簡単だけど難しい。簡単だから難しい
このnoteは2020年9月25日のオンラインサロン『Online Music Salon』への投稿をもとに作成しています。
こんにちは
tataです。
現在、新しいカバー動画に取り組んでいます。
楽曲は、中島みゆきの「糸」です。ただカバーに取り組めば取り組むほど名曲すぎて難しい曲です。いや、楽曲を吹くだけならめちゃ簡単なんですが、そこに名曲のすごさを感じました。
簡単だけど難しい。簡単だから難しい
今回のカバー動画企画は、「歌」をコンセプトに挙げています。
で、何が難しいのかというと、この曲は「そのまま吹けば、それなりに歌に聞こえる」のです。最終的に吹き方解説の動画を制作する事を視野に入れて、どんな吹き方をすればいいかを模索しているのですが、正直、何を解説すればいいのだろう?と思っています。改めて中島みゆきさんの歌を聴きながら、この曲を分析するとこの「そのまま吹けば歌に聞こえる」という理由が見えてきました。
理由1
メロディーが素晴らしい。前回の「青春の影」の様に歌のメロディーって同音が連続が多いです。これは歌詞を伝えるためと言えるのですが、歌詞がないインストにとってこの同音をどのように表現できるかで歌の特徴を引き出すことができます。
言葉という単位でグルーピングすることで、これまでインストにはなかった発想で歌へ近づくことが表現できました。しかし、「糸」は同音の連続がほとんどなくメロディーラインが非常に美しく、メロディーラインと歌詞がピタってハマっています。言葉の単位でグルーピングしなくても、フレーズとして捉えるだけ歌詞も違和感なく入ってくるラインになっているんですね。
理由2
中島みゆきさんの歌い方が素晴らしい。中島みゆきさんの歌を必死になって分析しましたが本当に素晴らしい。ひとつひとつの音をしっかりと発音されていて、音の出だしも狙っている音程で当ててききます。ビブラートに特徴があり、音の最初から安定したビブラートがかかっています。歌の特徴って、ニュアンスだと思うんですね。そのニュアンスっていい意味での曖昧さだと思っています。
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Online Music Salon(note版)
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