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tatacuuc
2017年5月3日 19:30
寒がりの
無闇に死なんようにばくばくばくばく巨大な音を立てる心臓に手を伸ばしそこになにがあるか小さな切り傷を拡張させるがノートに書き殴った白と黒の無数の羅列が膨張し傷口から止め処なく滴る煙のように白と黒は部屋に充満しベッドからの視界は屈折した肋骨のようだった電気ケーブルを首輪に鳥のさえずり、窓からの陽の光を一身に背負い あとは動脈の律動を止める喧騒とはかけ離れた真っ白な生からの間も無く訪れる記