はじめてのnote|ほな離婚しよっ☆と言える人でありたかった
夫を嫌いになってしまいました。
結婚し、子供も授かった相手ですから、誰よりも好きだったはずなのですが、出産・育児を経て今ではそんな気持ちはぺしゃんこに萎み、代わりに失望、さらには憎悪のような黒々とした感情が膨れ上がって止まりません。
これがいわゆる、産後クライシス。夫の育児に対する無知・無思考・無関心な態度、そして私への思いやりのなさに落胆し、憔悴しきって、愛情はどんどん擦り減っていきました。
夫も夫で、たった一人の子供の面倒も見れず文句ばかり垂れるだらしのない嫁に、辟易した様子でした。
ほな離婚しよっ☆と踏み出せないのは、夫のことを嫌いだ憎いだ言いながらも、情けないことですが、夫に依存しているところが大いにあるせいだと自覚しています。
とくに経済面では完全に頼りきりです。フリーランスで受けていた仕事は、出産を機にお休みした後、いったん復帰を果たしたものの、心身の不調など諸々の事情で、今は完全に休業しています。
つまり事実上、専業主婦。この状態にいたるまでには数々の苦悩と絶望がありましたが。いろいろすっかり諦めてしまって、離婚も今はちょっと無理……と甘ったれている次第です(夫の優しさと協力があれば仕事も続けられていたはずですが?そもそもそんなデキる夫なら離婚したいとか思ってないけどね!とフツフツしているところはあります)。
それに、やっぱり好きでいたいなという気持ちを否定できずにいます。
夫のことは嫌いです。
だけど、嫌いになりたくはありませんでした。そしてもう一度好きになれるなら、それはとても幸せなことのように思えるのです。
親としてともに喜んだり気を揉んだりしながら、子の成長を見守ることができれば。やがては夫婦として、いつかのように二人きりの時間の楽しみ方も思い出せれば。晩酌したり、ドラマ見ながらあーだこーだ言ったり、旅行とかも行きたいな……でも行くなら違う人とがいいな。あいつ優しくないしな。気も利かんしな。やっぱ離婚やん。
このようにぐるぐる巡る思考と、乱高下する感情は、放っておくととっ散らかって暴走しがちです。だから文字にして記録しておこうと、noteを始めることにしました。
産後クライシス真っただ中の夫婦関係についてなど、プライベートな日記帳にでも殴り書いておけばいいものですが、するとたちまちページは夫への呪詛で溢れてしまい、そのドロドロとした念の深さに私自身が取り込まれてしまうようでした。
「誰かに読まれているかもしれない」というちょっとした緊張感がちょうどいいと、たどり着いたのがnoteです。
底の見えない産後クライシスから抜け出せず、憎悪と嫌悪でパンパンに膨れ上がり、破裂寸前の心を文字にして解きほぐしたい。そしていつか、前向きな決断を下したい。それが私の目指すところです。
その結果として、離婚に踏み切るのか、夫婦関係の再構築を目指すのかはまだわかりません。まったく別の選択肢もあるかもしれません。
夫婦のこと、育児のこと、日々のあれこれを記録するなかで、自分の心と向き合い、家族にとっての最適解を模索していく試みです。
【私(たたる)について】
もともとはヴィジュアル系とお笑いとアルコールを愛する活字中毒者
育児(に非協力的な夫)に疲れ果て、現在は虚無
【息子(たるすけ)について】
21年3月生まれの年少さん
移動は基本、小走り
爆裂かわいい
【夫について】
スーパー男尊女卑家系の血を引くナチュラルボーンのモラハラ男
せめて痩せてほしい