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泣き止まない子

今日は幼稚園児のお話。その日はお友達親子と午前中から遊んでいました。

「そろそろお昼だし、買い物行こうか?」と、それぞれ好きな物を買って来て食べようと言う話になりました。

ところが、あるお友達のお子さんはまだ遊び足りない様子。でも、みんなはお腹ペコペコ。「さぁ出かけましょう」と車のエンジンをかけました。そうすると、大泣きをしながら友達のお子さんも乗り込みます。

「もう眠いから出かけないの、ママもおうちに入ろうよ~~~」

眠いって。。。めっちゃさっきまではしゃいでましたよね?白ける他の面々。お母さんは周りの空気を感じて必死になだめます。「みんなでごはん買いに行かないとおひるごはん無いんだよ。」

私は運転手でした。「〇〇ちゃん。泣き止まないと車が出発できないんだ。」淡々と語りかけます。「ウワーン」と泣き続けます。でも私の声は耳に届いているようでした。私は続けます。「そしたら、あと10数えたら泣き止もうね。そしたら出発ね。10…9…8…」

5まで数えると泣くトーンが落ちてきました。しめしめ(笑)。

「〇〇ちゃん凄いね!泣き止めるね!あとちょっと5…4…3…2…1…0…」〇〇ちゃんはほぼ泣き止んだ状態に。

「わー凄い!泣き止めたね!じゃ―出発進行ね!」と言って無事お買い物に出発できました。

ポイントがいくつかあるのですが、普段から「泣けばなんとかなる」と思っているお子さん。私は泣き止まなければ本当に出発する気はありませんでした。昼ごはん抜きの覚悟、絶対の姿勢を貫く。意思で子供に負けたら終わりです。

それと、「泣けばなんとかなる」のお子さんは「泣いてるのに褒められた」という経験がありません。なので、泣いているトーンが落ちてきたところで、「凄いね!」を挟むと本人も驚いて「・・・そろそろ泣き止もうかな」という気になります。

それと、お母さんがおっしゃっていたのは「こんなに早く泣き止んだ事ないです。」との事。普段から泣かせ過ぎているのでしょうね。お子さんは泣き止むきっかけを失ってしまうのですね。数が分かるようになったお子さんに、保育園の先生がカウントダウンを使うんです。これで子供は心の準備をし始めます。カウントダウンで待ってあげる心の余裕を親が持てるようになると良いですね。

普段からお子さんの様子をよく観察する、どんな気持ちかなと寄り添ってあげるのがお互いに気持ちよい関係を築く秘訣だとおもいます。

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