『愛されてる』が止まらない
はじまりの一つは、
11月19日
伊豆一碧湖への
ツーリングの道すがら
それから
「愛されてる」という
感覚が止まらないのだ
小田原の早川口を過ぎ、海に向かう
西湘バイパスと真鶴道路への分岐、
熱海方面に大きく曲がるカーブは、
海上の空へ飛び立つ滑走路のようだ
高さを増す道を
バイクをバンクさせ、
アクセルを開けていくと、
四速にギアを上げるタイミングで
海岸線と高架道が平行になる
そのとたんに
午前中の太陽と、
キラキラと照らされる海面が、
同時に目に飛び込んで来た
背景には眩しくて
白っぽく見える青空と水平線
光いっぱいの光景が僕を包む
その瞬間、
僕は「愛されている」ことを知った
それは、いまがしあわせとかではなくて、
なんだ、ずっと愛されてたんじゃん、
というような感覚
曇ったり、雨が降ったりは
あるけれど、毎日、
お天道様は僕たちを照らしてくれている
こんなあたりまえのことに
こころの底から
感謝の氣持ちが湧いてきた
その感触がいまも残っているから、
ちょっとやそっと
思い通りにならないことがあっても
僕は大丈夫、愛されているから、
ということができる
ということは、
同時に、
愛する力もパワーアップ
してるんじゃないだろうか
この感覚はこころを
あたたかくする
寒い冬をこの調子で
あたたかく乗り切ろう
シフトチェンジを
繰り返しながら
快適なスピードで
新しい春を迎えよう、などと思う