散乱したどんぐりが千切った子供の指に見えた
tatacuuc
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朝にたゆたう気持ち悪い羨望に辟易し、
いつのまにか夜に犬を殺す標準的な異常者に成っていた。
目玉をくり抜いた後、それに吸い込まれたように美しさを噛み締め、
婚約者の左薬指に目を奪われるように、私の中の芸術は冴えていった。
死と向き合うことの尊さ。
犬歯を机に並べた時の、真昼間の太陽に殴られるような壮観さ。
こんなに冬なのに暖かいのだ。
未来や過去はもう失敗したミートパイじみて箱の中で爆発しているから、私の美は私の解体した犬と共にあった。
もういぃかいって呼んでくるのだ。
しょうがないじゃないか。諦めな。
過去に目を向けるのは頭の中でそんな声がした1秒だけだ。
もういいよ。
いつのまにか夜に犬を殺す標準的な異常者に成っていた。
目玉をくり抜いた後、それに吸い込まれたように美しさを噛み締め、
婚約者の左薬指に目を奪われるように、私の中の芸術は冴えていった。
死と向き合うことの尊さ。
犬歯を机に並べた時の、真昼間の太陽に殴られるような壮観さ。
こんなに冬なのに暖かいのだ。
未来や過去はもう失敗したミートパイじみて箱の中で爆発しているから、私の美は私の解体した犬と共にあった。
もういぃかいって呼んでくるのだ。
しょうがないじゃないか。諦めな。
過去に目を向けるのは頭の中でそんな声がした1秒だけだ。
もういいよ。
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