見出し画像

令和で流行る音楽の特徴

このnoteは2020年7月7日のオンラインサロン『Online Music Salon』への投稿をもとに作成しています。

こんにちは

エンニオモリコーネがお亡くなりになって悲しみに打ちひしがれてるtataです。

#ニューシネマパラダイスとか海の上のピアニストの作曲家

#心よりご冥福をお祈りします

さて、本日は「令和で流行る音楽の特徴」というテーマでお届けします。


現在はどういう時代なのか?


どうすればたくさんの人へ音楽を届けることができるか?それは、ミュージシャン全員の課題のように思います。そのひとつの仮説として、僕は「物語」がこれからの時代に重要なキーワードになってくると思ってます。

これは「現在」という時代の流れにおいて、これまでも重要だったけど、これから特に重要になってきているし、その形がいよいよ実感を持って現れはじめていると感じています。これまでの時代を振り返ると、1950年代後半から日本経済の急成長と共に豊かさや憧れの象徴として、「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」が家電の三種の神器として普及し始めました。

この頃の家電というのは、今のようにデザイン性に優れているとか、数あるところから選べるのではなく、メーカーが提示した商品をすべての国民が使用するという時代でした。音楽の世界も同じで子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでの誰もが知っているアイドルや歌手などいわゆる「国民的スター」として、みんなが一人のアイドルを応援する時代がありました。

1990年代になると顧客の視点やニーズを重視しようとする発想が出てきて、多様化する時代に入り、インターネットの普及も相まってこれらのスピードは上がっていきます。この頃に重視されたのは「デザイン性」です。より自分にカスタマイズされたものや、その製品を身に着けることが自分の個性を演出してくれるアイテムとして機能するようになります。

そして、現在。

物があふれてしまって「物」だけで自分を表現できなくなった時代は、もっと原始的な「体験」とか「物語」とか「人と人との繋がり」などの「モノ」にする前の「設計図」のようなものが重要になってきています。「コト」消費なんて言われていますよね。最近の流行している音楽の流れをみていると、まさにこれらが顕著に現れているなと感じました。


YouTubeのカバー動画


もはやほとんどテレビを見なくなり、CDの売上ランキングが意味がない現在、何が今、流行っているのか、わからないという人も多いのではないでしょうか?個人として感じているのは、最近、流行っている音楽は「YouTubeのカバー動画」で知ることが多いという事です。もはや多様化しすぎて中央集権的に「これが今の日本で流行してる曲です」というあり方が崩壊している現在では、本家オリジナルの楽曲を発表しているアーティストさんもカバー動画を演奏して盛り上げてくれるアーティストさんは大歓迎だし、その曲をカバーすることによってフォロワーが増えるアーティストさんにも大きなメリットがあります。視聴者も同じ楽曲を様々なアレンジで様々なアーティストのパフォーマンスを楽しむことができます。まさに三方良しの状態だと思います。

ここから先は

2,287字
毎週火曜日と金曜日に投稿します。こちらの内容は、オンラインサロン「Online Music Salon」(https://xn--pckln2b.biz/community)での投稿を元に作成しています。

Online Music Salon(note版)

¥400 / 月 初月無料

tataの日頃の気付きを共有していきます。主にはサックスや音楽の話題が中心となりますが、映像、WEB、ビジネスといった話題にも触れていきた…

tataって面白い人物だなって思ったら支援をお願いします。頂いた支援は次の作品に投資します。枠にはまらずクリエイトし続けた結果、誰も見たこともないエンターテイメントを作ることを約束します。その未来をあなたと一緒に見てみたい。よろしくお願いします。