こぼれでるほどに、「好き」を大事にしよう
蒸し暑いなあと思ったら肌寒くなったり。あんなに晴れてたのに嵐のような雨になったり。気候に翻弄され気味のTATEITO広報長谷川です。
突然ですが、このテレビ番組をご存知でしょうか?
何かがもう好きすぎて、ただただ夢中で「好き」をとことんまで突き詰めている子どもたちを紹介する番組です。
その熱中ぶりには驚くばかりですが、興味の赴くところを心行くまで伸ばせているその環境も素敵だなと思いながら見ています。私が小さかった頃のイメージだと「そんなことばかりしてないで勉強しなさい!」というのが一般的な時代の空気だったと思うから。
大人になってもレベルの大小を問わず、趣味や興味関心のあることは、損得勘定関係なく、ただ好きで楽しいから夢中になっちゃいますよね。今日はTATEITOメンバーのそんな「好き」が思わず仕事に繋がっちゃった話。
AIツールが大好きなあの人
以前にも書きましたが、私は「これはもう、いよいよ無視できなくなってきたな…」と思って、ChatGPTやその他のAIツールにそろりそろりと手を出した口。ある日使ってみた感想を社内でシェアしてみたら、私とは明らかに違う次元のコメントをしてきた人がいました。
すでにひと通り使い倒していて、爆発的に関連するアプリが増え出してからは、何を使えばいいかを解説しているYouTubeも研究。特にこの人の解説がいい、と言えるくらい進化の状況も追っている。
AIツールは「こういうことをやる時にとても有効」、「プロンプトの書き方次第でこんな風に精度も上がる」など、質問されたら次々に自分が試した結果の答えが返ってきます。
「これ、試してみてもらえる?」と言われようものなら、飛びついて速攻で結果を返す。
元々、TATEITO内では動画の撮影や編集に携わっていた人ですが、スピーチを起点に、AIを活用して文字起こし→要約→スライド生成して短い動画にする、という実験に携わることにもなりました。
その後も、TATEITOでの新しい動画制作サービスの開発に繋がっています。自分が好きでたまらないからあれこれ試してやっていたことが、会社にとってすごく役立ち、利益にも繋がるという結果に。
SNS運用に詳しいあの人
TATEITO広報チームがnoteの記事を書くようになって、はや9ヶ月が経過しつつあります。
そんな私たちの様子を見て、「決まった曜日や時間に発信するようにするといいですよ。」とか、「せっかくだからTwitterで告知するといいんじゃないですか?」とSNSの活用を勧めてくれた人がいます。
確かに、対外的な発信を広げたり、このnoteの記事を少しでも多くの方にみてもらうためにもTwitterとの連動は欠かせないな、とアカウントを開設したものの。
実は私自身、初めてのTwitter。ノウハウを読んで、自分が気になる人のアカウントの発信を見て、note記事を書いた時にはシェアもしてみましたが、「リツイートするべきなの?」「コメントした方がいいの?」などなど、疑問は生じるばかり。
それならば、とTwitterを勧めてくれたあの人に相談を持ちかけてみました。すると、私たちのケースならこういう使い方がいいと思うと、理由とともに基本姿勢を明確に説明し、運用を率先してくれることになりました。
私はその様子を見て、都度気になったことに質問を投げながら、Twitter運用を学んでいます。「これはこういう理由でやってますよ」ということも伝えてくれるので、とてもありがたいです。そして本人は得意なことをやりながら、会社や同僚にとっても有益な状況が生まれています。
こぼれでるほどに、好きを大事にしよう
自分の大好きなことが、たまたま仕事にも役だったという例でしたが、これは本人にとっても会社にとっても本当に嬉しいWin-Winの関係。
とはいえ、会社に役に立つかどうかは全く関係なく、「ただ好きだからやっている」ことなだけに、何かきっかけがない限り、そのことが誰かの耳に入ったり、目にしてもらえず、まして仕事につながるなんてことはかなり可能性が低くなります。
ちょっとした雑談ってこんなことにも役立つんですね。何気なく話していることの中から、「あ、この人はこのことにこんなに詳しいんだ」とか「へー、今そんなことにハマってるんだね」とわかるので。
誰かと話せる機会があるときは、用件以外にも好きなことやハマってることにも着目しよう。そして自分の好きなこと、夢中なことも思わず外にこぼれでるくらいがきっとちょうどいい。
TATEITOの場合は、Slackに設けている#私のハイライトというチャンネルがその一翼を担っています。その人となりが、にじみ出るような場。
書きながら、TATEITOのあの人やこの人の「大好き」が次々と頭に浮かんできました。今度話す機会があったら、最近はどうなのか聞いてみようっと。