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心強い協力者との出会い

今日はとても嬉しい事があったので、予定を変更して記事内容を切り替えることにした。


前回の記事の『交通事故』で触れているが、まだ解決していない案件のすり抜け事故の件だ。


過失割合・・・
自損以外の交通事故経験者なら、聞き覚えあるだろう。
自分と相手の良い・悪いの判断基準だ。
相手:自分=10:0 いわゆる『ジュウゼロ』というこれは、相手が100%悪くて自分に落ち度は全くない。
だから、慰謝料も修理費も相手(相手の保険屋)持ちとなる。
また、その逆もありきだし、数字の大きい方が過失が大きいということになる。


話を元に戻そう。
この事故は、2022年2月26日18時半頃に起きた。
場所は大阪市、片側3車線の上には高速道路が通っている大きな交差点だ。
赤信号で前から詰まっていく自動車、本当にエゲツない渋滞だった。
今にして思えば、何故混むのが分かっていて高速道路を走ることにしなかったのかが謎である。



交差点の信号まで辿り着きたいので、停止し始めている自動車と自動車の間を20km以下ですり抜けを始めた。
その途中、いきなり視界の左側にいた車のドアが開いた。
場所にしてその車の死角位置である右後ろに自分が進入タイミングだった。
もう避けれる距離ではないのに、自分では避けれたつもりでいたが、無論そんなことは不可能だった。



しっかり左のハンドルと手を引っ掛け、ドアが開き切ったところで力尽きて右に転倒した。
左のグローブの中の指に違和感を感じながら起き上がり、車の外で呆然としているドライバーに詰め寄り、『何故、ドアを開けた?』と問いかけた。
『痰(たん)が吐きたかった。』と彼は答えた。



そして『保険は使わない。弁護士を立てる。』と聞いてもないのに答えていた。
要するに訴えたいことは『自分は悪くない!自分には非がない!』ということだけで、怪我人を出した行動に対しての反省は、当然感じられることは全くなかった。
そんな彼は俺より少し年下の日本在住の外国人だった。
違和感のあった左手の人差し指と中指からは血が溢れんばかりに流れていた。


クリーニングしたグローブ(左)
器用なことに縫い目を突き破って負傷した


その後救急車に運ばれて、病院へ行って治療をすることになった。
『左示指挫創・左中指末節骨解放骨折』と診断され、全治2ヶ月とのことだった。


それからが、自分が行うべき『事故処理』の始まりだった。
初めての第3者を絡めた事故なので、何をどうしたらいいのか分からないが、
まずは、弁護士特約に入っているので、相手が弁護士立ててくるなら、コチラもだ!ということで、加入している任意保険屋に弁護士を探してもらってもなかなか見つからないので、自分で探すことにした。



ネットで調べて、一件目の弁護士事務所に電話をかけてみると、この案件だとこの保険会社の条件では受けられないと断られ、更には初回の無料相談も価格がはみ出た分は有料になるような、まるでやる気の無い対応にうんざりした。



二件目の弁護士事務所は、全く一件目とは正反対だった。
ここに決めた。
これが、心強い協力者との出会いとなる。
簡単に諦めるもんじゃないって、誰かに言われた気がした。


治療が落ち着いた数日後、
早速その法律事務所の弁護士に会いに行った。
状況を詳しく説明し意見を伺うと、
この案件は基本で9:1(車:バイク)

状況を加味すると
夜間でバイク−0.5
ハザードランプ等の合図なしでバイク−0.5
直前ドア開放でバイク−10
と修正要素があると弁護士に説明を受けた。


それ故、この案件は10:0(車:バイク)に該当することを教えてもらった。
電話で問い合わせた一件目の弁護士とは偉い違いだ。


まだこの事故は、現在紛争処理センターにおいて物損の過失割合について、
相手方主張書面(意見書)に対する反論書面の提出が済んだところだ。
担当弁護士が反論書面を作成するにあたり、こちらの意見を随時確認して頂いたので、まさしく自分の主張が文面に生きていた。
本当にありがたいし素晴らしいと感じた。


自分と同じように、交通弱者であるバイク乗りが交通事故で辛い思いをしていたら、決して諦めないでほしい。
俺は絶対に諦めない。
一緒に頑張ろう!




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