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「んのっほう」と呻いた日


やあみんな、好きな人はいるかい?


恋愛の話じゃなくて、この人のファンだ、と言える人さ。推しと言ってもいいね。スポーツのチームなんかも含むよ。ちなみに僕はスカパラが好きなんだ。


いるならぜひ、想像してみてほしいんだ。まず、その人のスペシャルなイベントがある。君はそれに参加できるんだ。なんて嬉しいんだろう。当日が待ち遠しい。


そこに、運営者から追加でお知らせがくる。イベントの参加予定者に限定した、とある企画の開催について、という案内だ。オプションだね。それに参加すると、特別なグッズ、特別な体験が手に入る。なんて楽しそうなんだろう。


でも、、いい大人なので現実的にも考えてしまう。やっぱりお高いのかな、仕事も家族もある、スケジュールも気になるし、さすがに無理かな、、、


半分諦めつつも、やっぱり気になって読み進めるんだ。読むうちに、諦めきれない気持ちがまた出てくる。もう参加が決まってるイベントなんだし、スケジュールは無理ないかも。ワンチャン申し込むだけでもありかな。値段も、出せる範囲なら……


さあ、そこで肝心のお値段発表だ。



ダンッ!!



その時、あなたはどうするだろう。どんな反応をしてしまうだろう。これくらいなら出せるかな、と思った額の、2回りほど上だったんだ。



僕はその値段をみた瞬間、自分でもそんな言葉は聞いたことがないんだけど、「んのっほう」と口にした。


「んのっほう!」と「!」を付けるほどの勢いじゃなくて、ただ「んのっほう」だったんだ……





あとがき

如何なる心情の発露であったのか、我ながら訝しんでいるため、こうして記事にして皆さまにも想像してみていただこうとしたのである。


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