考えてから動く
おはようございます。
昨日は、都内の中学校へ
出張授業に行ってきました。
中学生男子って、まだ可愛い。
ギャグが通るか
とりあえず、やってみる😄
で、受けると喜ぶが
受けないと固まる🤭
その代わり身は速攻。
謝るのが早い。
とても楽しい時間だったが
気になることも。
自分で考える事を
シャットダウンしている。
聞く⇨情報整理⇨考える⇨動く
これの訓練が出来てない。
というか、慣れてない。
そう。…慣れてない。
右往左往してしまう。
それを見て思い出した事。
例えが適切かどうか
わからないけれど…、
昔、近所に大好きな犬がいた。
今では珍しくなった
庭で飼われていた犬。
飼い主さんは、優しい方で
大事にされていた犬だった。
私が交流するのも
許してくれてた。
時に勝手に散歩に行ったり
私自身が触れることで癒されてた。
可愛がられていたその犬
唯一、芸を教えられてなかった。
お手、お座り、伏せ、おまわり。
犬として最初に教えてあげる事が
そこに来た経緯もあって
無いまま成犬から老犬になっていた。
無謀にも私は
その犬に楽しみがてら
それらを教えようとした。
ある日、これもまた近所の
美味しい肉屋で
コロッケを買ってきた。
いつも家族分プラス1を買って
彼にあげていたから。
匂いに気づいたその犬は
ワンワンとそれを欲しがった。
可愛かった。
すぐにあげようと思ったが
そうだ!と
今まで教えた芸を使おうと思った。
お手😉お座り😊伏せ😊おまわり😆
その犬は、コロッケが欲しくて
欲しくて。
でも、困惑した顔。
何をして良いかわからない
悲しそうな顔をして
突然、お手の動きからお座り、
伏せ、おまわりを
ひたすら連続でやり続けた。
その時、
私は、とてもひどい事をしたと
初めて気付いた。
老犬の彼に、とても難しい要求を
私は、していたのだ。
ましてや素人の教え方。
彼は、コロッケが
欲しいだけではなく
少なからず私を
好いていてくれたから
私に喜んで欲しいから
必死に動いてる姿を見て
私は、心から後悔した。
幼い頃から青年期に
教えられないで大きくなる事は
思った以上に辛い事であると思う。
褒めて
助けて
自由に生きる事で
自ら動くことから
遠く離れてしまう現実。
素直な良い子だけに
私は、とても不安になる。
授業が終わった後
学校の先生に
毎週来てくださいとお願いされた。あんなに
子供達が言う事を聞くなんて。
最後は、自然に正座してましたね、と。
違うんです。
一回きりの、非日常だから
言う事を聞くんです。
素直に育ったのは
保護者や先生の力です。
その上で
たくましく、失敗を恐れない力を
つけてあげられると良いですね。
初対面の人に臆さず
ギャグをかませる勇気がある
若い力ならできると思う。