美少女吸血鬼の声優交代を知りショックを受けた話
◆推しとの出会い
先日推しができた
ライヴラリという事務所に所属している赤月○にさんだ
X(旧Twitter)や、YouTube「ゆ○チャンネル UNI Channel」にて活動を行っている
美少女吸血鬼YouTuberだそうだが、3Dモデルを利用しているためバーチャルYouTuberのような存在と言えるだろう
少し低めだがまっすぐな声が非常に頭に入ってきやすい
丁寧な語り口も安心して視聴できる
出勤前の憂鬱な気分や仕事終わりの疲れた心に潤いを与えてくれるようで
彼女を知ってから推していきたいと思えるまで時間はかからなかった
VTuber文化が広がり始めた2018年頃から活動を始め、多くのファンに愛されており、彼女のリスナーは眷族と呼ばれているらしい
吸血鬼であることが由来のようだが、よく見る「眷属」ではなく「家族」「一族」で使われる「族」なのは温かみを感じる
先達に恥じない眷族を目指そう。そう思っていた
◆「作りもの」の異物感
発端は彼女のアーカイブを見ていた時
基本的に直近の配信や動画コンテンツから遡るように視聴していたのだが…
形容しがたい異物感があった
これがのちの○月ゆにさんの「声優交代」に繋がる
(この日記は主観入りまくった話なので、お前の意見は知るか!という方は流し目で見てほしい)
私は絶対音感でも声の研究家でもないのではっきりと言えることはない
誤解覚悟でいうなら「作りもの」らしさを感じたのだ
例えばドキュメンタリー映画
作品である限りは起承転結が存在する
それが感動的ないし悲劇的な物であるほどに作品の完成度は上がるが、人によっては「作り話」という印象を受け取ることもある
極端になるがそれに近いものがあった
YouTuber「赤○ゆに」の完成度が今の彼女と乖離している気がしたのだ
少し調べてみたところ、どうやら2022年6月ごろから活動が縮小し、10月末からチャンネルでの活動を休止、今年の6月あたりからようやく復帰されていた
半年以上のブランク、これなら現在のゆにさんが以前と変わったことに納得がいく
しかし、彼女と運営のことを知るほどに、事情が徐々に変わっていった
◆声優という存在
過去のことを調べて分かったのは「赤月○に」には声優がいる(いた)ということである
内容までは触れないが過去、ゆにさんはSNSや動画の内容で何度か炎上している
それに関し、インターネット各所でほぼ共通して「ゆにのX(旧Twitter)は運営が動かしている」という意見が見られたのだ
現在の真偽は不明だが、炎上していた2019年付近は特にその説が有力であったらしい。もちろん運営がそれを公表することは無いだろう
しかしその場合、毎朝何の日かを紹介するコンテンツ「ゆにの日」の読書好きに留まらない豊富な話題選びも、なるほど腑に落ちるものがある
今の一般的なVtuberを知る人には違和感があるものの、2018年発の企業勢であるならば「魂」主体でない活動も自然と言えよう
だが、そうなると話が変わってくる
復帰の前後で中の人、つまり声優交代があったのではないか、ということだ
◆「赤月ゆ○」だからあり得ないこと
○月ゆにさんが元々「作りもの」であるのならば、異物感に説明がつかないのだ
半年ぶりの仕事として、かつての通り演じるだけでいい。仕事なのだから
舞台や映画、アニメ等とは異なり、他者との掛け合いや尺が存在しない自由な状態で
発声や間の取り方に違いが生まれる理由がない
ましてや運営が台本や監修を行っている状態で、だ
魂の薄い存在である「赤○ゆに」だからこそ、この違いは決定的ではないのだろうか
私は今の赤月○にさんの声や演技に惹かれたが、復帰前の彼女とは別人だと思えてならない
極めつけは彼女の誕生日である本日公開された「ゆにの日」で、彼女自ら発言した内容だ(36秒当たり~)
「ゆにを全うできる自信ないよ~」
もちろんこれらは全て主観にすぎない
復帰の前後で声の感触が同じ、いつも通りだと感じる人もいる
ゆにさんの発言も本人が演技面での悩んでいるだけと捉える方もいるだろう
だがそれだけではない
調べるうちに彼女の声変わりを声以外で裏付ける情報も見つかった
◆主観以外の交代の裏付け
声や演技以外で彼女の交代を有力なものとする証拠に関しては、過去にまとめていたのだが、ゆにさんが10/31付で活動を終了されるため、勝手ながら非公開とさせてもらった
ネット上には古い情報もあるが、もし気になる方は2023年あたりの情報をその手で探ってほしい
入れ替わった可能性のある人物との趣味の一致や、X(元Twitter)でのポストが類似しているのでは、等である
日記内では詳細な内容を伏せるが、私の中では赤月ゆ○さんの声優交代は確固たるものになってしまった
ゆにさんは1000年以上生きている長寿吸血鬼とのことだが、それは定命の存在から声を奪って生き長らえているのだろうか
だとすれば、本当に不老不死なのは「○月ゆにのような誰か」でしかないのではないだろうか
ただただ悲しい
虚構や嘘は時に美しい夢を見せるが、今回見たものは悪い夢だろう
◆最後に
この日記は心の整理のため綴ったもので、目的無く書き始めた
別に誰かの引退をもとめたりもしない
私が応援しようと思えたのは今の赤○ゆにさんなのだから
けれど、最近彼女のことを知った私でさえ動揺を隠せなかったのだから、眷族の方々にも不安の声が広がっているのではないかと思うと他人事のようには思えない
一つ願うなら、こんな気持ちを抱く人が一人でも増えないよう、この声優交代が事務所から公に発表されることだろうか
10月18日。今日は赤月○にさんの誕生日だ
彼女の再復活がどのような形になるのかわからないが、どうか後悔のない選択をしてほしい
◆余談
こんな嘆きでしかない日記を最後まで読んでくれてありがとう
お礼にならないと思うが、執筆にあたり影響を受けた記事を紹介したい
道明寺ここあさんというVtuberをご存じだろうか
RIOT MUSICに所属して歌を中心に活動している
そんな彼女は2023年現在、2代目である
このことは公言された事実であり、決してタブーではない
(Wikipediaに載るほどだ)
経緯の詳細については割愛するが、事前に代替わりすることをファンに伝え、批判の矢面に立ちながらも懸命に活動し、多くの人に認められるまで、筆舌に尽くしがたい様々な壁があったことを伺える
それでも彼女は諦めなかった
今や「道明寺ここあ」であることを疑う人はいないだろう
その光景に目にして、自分はこうして日記を書くまでに至る
代替などではない独立した「赤月ゆ○」の姿が見られることを祈って、筆をおくことにする
蛇足であるが
ここからは彼女の活動終了を聞いての追記だ
○月ゆにという存在の終わり、そこに声優交代を読み取れる言葉はなかった
彼女や事務所は最後まで1000年生きる吸血鬼「赤○ゆに」をひとつの存在として貫いたのだろう
この日記で描き残した別の存在としてとは逆の最期を迎えた形にはなるが、これによって救われた眷族の方々も無数に存在することだろう
彼女の決意を、選択を、見届け、懸命に生きていきたい