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帰省・新潟、魅力再発見の旅

この間の10/3の月曜日、東京で内定式がありまして、交通費も出ないのに京都からノコノコ行った僕は、2泊した後そのまま故郷の新潟へ帰ってきました。お盆に帰省しそこなったので、この期に帰っておこうという魂胆です。

で、現在絶賛新潟で実家ライフを満喫中ですが、ここらで一度「新潟の魅力、再発見の旅」というのをやっておきます。個人的に新潟(新潟駅周辺)でおすすめと思うスポットに赴いて、その感想を紹介する感じです。というのも、内定式で色んな人と話したんですが、意外と新潟のことを知ってくれている人が多かったからです。「酒がうまい」「米がうまい」「雪がたくさん降る」という地元民からしたら100億回聞いたような話だけでなく、「イタリアンというB級グルメがある」とか「万代のバスセンターでカレー食べた」とか「新潟の日本酒を出すバーで働いたことがある」とか、何かと新潟を知ってくれている人が多かったです。今住んでいる関西だと、「新潟って新幹線通ってるの?」と真顔で聞いてくる輩がいるのでその度に首を締め上げてやろうかとなりますが、まあ地理的に遠いので仕方ないといえば仕方ないですね。

で、新潟に詳しい人に会ったことで、「自分は地元を紹介できるほどちゃんと知っているだろうか」と不安になりました。日本酒がうまいと言われても、実際あんま飲んだことねえよとか。僕自身「新潟なんて何もねえところだ」と度々言っているし、実際になんもないというか田んぼしかない土地だと思っていますが、でもこの期に色々魅力を確かめに行こう思います。見上げた地元愛だ。

我が身を以って新潟観光をした上で、本日はそれを日記形式で紹介していきます。新潟(新潟市)に来たらこんなところを巡るといいと思うぞ!! という感じで。新潟の魅力、再発見の旅です。

まず東京から近い

新潟市の場所。東京から2時間だが、京都までは6時間以上かかる。

新潟の魅力1つ目、まず書いておきたいのが東京からの近さ。今回東京から帰ってみてビックリしたんですが、新潟は東京から近い。なんと新幹線で2時間4分。近い!! しかも1万円ジャストぐらいで行けます。

僕は18歳のとき新潟を出て、その後は名古屋→京都と住みましたが、どちらも新潟に帰るのに電車で6〜7時間かかりました。というか6時間で帰れればかなりいい方で、実際は乗り換え待ちとかで7時間半かかったりしてしまう。そうするともう、帰省だけで一日が終わる勢いなので非常にダルいです。ただ東京からは近い。めちゃ近いと感じる今日この頃。ので、東京に住んでいる方は、ぜひ遊びに行くことを検討してみてください。京都とか名古屋の方は別にいいです(ちなみに空路もあるけど、空港から新潟市内へのアクセスが微妙だったりする)。

で、じゃあ実際に新潟市(新潟駅周辺)を訪れたときの魅力は何か? というと、3つにまとめると、日本酒と寿司と信濃川ということになるんじゃないかと思います。新潟駅出発の想定で、今日はこれらを巡る旅をしてきたので、それを紹介していきます。

ちなみに、新潟駅は現在大改修中。

10月6日。曇りの新潟駅。

2022年10月現在、まだあまり終わる気配がないです。なんかこう線路を全部上にして下の通路を繋げようと頑張っています。そして相変わらずの曇り空。これからの季節の新潟はだいたいこんな感じですが、典型的な日本海側の曇り具合だなと思います。

信濃川を見に行こう

萬代橋からの景色。曇天で全く映えてない。

新潟観光の魅力その1は信濃川。新潟駅から万代口方面に出て、そのまままっすぐ進むと信濃川に突き当たります。新潟は信濃川の終着点なので、日本一長い川が日本海に合流していく様が拝めます。別に感動とかはないけど。

そして、この信濃川沿いの堤が、やすらぎ堤と呼ばれています。ここがね、いいのよ。このやすらぎ堤が新潟市観光の一番の魅力だと思います。

春には桜が咲いたり、夏には花火大会があったり、秋と冬は寒すぎて歩く気になれなかったり、なかなかよい場所です。特に夏はビアガーデンっぽいこともやってるので、帰省時の楽しみになってます。

僕の母校の高校では、春にここでクラス写真を撮ったり、あとは部活1年時にとにかくここを走らされたりしてました。思い出すと腹たってきた。高1の時からスピッツにハマった影響で、未だに『ロビンソン』の「河原の道を自転車で走る君を追いかけた」という歌詞を聴くとここを思い出します。まあ僕は一人で走ってただけなんだけども。好きな場所だけどそれぐらいしか想い出がねえや!!

