年にはついに首都圏でも四国でもない地域から勤務するメンバーが誕生。昨年もさらに別の都道府県のメンバーが増えました。

またこれは別の形の広がりですが、都心で暮らしていたメンバーの中に、首都圏郊外へと引っ越した人もいます。さらには、地方のメンバーが東京に引っ越してくるというパターンも出てきました。

今後もTATEITOの提供するサービスや、それに伴う組織体制が変化したり、広がったりしていく中で、採用やメンバーの勤務地や勤務の仕方もきっとどんどん多様化していくのだろうと思います。

振り返ってみて

私、長谷川は2020年春、コロナ禍が本格的に日本や世界を覆う直前にTATEITOにジョインしました。

今メンバー体制を振り返って改めて実感するのは、TATEITOという会社にとってもそうですが、日本や世界の働き方の概念がまさに大きく変わる節目に、私はこの会社に居合わせたのだなあということです。

徳島でアルバイトとして勤務し始めた私が、入社間もないタイミングでなんの支障もなく全社横断のプロジェクトに入って活動できたのには2つの大きな要素がありました。

一つは、こちらの記事でもご紹介した通り、メンバーの立ち位置に関係なく、会社の役に立つことであればなんでもやらせてくれるという、会社の基本姿勢。

そしてもう一つ、当時は自然な流れとして特に意識していなかったけれど、前提条件として、ミーティングも任務の進捗確認も、共有の方法も全てオンラインで可能になっていたということ。

GoogleのサービスやSlack、Zoom、そして自社サービスの動画ナレッジプラットフォームなどを活用して、インターネット上にオフィスが構築され、そこでメンバーが支障なく働ける環境があったのは本当に大きかった。

フルリモート勤務の経験が重ねられてきた結果として、今現在こういう広がりを見せているのは、とても興味深いことだと感じています。

日々の私たちの取り組みの中で、どういうことが有効で、マイナスに作用することはなんなのか。

それらを蓄積・観測・分析・考察し、シェアしていくことがTATEITOにとってはもちろん、(だいぶ大げさですが)今後の日本や世界における働き方の可能性を探るお役に立てるのではないかな、なんて妄想する2023年の始まりです。



写真は始まりらしく、日の出にしてみました。日の出の、少しずつ明るくなっていく光の変化はとてもとても美しいですね。