自宅本棚を図書館っぽくしようの会 Part1
この頃何をしているかというと、ひたすらに自宅の本の整理を行なっている。ここ4日ほど、朝起きてから寝るまで、だいたいこの作業に没頭中。他にやることないの? と聞かれれば、本当は色々あるのだが、ひとまずこれを終わらせたいのである。
しかし、単なる「本の整理」「本の片付け」ではなし。一日中没頭するぐらい、何にそんなに勤しんでいるかというと、ある計画を画策中。その名も、
自宅本棚を図書館の本棚っぽくしよう
である。何?? と思った方も、これから説明するので一安心。これ結構な大作業なので、そのうち「やってみた」系の記事としてまとめたいのだが、ひとまず今日は、「どんなことをしているの??」というところだけ書いてみます。「自宅本棚図書館化計画」とは何なのか。それをこれまでの歩みとともに記します。
背景:研究の終わりとお片づけ
まずは背景という名の自分語りから。現在僕は大学院修士2年(文系)だが、この前無事に修論が通過し、晴れて研究生活もご卒業となった(おめでとう)。来週には卒業式もあり。これから半年ほど就活再開になるのだが、ともかく研究生活には区切りがついた。
そうすると、やらなければならないのが、研究室の引き払い作業である。大学の研究室(勉強スペース)に置いていた本や道具を、全部自宅に持ち帰らなければならない。そしてそれらの居場所をちゃんと作らなければならない、、、
ただ問題は、研究室から持ち帰った本を、ちゃんと自宅に収納できるのかということ。自宅の本棚は既に満杯で(元からあんまり入らない)、どうにも収納できなさそうないので、新しく本棚を購入しばければならない。
ステップ1. 本棚の購入
というわけで購入した。
新しい本棚は、こちらの「アイリス ドウシシャ ラック5段」。素材は木ではなく、スチール製の本棚となる。
「どうして木製の本棚じゃなくて、スチール製のにしたの? 木製の方が暖かみがあっていいに決まってるよ!!!」
その答えは単純で、スチール製の本棚はカビが生えないから。木でできてる本棚は、室内干しとかしてると余裕でカビが生える。容赦なく生える。僕の木製本棚(購入6年目)も、ところどころ真っ白になっている。これは完全にカビのせい。
「カビなんか僕は気にしないよ!! カビ以上に汚いその部屋をなんとかしろって話だよ!!」
それは、そう。ただ実は木製にはもう一つデメリットを感じていて、それは引越し時に持ち運びにくいこと。スチール製も木製も、どちらも分解はできるのだが、一つ一つのパーツはスチール製の方が若干コンパクトに済む。木の板はちょっと、どうしても運ぶのがめんどくさい。ので、この辺もスチール製は便利。
そんなわけで、新しい本棚を購入し、収納もきっちり確保したので、試しに本を並べてみた。それが下の画像。
スチールラックはこんな感じで、比較的スッキリと本を置けるのが魅力。どうしてもこの高さ、木製の本棚では色々不安を感じるかもしれないが(倒れたらどうするとか、持ち運び不便そうとか)、スチール製なら「まあこんなものか」という気分になれる。カビが生えないのでスタンド「グリーン・デイ」にも強く、おススメです。
ステップ2. 本をしっかり並べよう
ちなみに上記の写真、なにか違和感を感じないだろうか、、、 違和感というか、なんとなく気持ち悪いというか、、、
違和感の正体は、本の並びがバラバラなことにあり。皆は違和感を感じたかな? 配列が全く規則だっていないというか、秩序がないのである。
例えば一番下の段の壁側、「動物からの倫理学入門」→「概説 西洋哲学史」と来て、次が「嘘発見器よ、永遠なれ」というのは非常に気持ちが悪い(次の本はまた論理学系のものだし)。ちなみにこの嘘発見器の本、めっちゃ面白いのでおすすめです。
で、自分が今、図書館で書架整理のバイトをやっているせいか、こんなふうに統一感のない並びはただただ違和感がある。どうせなら、図書館のように、しっかり規則立てて本たちを並べたい。その方が、探してる本が見つかりやすくなったり、「どこに戻せばいいかわからんからテキトーに投げとこう」的なことも減るはず。そんなわけで、自宅本棚を図書館っぽくしよう、という衝動に、この瞬間から駆られたのであった、、、
ステップ3. 本棚の図書館化に挑む
で、そこから先は、ひじょ〜〜〜に大変な作業の連続で、その作業の様子をnoteで書こうと思ったのだけれど、既に今回は2000字を超えたので、次回以降に回したいと思います。
ちなみに、全体でどんな作業をしたかをザックリと書くと、
「蔵書目録」の作成。
…今自分がどんな本を所有しているかを、データとして管理する作業。ひたすら持っている本の情報(タイトルなど)をExcelへ打ち込んでいく。こうした蔵書目録がないと、最低限「図書館」とは言い難いと感じたので。「図書ラベル」の作成
…本の住所を示す「図書ラベル(請求記号)」を作成する作業。「図書ラベル」というのは、図書館の本の背表紙に貼ってある、「145 K 11」などと書いてあるシールのことですね。これ用のラベルを事務用品店で注文し、請求記号を調べて書き込んでいっている。本の装備
本のカバーが捲れないように、紙用ボンドで接着したり、2. で作った図書ラベルを貼り付けていく作業。単純作業で難しいところは何もないが、虚無感が強い。実際に本を並べる
…本棚に配置していく、地味に大変な作業。万が一新本棚にも入りきらない場合、その対処法を考えねばならない。
こんな感じです。これを今後、もう少し詳しく書いていきたい所存。
簡単に画像を上げとくと、
現状の進捗&イメージ図は、こんな感じどす。
で、これ、作業は非常に大変だけど、目標としてた「秩序立った本の並び」が完成した時は、マジ感動とカタルシスで震えます。めっちゃ楽しいし、爽快感がある。
まとめ(中間報告)
まだ完了していないので、あくまで中間報告ですが、こんな感じです。
やってみると、改めて、「自分はこういう分野に興味があるんだなあ」というのをふつふつ感じます。本たちがちゃんと分類された上で並ぶので、否が応でも「興味の強い分野」に気付ける。例えば僕は「フェミニズム」、あんまり興味あるつもりはなかったけど、整理してみると“367番台”の本、思ったより多くて驚きました。意外と、ちゃんと本買ってきて勉強してたんだな〜〜〜と実感したり。
そんな感じです。
そんなわけで、新たな「本との発見」もあるので、自宅本棚図書館化計画、皆さんもいかがでしょうか!?.僕がやった詳しいプロセスは、また後日順次上げていきたいと思います(最終的には一つの記事にまとめたい)。
それでは。
*追記
↓がこの続きになります。
【さらに追記】
全体をまとめたもの↓
意味不明なテンションでやってるので注意。
【追記その3】
3年ぶりの続編が生まれました。