万代でお昼ご飯&ショッピング

新潟駅→信濃川(やすらぎ堤)の途中に、万代シティがあります。新潟駅周辺で、一番お買い物が楽しめるスポットです。ここでお昼を食べるのがよいです。

この万代シティには、万代バスセンターという建物があり、そこでバスセンターのカレーという新潟名物B級グルメが楽しめます。安くてボリューミーなカレーが食べられる、地元民からも観光客からも人気のスポット。僕も今日行ってきました。

バスセンターの立ち食いカレー。カレー屋ではない。

12:30ぐらいに行ったけど、普通に10分ぐらい並びました。大人気。ちなみに食べるの初めてです。

黄色いのが特徴。普通盛りで500円だが、量的にはかなり大盛り。

普通にちょっと辛いカレーでした。もっちゃりしてて3口目ぐらいでお腹いっぱいになった。立ち食い形式で、一人で黙々と食べるんですが、途中からかなり香水きかせたおっちゃんが隣に来たのが普通に嫌でした。最後まで食べきるのも大変だった。

万代バスセンター周りはショッピングモールのようになっていて、たくさん買い物もできます。ラブラ万代という建物に行くと色々あります。庶民的なカレーで腹を満たしたので、今度はハイカラな場所でショッピングがしたいとか、そういう気がしないでもない。

ラブラ万代。実は2もある。お買い物ができる。
「ラブラ」は若者言葉で“親しく愛し合う”を意味する「ラブラブ (Love)」と、回遊することを意味する「ブラブラ」を複合させた造語で『カップルや家族がブラブラする街になって欲しい』という思いが込められている。
LoveLa万代 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/LoveLa%E4%B8%87%E4%BB%A3

ラブラブとブラブラが掛け合わさって「ラブラ万代」とのこと。なんか危うさが匂うけども、普通に一人でもショッピングが楽しめてよい場所です。

ユニクロ・GLOBAL WORK・無印良品と、3大僕がよく服を買うスポットが揃ってます。偉いな。ロフトとか本屋も入ってて、時間も潰しやすいです。あと色々と問題を起こしたNGT48の劇場が入ってたはず。NGTって結局どうなったの? 誰か知ってる??

寿司を食べよう

信濃川と万代シティの話はこの辺にして、次は寿司です。新潟でおいしいものと言えば「米」と「海鮮」。それが同時に味わえるのが寿司。だから寿司が最強なんだよな。

僕はまだ親に寿司を奢ってもらってる身分ですが、美味しいと評判のお店はいくつか知っています。その中でも、新潟駅から行きやすいと思われるのが、弁慶という寿司屋です。先ほどの万代シティから歩いて行けます。

正式名称は「廻転寿司 佐渡弁慶」。ピア万代という場所にある。

普通にお寿司が美味しいです。ここに行っておけばおそらく間違いない。僕は今日はカレーでお腹いっぱいだったので中には入りませんでした。普通に悔しかった。なぜカレーで腹を満たした。

ちなみに、この弁慶の近くに朱鷺メッセという建物があります。展望台を備えていて、新潟の街が一望できるので、ぜひ行ってみるべし。

朱鷺メッセ入口。なんか庵野秀明展やってた。僕はエヴァ観てないからよくわからんけど!
展望室の様子。普通に落ち着いている。
奥の方に佐渡島が見える。いいね〜〜。
【新潟市の豆知識】
新潟が地元だと言うと「雪すごいでしょ?」とよく言われるが、実は新潟市はあまり雪が降らない。その理由は、北から来る寒波が佐渡島の存在によって左右に分裂し、新潟市にはあまり訪れないからだという。「じゃあ佐渡はめっちゃ雪降るってこと?」とこの話をする度に聞かれるけど、それは自分で調べろと返したくなる。
展望室の正式名称は「Befco ばかうけ展望室」。こいつらが仕切ってる。

