緊張麻痺
七月三十一日 水曜日 晴れのち通雨
五時三十分。目覚ましで目を覚ます。
蛍光灯を点けて、水を飲んだら、どこかの部屋で誰かが「うおお」と大きな声で唸って、また静かになりました。
ふと思ってメモ帳に「自分らしく生きたくてとにかく抵抗したんだ。」と書いたのは、
『もしかして、いつからだろう。わたしはひっきりなしに緊張しているのではないかな。』
と思ったからで、それを確かめるように過ごした結果、やっぱりこの、肩も、腕も、腹も、足も、首も、顔も、力の入っているのが普通になっているのですよ。
わたしがメモを書いたのは、職場ですから、いつも他人が関わっていて、緊張感はあって当然だけれど、これがいくつになったころからか、自分の部屋でも、なんでも、どこでもずっとこれだ。ずっと緊張し続けて、それが普通になっている。
こんな人間には気を許せませんということで、わたしは部屋で完全に緊張を解く時間をつくりはじめました。
この文章もまだ、まだ緊張が滲んでいるのですが、わたしはいつか歌も言葉も、完全に緊張を解いた状態のものを残したいのです。
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難しいです……。