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デジタルマーケティングの定石

なぜマーケターは『成果の出ない施策』を繰り返すのか?
デジタルマーケティングの定石
株式会社WACUL 垣内 勇威

タイトルに惹かれて上記書籍を購入しました。
学んだことを下記に記録します。

デジタルにできることは、唯一ユーザーの期待に答えることだけ。
WEBサイトに来てくれた顧客の興味は唯一自分自身の興味のあることだけです。それ以外の情報には見向きもしないと言って良いでしょう。
いかに自社サイトに来てくれた顧客の興味・関心を理解しているかが、
WEBサイトのTOPページデザインに繋がります。

企業にカスタマージャーニーは操作できない。
我々企業の企画者が考えるのは、いつも自社にとって都合の良いカスタマージャーニーばかり。
カスタマージャーニーはユーザーの期待の解像度を高めるための概念であり、決して企業側が操作できるものではないことを念頭にするべき。

■デジタルでブランディングは勘違い

WEBサイトデザイン、イラスト、など見栄えの美しさで購入を決める顧客は少ない。いかに顧客の期待に答えるサイトなのか?という視点が重要なのだ。

デジタルにできることには限りがある。
デジタルだけで購入してもらえるほど、甘くはない。
デジタルにできることは、既に購入意欲の高い顧客説明や、人間の営業担当につなぐ前さばきの説明までである。得意なこと、不得意なことを理解した上で戦略を考えていきたい。

■デジタルを使う目的
それは売り上げだけではなく、顧客接点強化に繋がる視点を忘れてはいけない。対面では顧客と対面することに時間、リソースを要するが、デジタルは容易に達成できる。商品満足度調査、ブランド調査などデジタル活用は強力な武器となる。

重箱の隅を突くようなKPI設定はいらない。
デジタルによって解像度の高いデータを簡単に収集できるようになることは間違いない。一方で、KPIの設定が細かくなり、売り上げやコストにほとんど影響が無いことにまで設定されてしまいがち。あくまでも売り上げなどの目的達成に明確に繋がる要素を設定すること。

常に顧客主導の考え方で企画立案すること
3C分析のように、企画立案する際の一つの要素として顧客が位置づけられるのではなく、顧客を一番に優先した上で4Pが定まる考え方にすること。
そのためには、『顧客が買うまでの流れ』を知らないマーケターになってはいけない。皆さんは自社の顧客がどこで商品を知り、他社のどんな製品と比較し、何を決め手として、自社商品を選んでいるか?正確に把握していますか?

WEBto営業担当のビジネスでは、WEBのゴールをどうするか?
どこまでがWEBで、どこからが人間の役目なのか?明確に分けて、
WEBでできることを目標設定すること。

デジタルは魔法ではない。
デジタルという言葉には魔力があるように感じるが、
デジタルにできることは一握りであり、定石がある。
定石を理解した上で活用し、WEBにできることを最大化することが、
我々マーケターの役割である。


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