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モバイルバッテリーの?な捨て方

モバイルバッテリーを持ち歩いていると、いざという時に助かりますよね。東日本大震災の時、そのころはガラケーだったけど、会社から自宅まで5時間以上の道のりを歩いているうちにバッテリー切れになって困ったことがあった。それ以来なるべく持ち歩くようにしています。

停電の時の非常用電源として、大きめのポータブルバッテリーも便利そうですよね。特に医療用機器などで停電が命取りになりかねないような方や小さな子供のいる家庭は、1台あると安心だろうなーと思います。最近は以前に比べると安価でよさげなものもたくさん出ているので、自分なんかついつい安易に購入したくなってしまいます。

でも、処分するときはどうするんだ、と思うと買えないです。少なくとも自分の住んでいる自治体は回収してくれないし、回収に対応しているメーカーや量販店もあるらしいけど、インターネットで調べるとやたらハードルが高いです。そもそも、オンラインショップの説明ページに処分や回収のことが何も説明されていない(されていても見にくいところにある)なんてことがザラにある。

購入者個人が自主的に、回収に対応してくれるメーカーをあらかじめ調べてから買って、何年もたって捨てるときになって自分の持っているバッテリーの素性を調べ直して、リサイクルBOXの設置店舗やメーカーの回収窓口を調べて、店舗や窓口まで自腹を切って送付するか電車賃と時間をかけて持ち込む。

こんな手順になるらしいですが、こんな面倒で難しいことできますか。一度やってみたことがあるけど、何度もやりたくないです。上に書いたポータブルバッテリーを必要とするユーザーはなおさらじゃないかと察します。自分の周りの人たちだって、リチウムイオン電池と一般の乾電池の違いすら意識していない人が多いです。

それじゃあ、面倒なことをやらないとどうなるか。小さなモバイルバッテリーなら(知らずに/こっそり)不燃ごみに混ぜて捨てるとか、大きめのポータブルバッテリーなら不法投棄するとか。いずれにしても非常に危険だし、かえってコストがかかるかもしれない。

リサイクルを義務付ける法律もあるらしいけど、そんなんじゃダメでしょう。処分費用を正当に販売価格に上乗せして、自治体等の回収費用とリサイクル費用に再分配する仕組みと罰則を国としてしっかり整備すべきじゃないでしょうか。メーカーや販売店には回収の義務を強制的に追わせるべき。消費者や自治体の問題ではなく、国レベルの問題だと思う。整備できない理由が何かあるのかな。


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