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令和の子どもは推し活の遺伝子を持って生まれてくるのか。
我が家の次男、平成31年4月生まれ。
いきなりタイトルをひっくり返すが、実は令和生まれではない。
が、四捨五入すれば令和だろう。ということで、令和の子どもということにする。
さて、5歳の次男。
令和の申し子に漏れず、YouTubeと各種配信サイトで育っている。
親心をかろうじて救っていた幼児教育系チャンネルの時代はとうに過ぎ、ゲーム実況や、クックルンのアニメパートみたいなクオリティのアニメチャンネルをせっせと視聴する毎日。
そんな中、彼は「すまない先生」というキャラクターにハマった。
1年も前のコラボ企画のグッズ紹介を見た次男は、どうしてもマスコットキーチェーンをコンプリートしたいと言い出した。
まぁ、手のひらサイズのマスコットだし?
もしまだ売っているなら、フルタイム共働きの財力で買ってあげようか?
と、どや顔で検索したら、事後販売のサイトがヒット。
さて、マスコットキーチェーンは、と…
販売価格:1980円
オイオイオイ。
8つコンプしたら16000円じゃないか。
いくらなんでも、なんでもない日にこれを買ってあげるのはアウト。
サンタさんも来たばかりではないか。
お年玉も使い果たしてしまうぞ。
「次男くん、1つなら買えるよ。全部は高いからむり」
と身も蓋もなく伝えたが、当然食い下がる次男。
いわく、どうしてもコンプしたい。すまない先生のキャラたちに囲まれて眠りたい。お出かけする時はリュックにつけて、一緒にごはんを食べたりしたい。
このかわいい理由に一瞬心揺れるが、冷静に説得。
「次男くん、全部はむりだね」
「じゃあ2個は?」
「うーん、1個選ぶならどれ?」
「3個は?」
「増えとるがな。1個選ぶならすまない先生かな?」
「でもほんとは4個くらいは欲しいんだよねー」
まて、せめてフットインザドア(注1)を使うならせめて一つ目の要求を通してからにして。
(注1)フットインザドア(Foot in the Door)は、相手に最初に小さな要求を承諾させ、その後に段階的に大きな要求をしていく心理的なテクニック
「次男くん、何度も言っているけど、全部はむりなんだよ」
「えっ、全部はむりってことは、全部買えるってこと?」
小泉進次郎かな、君は。
そんなわけで、最初から最後まで噛み合わない会話をした結果、最終的には1個買うことで合意した。
それにしても、推しのマスコットキーチェーンを買って常に手元に置いておきたいって、5歳にして思うことに驚き。
ここでタイトル回収。
「令和の子は推し活の遺伝子を持って生まれてくるのか?」
マスコットキーチェーンはきっと週末には届く。