【最新バージョン24.0.5にて不具合解消につき不要】→《配信設定》macOS版OBSの不具合を解消できるかもしれないもうひとつの方法:次期バージョンのテスト版を試してみる【Mac向けOBSのバグ回避】
*以下の方法は、OBSの最新版「24.0.5」にバージョンアップしていただければ、必要なくなります。ようやく macOS Catalina に最適化したようですね。
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以前、OBS(Open Broadcaster Software)のサポートフォーラムで紹介されていた方法は「コマンドラインからOBSを起動する」というものでした。また、一手間かけることで、日常のオペレーションを楽にできる方法について、動画とともに下記エントリでご紹介しました。
《配信設定》OBSのコマンドライン起動を、ターミナルを使わずDockから一発起動させる方法【Mac向けOBSのバグ回避】
https://note.mu/tatchee/n/nf8c8d03a90e2
その後、OBSのサポートフォーラムで、新たな方法が提示されましたので、ご紹介しておきます。ネタ元はこちら。
macOS 10.15 Catalina Support Status | OBS Forums https://obsproject.com/forum/threads/macos-10-15-catalina-support-status.111343/
「テスト版なので、初回起動時に一手間必要なのと、自動更新がうまくいかない不都合がある。あと、インストール方法も変わってるからね」ということで、ダウンロード先の直リンはこちら→ http://obsproject.com/downloads/obs-24.0.3-installer-catalina-fix-02.dmg
早速インストールして動作確認。アプリアイコンダブルクリックで、正常に動作(当方の環境では、ミキサー[LadioCast]からの音をOBSが受け取れないという不具合がありましたが、それが解消されました)。
というわけで、苦労して作ったAutomatorアプリはもう不要ですのでサクッと削除。ついでに、OBSの現行バージョン(24.0.2)も削除しておきます。
あとは正式な「バージョン 24.0.3」が出てくれるのを待つばかりです。
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あとは、配信の設定値を精査する作業を行いました。
その成果は、実際の「設定」画面を見ながらご説明しますが、これはあくまで拙宅の環境(下記)でのものです。
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- 2.9 GHz デュアルコア Intel Core i5
- 8 GB 1867 MHz DDR3
- Intel Iris Graphics 6100 1536 MB
もっとスペックのいいMacだったら、さらに画質を上げることも可能でしょうが、現状は「ツイキャスの高画質配信で、フルHD(30fps)で配信する」のが限度です........できれば60fpsで配信したいのですが。
・ビットレートを4000にすると、サーバへデータを送る部分が動作不能になります(視聴者からは画が止まっているように見えます)。3500だったらスムーズに画も流れてくれるので、この値にしています。限界ビットレートにチェックを立て、最大ビットレートも3500にしています。
・音声ビットレートは「128」で配信なさっている方が多いと思いますが、私は「256」にしています。いわゆる「音鉄」の方向けへの、ささやかなサービスのつもりです。
・フルHDで画を送り出すことは可能ですが、受信側では時折ブロックノイズが出ます。縮小フィルタを「バイリニア」にすると、その辺をうまくごまかしてくれるような気がします。
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あと、テスト配信を繰り返していて気になったのが、配信の最初と最後に流している動画で、やたらノイズが乗りまくることでした。
これには思い当たるフシがありました。「もしかして、音源ファイルの音圧が高すぎるんじゃないか?」
改めて動画編集ソフト(Final Cut Pro X)で音源ファイルを見てみたら、なんと、レッドゾーン入りまくりというか、ほとんどレッドゾーンじゃないですか。
というわけで、音圧を「レッドゾーンに入らない程度のレベル」まで下げて動画を再度書き出し、テスト配信してみると、案の定、ノイズは出なくなりました。
最近の音楽業界は、音割れしないギリギリまで音圧を上げる傾向にあります。上記音源は著作権フリーのものを使っていますが、やはり同じようなマスタリングを行っているようです。