BTSを覚えた日(前編)
ちょうど1年前くらいのこと。
感染者数が一時的に落ち着き始めて友人と集まる機会が少し増えた頃、友人宅で暇潰しにYouTubeを見た。
見たのは、SixT◯NESとSn◯wMan。
趣味もなく推しもいない私を沼入りさせようと、どっちか(どっちか)のオタクをしていた友人が見せてくれたのだ。
が、全く覚えられない。(ごめん)
カタカナの子がそれぞれ1人ずつグループにいることしか覚えられなかった。(ほんとごめん)
そもそもJの世界へ足を踏み入れたことがない。
2020年いっぱいで活動休止した、色黒魚釣り好きリーダーとかニュースキャスターがいるあのグループが大流行りした世代ではある。
ドラマの主題歌になった曲をカラオケで歌ってみたり、彼らがMCの番組をちらっとみたりこそしたものの、これまでの人生で一度も彼らの世界へどっぷりハマったことがなかった。
そんな私が今更あの界隈へ飛び込むには無理があるという考えが根底にあったのかも知れない。
とにかく友人たちが何度も見せて、何度も説明してくれたけれど、覚えられなかった。
そんな時、じゃあこっちは?と見せられたのが
あの「Dynamite」だった。
あ〜〜これね。dynamiteね。
今流行りのレインボーのやつね。
ジョングクって名前の人いるやつやんな。
ていうかBTSってバンタンとは別?
当時の私の感想、以上。
dynamiteから沼入りオタクと化した皆様が多いのは知っているけど、私は違う。正直、dynamiteを聴いてもフゥン〜くらいの感じで、沼入りはしなかった。
当時はただの、名前覚え遊びのつもり。
つまり、この時点では「まだ」だ。
知ってるけど別にKPOPは……
ていうかもうめちゃくちゃ売れてるし…
(推しを育てて売れていくことに喜びを感じるタイプのオタクだった)
そんな気持ちでdynamite初鑑賞。
※ここからは初めてBTSをちゃんと見た女によるめちゃくちゃ失礼な感想が始まります。全てのバンタンのオタクたち、許して。
1周目。とりあえず最後まで見ることに。
まてまてまて
めっちゃ服変わるやん
7人て聞いてたけど。実は10人くらいおるやろ。
覚えられる気がしない。もう白旗あげたい。
友人曰く、このグループには超イケメンが2人いるそうな。1人目は唯一名前だけ知っている「ジョングクさん」もう1人は「テテさん」だという。
イケメンは覚えやすそう。(私が面食いのため)
ということで2周目。
あ、この人かっこいい。この人がジョングクさん?
あ、こっちもいいな。これがテテさん?
そして、衝撃の事実。
友人「それ、どっちもジョングクやで」
(いま見ればどう見てもどちらもジョングク)
そして覚えた
イケメンの人こと、ジョングクさん。
何を隠そう、わたしがバンタンで最初に覚えたのはテヒョンさんではない。ジョングクである。
牛乳飲んでる人。なんとなくK梨くんぽい人。
(今じゃ全然思わないけど、当時はそう覚えた)
ナントカレンジャーやるなら赤色の人。
よしよしいいぞこの調子。
レッツ3周目。
チャラチャララ〜ファ〜ン((〜Big Hit〜))
来るぞ来るぞ…
え、なになになに????
どしたんこの子???めっちゃ自惚れてない??
大丈夫そ????(大草)
謎にツボってしまって彼の名前を聞く前にジョングクさんが歌い始めてしまったので、名はまだ覚えられず。
そしてジョングクさんのシーン。
次!
覚えやすいの来た
当時の私「この人別にカッコよくないな」
(今の私「お前何を言うてるんやナムさんはめちゃくちゃかっこいいんぞ英語もペラッペラやし筋肉ムッキムキやし頭いいし優しいしなのにすぐ物こわ…」)
この人はナムジュンって言うらしい。ナムジュン…ナ…ムジュン…
そして覚えた、
矛盾の人こと、矛盾の人。
(本当にしばらくそう呼んでた)
店の中で踊る迷惑な人
何とかレンジャーやるなら緑とかその辺の人。
そして次のシーン。
なんかチャラ男来たんだけど
日本でこう言うサングラスつけてるやつって大抵チャラいし難波のHIPSのとこで声かけてくるキャッチやん。
めっちゃ陽キャの香りがする。グループいちチャラいに決まってるわ。
そして覚えた
チャラい人こと、ホビホビさん。
(友人がホビホビと呼んでいた)
店の中で踊る迷惑な人その2。
何とかレンジャーやるなら途中で合流してくるクセ強めな黒い人。
はい。次!
韓国アイドルっぽい人きた〜!!!
そうそうこれこれ。
金髪、シュッとした輪郭、細めの目、薄い唇!
(のちに唇が薄くないことを知る)
私のKpopアイドルのイメージ、この方だわ。
イケイケ。ギラギラ。アイドルっぽ〜。
そしてここで衝撃の事実②
友人「これ、あんたが爆笑してた最初の人と一緒やで」
?!?!?!?!
衝撃すぎて、また名前を聞くのを忘れた。
そして名前を覚えぬまま、Aメロ2に進むのだった。
前編はここまで。
さあ、私はいつ全員覚えるのでしょうか。
お付き合いいただきありがとうございました。
後半へ続く。