#13 院生生活について
11月24日。火曜日。1日通して眠かった。
今日は【院生生活】について、ちょっとだけ書こうと思う。
今日の記録
12時、起床。今日も午前起きれず。ヨーグルト×フルグラ。研究室へ。キャンパス内、過去最高に人多し。13時からオンライン授業。先輩の修論構想を聞き、あれこれコメント。
14時半。授業終わり。先輩のレジュメへのコメント。右耳が痛い。16時、お昼を食べて、耳鼻科へ。1時間ぐらい待つ。右耳、治してもらう。耳の中に生命宿りけり。外耳道真菌症というやつ。
18時。木曜提出の課題に取り組む。正直、しんどい。しかしやらざるを得ない。明日の予習もせねば。今日は12時ぐらいまで課題やってるかな。
院生生活について
今日は院生ライフについて語ってみる。ほとんど愚痴です。
実はわたくし、学際系の大学院に所属する院生である。
名前まで出してしまうと、京都大学の人間・環境学研究科に現在所属している。そこでの生活などを書くので、大学院進学を検討している諸君、ぜひ参考にしてくれ給へ。
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ひとまず、「学際系」とはなにかについて。学部生なら、1年時に一般教養の授業を取らされると思う。文系基礎とか、理系基礎とか、全学教養とかの、あれである。そこに特化したのが学際系だ。
学際系の学生は、「専門への特化」ではなく、「幅広い教養」が重視される。とにかくいろんなことを学びましょうということ。法学部ならあくまで法学の枠内で授業を取るだろうが(経済学・政治学とかも取るかもしれんけど)、学際系はその辺りの枠を取っ払った学科である。法学専攻だろうと、文化人類学をやる。
そのため多くの場合、学際系を掲げるところは、文理融合である。1つの研究科に、社会学から生物学、経済学から数学まで、幅広い分野と先生が揃っている。学問の垣根を超えて、幅広く教養を身に着けましょうということだ。
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「分野に縛られずいろんな事ができる」というと、ちょっと楽しそうである。あのころ諦めたロシア文学をもう一度学べるとか、物理学もう一回やったるぞ、とか、そういうことができる研究科である。
だが、大学院でこれをやろうとすると、だいぶツライ。なぜなのか。
一言でいうと、時間がない。修士で卒業するなら、たった2年間の内に研究(修論)と就活の両方をこなさなければならない。正直、この2つだけでも手一杯である。結構しんどい。
そこに加えて、学際系の場合、自身の専門分野とは全く関連しない勉強が積み重なる。
僕は法学専攻だが、現在、日本庭園の授業と、文化人類学的な授業を取っている。前期はイギリス文学の講義も取っていた(プーさんを読んだ)。中間発表もあれば、期末レポートも書かなければならない。かつ、これらの単位が修了要件に必要なのだ。
学際系に限らず、興味ない授業に追われるというのはどこの院生も同じかもしれない。
だが学際系の場合、とりわけこれらが自身の研究に活きないという特徴があると思う。日本庭園を学んでも、修論では一切使わないだろう。
ただでさえ時間がないのに、興味ない分野もやらねばならぬから大変だ、という話。全く専門外の分野・報告でも、ちゃんと理解しようと取り組まなければならない。
院生とは、ひたすら自身の研究に専念する存在だと思ったら、大間違いである。人環を検討している諸君、「バリバリ研究してやるぞ!」というつもりで進学すると、ちょっとしんどいかもしれないぞ。興味ないこと、色々やらないといけないから。
もちろん、いろんな授業を取れる面白さや、新しい視点が得られる学びはある。そこが好きという人も多い。そうした良さをもっと実感できるよう、頑張っていかねばなるまいな。今日は愚痴デーでした。
*あくまで一個人の見解に過ぎないということはご留意ください。同じ研究科でも、「全然そんなこと無い」と感じる方は多数いると思います。
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余談。これを書くのに1時間半近くかかった。最近、note投稿に時間をかけすぎである。深く反省します。これからはもっとライトに書く。