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[スマトレ]XPLOVA NOZA V インプレ

こんにちは、たたみすです。
案件ではないです。僕に一円も入りません。


今年の3月からスマトレのテスターとしてXPLOVA代理店のNCD株式会社様にNOZA Vを提供していただきました。
約半年、100時間以上ガチで乗り込んだのでNOZA Vをレビューします。
1日1時間、ほぼ毎日使っている人間のレビューです。

先にNOZA Vについての説明、後半にインプレッションを記載します。


NOZA Vとは?

XPLOVAは台湾のメーカーでAcer(台湾大手PCメーカー)の傘下です。
そのXPLOVAのハイエンドスマートトレーナーがNOZA Vです。
他にNOZA SとNOZA Oneがあります。

公式サイトからスクショで拝借

2024年4月現在、Amazonでの販売価格は114,000円と、安くはないがハイエンドスマトレとしては高くない
絶妙な価格設定。
ちなみに直近の円安を受けても値段が変わっていない。驚愕

他社のハイエンドが軒並み15万円以上なことを考えると相対的にコスパが良い
Amazonリンクはこちら

先に結論、おすすめの人

初心者から上級者、万人におすすめできます。
地形(斜度)の再現能力が高いのでサイクリング〜レースなんでも対応できます。
特にお勧めしたいのが初級者〜中級者の方です。
理由は後で述べますが、ハイエンド機こそ万人におすすめできる機材です。

たたみす口コミ(ガチ勢向け)

僕に期待してるのってこういう情報やろ?という部分から書きます。
スマトレ自体の外観・スペック乗り心地などはこの後。

勾配変化について。

問題ありません、ガチで戦えますし、サイクリングでも自然な変化です。
下り基調でしっかり負荷が軽くなります。
マイナス勾配を再現しているというのがポイント高いです。
ただ、FTPが300を超えている選手はフロントギアを大きくした方がいいです(当然っちゃ当然ですが)
プラス勾配になった際の斜度再現も良いです。

スムーズに勾配を反映するのでZwiftなどでサイクリングやレースをする際に
地形を足で感じられてとても楽しいです。

負荷が強烈すぎるという方はZwiftの負荷を20%程度にすると気持ちよく走れると思います(これはどのスマトレでも同じ)

パワー再現

結論、良い線行っています。
GARMINのRS200というペダル型パワーメーターと比較します。

こちらは昨日行われたZwiftレースで取得したログです。
※青がNOZA V、黒がRS200

細かすぎて見えづらいですが綺麗に追従しています

全体を見ると綺麗に追従しています。

パワーカーブも概ね追従しています。

パワーカーブの比較 瞬間パワーは乖離がある

全体的に約3% NOZA Vの方が低く出ています。
ただこれはRS200が高いのかNOZA Vが低いのか、個体差なのかは不明。
大切なのは綺麗に追従していることです。
ペダル型に近いパワーを計測できるのは良いですね。

個人的な感想としてはRS200からのズレが3%程度なら誤差だと思います。
日頃使っている機材から出てくる数値を基準にしましょう。

最後に、瞬間パワーについて話します。
NOZA VとRS200を比較するとNOZA Vで瞬間パワーが抑え気味ですが、これは計測時にパワーを少しなだらかに平均化しているからだと思われます。
5秒、10秒パワーから急にRS200に値が近づくので、1秒のような急激な変化はNOZA Vでは2〜3秒ほどなだらかに変換されると推測しています。

※ペダル型の特徴として1秒~3秒パワーが高く出やすいというものがあるので、
瞬間パワーは劣ります。これは全てのスマトレで同じです。

騒音

かなり静かです。スマトレの騒音は大きく2種類です。

  1. フライホイールを回すためのベルト

  2. チェーン周り

肝心なベルトですが、NOZA Vはかなり静かです。
振動も足元もゴムが効いているのか、隣の部屋でくつろいでいる妻も静かだと言っています。
ただし、駆動音全体が軽量鉄骨のアパートなどで耐えられるかは環境次第だと思います。
チェーン周りはこまめに綺麗にしましょう、かなり音が変わります。

本体外観(一般人向け)

左がNOZA Vで、右が初代NOZA(現行NOZA S)です。
大きさはほぼ同じで、フライホイールにカバーがついてより安全になった印象です。
脚部が折りたためる上に取っ手がついて、移動や保管が楽になりました。

右が元々使っていた初代NOZA(現行名称NOZA S)
サイズはWahooのKikr coreに近い
反対側、フライホイールは完全に隠れている
外観はマシン感増し増しでかっこいい

乗り心地など

サイクルモードなどで他メーカーのスマトレに乗りましたが、その中でも悪くない乗り心地です。
と言うのも、脚部のゴムがいい感じに柔らかいので体を動かすと少しだけ揺らせます。
このため若干バイクが左右に動き、少しだけ柔らかい印象になります。
更に僕は横3つ並んでいる脚のうちの中央1つを高くして、あえて不安定にしています(めっちゃ揺れますが実走に近くなりました)

脚部は合計5つのゴム脚を使用する
ゴム脚は高さを調節できる

1つだけ注意点。
湿度が高い場合フローリングに吸盤のように吸い付いてしまうので、マットなどを敷いた方が良いです。

左右に少し動く、これは数十分バイクにまたがる上で大切です。
完全に固定されていると腰にきますし、ペダリングにも影響します。
腰痛修行にならないという意味で、自転車歴初心者〜中級者でどんなスマトレがいいかわからない方向けです。
騒音もなければ足をたたんで片付けやすいのも良いです。

最後にNOZA Vのスペック

ソフトに影響するスペック
ハイエンドたり得るものに仕上がっています。
特に斜度再現20%と最大出力も2200Wでどんなシチュエーションも再現可能です(そんなにパワー出ないけど)

他のハイエンドが1% ~ 1.5%であるのに対して2%は少し気になります。
が、実際にパワーを比較すると気になるものではありませんでした。

以下の数値は公式サイトからの引用です。

  • 斜度再現能力:最大20%

  • 最大出力:2200W

  • パワー計測:誤差2%以内

  • 接続方法:Bluetooth・ANT+

  • ケイデンス計測:有

ハード面のスペック
ハード面もしっかりハイエンドです。
特にフライホイールと電磁モーターのハイブリッドブレーキが脚に優しいです。
また、左右傾斜(左右に振れる)があるので固定タイプに比べて腰に優しいです。
最近Kickr moveに試乗して感じましたが、スマトレは動くほど腰に優しいです。

  • ブレーキ:フライホイール3.4kg + 電磁モーターのハイブリッド

  • 左右傾斜:有・2.5度

  • 対応スプロケ:シマノ9s ~ 12s SRAM9~11s

  • 重量18kg

  • 制限体重:114kg

総評

ハイエンド機材らしいしっかりした作りだと感じます。
6ヶ月Zwiftレースでガンガン踏んで使用しましたが満足度が高いです。

他にも様々なスマトレがありますが、NOZA Vは優等生だと思います。
尖ったところはないけど必要なものは全て兼ね備えている、そんなスマトレだと思います。
XPLOVAは色んなイベントでブース出展しているのでぜひ試してみてください。


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