リーリー・シンシン元気でね
2011年2月に来日した2頭のパンダが 2024年
9月29日に中国に返還されます。来日当初から2頭を見ようとたくさんの人が動物園を訪れ 今もその人気は衰えることがありません。返還予定が2026年だったので 突然の園からの発表には心の準備ができないまま悶々とした日々を送っています。
オスのリーリー メスのシンシン共に 生まれ故郷は中国の臥龍です。
大自然に囲まれた 素晴らしい所です。 これは2007年に現地で撮った画像です。(画像の2頭はリーシンではありません)2頭は2005年生まれの19歳。人間ではそろそろ成人病を意識するお年頃。高血圧や白内障の症状も出てきたそうで 安全に移動できるタイミングを鑑みて 9月末の返還に至ったそうです。私は2頭が来日してから 日常の大半を上野動物園で過ごしたと言っても過言ではありません。たいへん淋しいてすが 環境のいい中国に帰っていい治療ができればなと思います。
長い文章はこの辺にして 後は可愛い2頭の画像を貼っておきます。先ずは メスパンダのシンシン。
シンシンは白目部分が少なく いつも目元が黒つぶれするので 瞳が撮れたら嬉しいです。
シンシンはリーリーとの間に4頭の子供を授かりました。1頭は残念ながら生まれて間もなくしてお空に行きましたが メスのシャンシャンと 双子のシャオシャオ♂とレイレイ♀を立派に育てました。
パンダは単独で暮らす生き物なので 親子 いつかはお別れの日がやって来ます。
シンシンは野生に返される候補生だったせいか 逞しさと荒々しさがあったり それが魅力的でもあります。
次に永遠の少年 オスパンダのリーリーです。
木登りが大好きで 生まれ故郷でも塀を乗り越えて脱走を計ること数しれずだったようです。
動物園で動物が寝ていると起きろ~と叫ぶ人がいますが これは絶対いけません。
今 野鳥観察も好きで 自然に興味を持ったのは パンダを好きになって動物園に通うようになったからです。野生動物も含め 生き物を知れば知るほど自然保護に向き合おうという気持ちが強くなりました。山や海等の生態系が崩れると生き物は生きて行けません。身近なことから自然環境に貢献出来ることをしていこう そんな事に気づかせてくれた リーリーとシンシンには感謝しかありません。返還先は中国の*都江堰の予定だそうです。ここはパンダのリハビリ施設があり これから2頭が治療に専念できるよう願ってやみません。私はもう会うことは叶いませんが お元気でね。謝謝!
*追記
2頭の返還先は愛娘シャンシャンのいる 雅安になりました。最近 新しい医療施設ができたそうです。