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インストカバーに挑戦して気付いたこと

このnoteは2020年4月24日のオンラインサロン『Online Music Salon』への投稿をもとに作成しています。

こんにちは

駅のトイレでトイレットペーパーをちゃんと設置してあるにも関わらず、今だにトイレの入り口で紙を売っているのは誰得なんだと思っているtataです。

さて、前回は映画「えんとつ町のプペル」の主題歌のカバー動画の動画制作のメイキングをお届けしました。音源制作編、動画制作編とお届けし、引き続き今回は演奏編の第三弾になります。こういったポップスをサックスで演奏することって頻繁にあると思います。ただ、ほとんどの場合が譜面が用意されていたり、市販の楽譜を購入したりするところからスタートすると思います。これまで「インストカバーをするぞ」っていう意識でポップスを演奏することは、あまりなかったのですが、今回は「インストカバーをするぞ」という意識でこの楽曲に取り組んでみました。そうすると面白い発見が色々とありましたので、そちらを共有したいと思います。




インストカバーの注意点


「えんとつ町のプペル」のインストカバーをするにあたって僕なりに気をつけていた事が二つあります。

・楽譜にしないこと
・歌詞に寄り添う

この2点です。


まず、一つ目の「楽譜にしないこと」についてです。僕はとにかく暗譜や耳コピが苦手で僕の苦手分野の克服の意味もあります。以前、このサロンのプレ運用の記事で「「楽譜を正しく読む」に潜まれている罠」について、言及したことがありましたが、楽譜にしてしまうことで視覚的なバイアスに囚われてしまうのを恐れました。

「楽譜に書いてある音符を読む」→「音にする」
「頭の中にあるメロディーを思い浮かべる」→「音にする」

では、やはり結果が大きく違ってきます。後者の方が圧倒的に歌っている感じのニュアンスが演奏に反映されます。楽譜にすると覚えなくてもいいので楽なんですが、逆にいうと覚えない(読めばいい)って、なっちゃうので最後まで頑なにフレーズを覚えるという方向で進めました。

次に二つ目の「歌詞に寄り添う」についてです。
インストカバーなんですけど、歌詞に対して非常に強いリスペクトがあります。より視聴者へ「歌詞」を届かせるためにはどうすればいいのか、という事を念頭においてカバー動画を設計しました。

具体的に、映像はあまりいろんな角度からのカットを盛り込まず、カメラが動いたり、速いスピードでカットが切り替わらないように心がけました。これは僕の演奏している様子も含めて映像自体を「環境」にしておくためです。そのため映像は、広めの画角と寄りの画角の2パターンしかありません。


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