なぜか分からないけど、新潟の銘菓「ばかうけ」がこのフロアを牛耳っています。こんなクリーチャーに支配させていいのだろうか。

展望室では隅の方で、庵野秀明展をやってました。本番は「万代島美術館」というところでやってるらしく、こっちではグッズの販売だけやっていた。

エヴァとばかうけのコラボグッズ。エヴァ見てないけどこのネタは知っている。

この商品だけ面白かったので買ってしまいました。欲しい人いたら言ってください。

そんな感じで、朱鷺メッセでは新潟の街が見える上、イベントをやっていりもするよという話でした。弁慶で寿司を食べたら、ついでに行ってみるのがよし。

ぽんしゅ館で日本酒を飲む

最後は日本酒の話。お寿司はピア万代というところで楽しめるという話をしたけれど、日本酒については新潟駅で楽しめます。ぽんしゅ館というところに行ってみよう。

越後のお酒ミュージアムぽんしゅ館。別館的なものもいくつかあります。
昼から酒が飲める楽しみ。

新潟駅内のCoCoLo新潟西館という、初めての人が行ったらまず間違いなく迷うであろう場所にあります。お土産とかも売っているので、旅の終わりに行ってみるといいかもしれないですね。駅構内だし。

このぽんしゅ館では、500円で利き酒が楽しめます。500円を払うと、おちょこ1杯と5枚のコインがもらえて、コインを入れると機械から1杯分の日本酒が出てくるという仕組み。だから最大5種類の日本酒が飲み比べられるってわけ! 

おちょこと5枚のコイン。これを初期装備に送り出される。
こういう機械におちょこをセットして、コインを入れてボタンを押すと日本酒が出てくる。
日本酒は全部で100種類以上。こういう紹介カードももらえる。

皆さん、日本酒好きですか? 日本酒好きにはたまらない場所だと思います。ちなみに僕は日本酒がそんなに好きじゃないです。むしろ嫌いかもしれん。この機に初めて行ってみて、色々飲んでみたけれど、違いがよく分からなかった上に「やっぱ日本酒苦手だわ」となりました。そんな奴には向いてないです。

ちなみに施設内には「おすすめの日本酒を教えてくれるAI」が設置してあります。質問に答えると、今の気分にぴったりのお酒を勧めてくれるというもの。だからお酒に詳しくないという方も安心と思います。

たった2つ質問に答えただけで結果が出た。

僕も試したけれど、マッチ度55%という信頼していいのかよくわからない数値のお酒が勧められました。出会い系とかでマッチ度55%だったら、多分会わないと思うんですけど、どうなんでしょう。ちなみに結局違いはよくわかりませんでした。

とはいえ、色々試すと、自分が辛口と甘口どっちが好みかぐらいのことはわかります。僕は眉間にしわが寄るほどの辛口の方が好きですね。それでも苦手なことに変わりはないけど。

ジュンク堂に寄って帰る

これで新潟駅周辺観光名物、信濃川・寿司・日本酒の3つを全て味わった形になります。あとは本でも買って帰りましょう。観るものとか多分もうないので。

新潟駅内には大きなジュンク堂が入ってます。小説も専門書も漫画もかなり揃っているので、ここでいい感じに時間を潰して電車に乗るのがいいと思います。

『波よ聞いてくれ』。この漫画面白い。

僕も母親への手土産として、『波よ聞いてくれ』を2巻まで買いました。これは北海道のラジオの話で、新潟観光とはマジで何の関係もないです。ただの僕の日記ですね。


以上!!

新潟駅の南側。こっちはまだ工事が進んでいない。帰りは青空が見えた。

というわけで、新潟市の観光スポットのご紹介、と言いつつ、実のところただの個人的な新潟市巡りの日記でした。僕も今は新潟に住んでないし、帰省でちょろっと寄っただけなので、本当に観光に行く際はもっと詳しい人の記事を参考にすべきかもしれません。役立たずでごめん。

ただ、自分で歩いてみてわかったけれど、新潟駅周辺は1日暇潰すぐらいなら何も困らないところだと思います。意外と色んな見どころがあるね。東京から2時間なので、日帰り旅行もできなくはないと思います。

あとは新潟駅の改修がもうしばらくで終わると思うので、そうしたらさらに見どころが増えるかな〜〜という感じ。早く新型の新潟駅を見せてほしいですね。そんな感じです。