夕飯 勇気ある撤退を果たしたブリと野菜ヅラするスパゲッティ
今日の夕ご飯は
ブリの照り焼き
スパゲッティサラダ
お味噌汁(しめじ・油揚げ・ニラ)
魚の焼き加減が、私にとってはとても難しい。息子のたるすけ(3才)のお腹が万が一にも痛くならないようにと、つい慎重になりすぎてしまうのです。
焼き目薄いな。生ちゃう?
なんか柔らかいな。生ちゃう?
ようわからんけど生ちゃう?
と、じっくりこんがり焼かなきゃ不安でたまりません。さすがにもう大丈夫やろと皿に盛り付ける頃には、魚はもうガリガリのパッサパサ。不憫な姿に、罪悪感を覚えずにはいられません。
今日はちょっと勇気を出してみることにしました。安全・安心も大切だけど、やっぱり美味しいものを食べてほしい。私の知らんとこで義母に刺身も食わされたらしいし。現場を見ていた夫は、たるすけが生魚未経験だと知らずに止めなかったらしいし。キサマら三枚におろしてカリッカリに焼いてやろうか。
そんな諸般の事情により正直もうどうでもいいやの境地に達したところだったので、今日のブリはとにかく美味しくプリップリに仕上げようと加減しました。
焼き加減って勇気です。ついついこんがりさせたくなる手前で、勇気をふりしぼり撤退すること。
塩加減も勇気だなと思っています。もうええんちゃう?からのひとふりをいけるか否かが運命の分かれ道だと。パスタを茹でるときの塩なんかは、正気をなくした方がいいくらいです。
勇気を出して作りあげたブリの照り焼きを、たるすけは気に入って、おかわり(という名の強奪)をするほどでした。もう3才なので当然といえば当然なのですが、「大人の味覚で大人の食べ物を食べてる!」という不思議な感動がありました。もうとっくのとうに刺身食わさてるらしいけど。
ちょっと心配しすぎというか、赤ちゃん扱いしすぎなところがあるのかなと反省もしています。
しかし、たるすけ的今日イチのヒット作は、ブリの照り焼きではなくスパゲッティサラダだそうです。
スパゲッティって炭水化物のくせにサラダとかいって野菜ヅラしだすのが図々しくないですか?あの美味しさはどう考えても炭水化物なのに。キャベツ入れてキュウリ入れてタマネギ入れて大葉も入れて最大級の野菜ヅラを演出しても、さすがのド炭水化物、ちゃっかり子どもに愛されていました。