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核酸に新しい仲間ができました 

核酸には2つ種類があるというのはご存じでしたか?
核酸は構成成分の違いによりDNA(デオキシボ核酸)とRNA(リボ核酸)の2種類あります。
建築を例に例えると、DNAは設計図RNAは大工さんと考えていただくと簡単だと思います。
そして、設計図は1枚でも大丈夫ですが、大工さんが一人では家が完成するまで時間がかかってしまいます。そのため、体内でもRNAが多い方が良いと考えます。
DNAについては今までも何度かお伝えしているので、今回はRNAについてお話したいと思います。
RNAは、沢山の機能性が高いことがわかっています。
 乳業メーカーが乳児用粉ミルクに使用する核酸はDNA由来ではなく、RNA由来の核酸です。また、免疫の活性化や抗アレルギーの働き、消化器系の働き、脂質代謝正常化のエビデンス報告があります。
RNAの基本的な働きは、体内でタンパク質を合成することです。                        アミノ酸をつなぎ合わせてタンパク質をつくる働きをします。
私たちの体の約15%~20%はタンパク質です。
体のタンパク質というと、爪、髪、皮膚、骨、筋肉などをイメージしますが、他にも重要な働きをするタンパク質は沢山あります。
それは、消化酵素や、ハリのある肌や潤いのための成分、コラーゲンやエラスチンといった美容成分もタンパク質で構成されているからです。
RNAの不足が、美容成分の生産に影響します。
 また、軟骨成分の70%~80%は、水分とコラーゲン、プロテオグリカン※で構成されているために、RNAの不足は膝関節のクッション成分(軟骨)の維持にも関係します。

そして、最大の特徴は脳機能に対しての働きです。
昭和61年に申請した特許なので、もう特許期限は過ぎてしまっていますが、過去に「脳脊髄系神経栄養剤」の特許を取得していました。症例は、「パーキンソン」「てんかん」「けいれん発作」について人臨床試験をした上での特許です。
 今回発売された核酸RNAリペアルエクストラEXには、臨床試験時に使用した量とほぼ同じ量を1日の摂取目安に定めました。
 また、人の臨床試験はありませんが、RNAには認知症予防にも用いられています。
 
 認知症の原因の一つに脳内のごみ  アミロイドβが蓄積してしまうというものがあります。 
 通常はこれらのごみを酵素による反応で処理、排出されています。しかし、肝臓でのRNAの合成能力(デノボ合成)低下してしまうと、脳のごみ処理に必要なだけの酵素を作り出せなくなってしまいます。このような理由から、RNAの摂取が必要です。
 また、RNAには脳の神経細胞である樹状突起や軸索を成長させる働きがあり記憶の回路を増やします。                                    さらにRNAの構成成分アデノシンには、強力な末梢血管拡張作用があるために脳血流の改善を促してくれます。
 


  ※プロテオグリカンとは、たんぱく質に糖が結合した糖たんぱく質のことです。体内では、軟骨や皮膚に存在しており、保水力に優れているため肌にハリや潤いを与える役割を持っています。美肌効果や変形性関節症の症状を緩和する効果が期待できます。
 

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