クラブのランニングコストで次の挑戦を知る。

総合型スポーツクラブ設立時に必要なおおよその金額については昨日話をさせて頂いた。

これはもちろん、チョーざっくり試算したものであり、これから挑戦したい人を脅かさない様に、そしてある程度の目安をお伝えするようにと書いた。

会計のプロの皆様に言わせたら、おいおいって思われると思いますが、僕はこの程度も考えずに大学生の時に起業したので、ある程度予測しながら備えるという事を知るだけでも僕は成果だと思っている。

逆に、その会計のプロの皆様の言う通りきっちりやろうと最初から考えすぎたり頑張りすぎると、正直挑戦は難しいのではないか?と思う。

まぁ僕はこのメッセージをある程度若い人向けに書いているので、40歳まで会社員だった方やすでに知識のある方は、もちろんこんなレベルではないと思うのでチャチャっと事業計画を作って挑戦してほしい。

そうです。

このnoteで僕が大切にしているのは、自ら考え挑戦する人を応援すること。

そして読者が行動することを目指しているので、グダグダこんなんじゃダメだという人達はまずやってみろよ!って感じです。

という事で長くなりましたが本題へ。


昨日は、一番最初に必要なお金、初期費用についてお話をしました。

詳しくは上のリンクから読んで頂きたいのだが、1年分なんとかなるお金を用意したらいいのではないか?という話しをした。

今日は、実際に動き出してからのランニングコスト、お金の余剰金がでたらどう行動するか?という事をお話したい。


まずはランニングコストとは、企業が経営を維持していくのに必要な費用・運転資金の事なのだが、これにもやはり備えが必要だろう。

お金が入ってくる予定もないのに、バンバン投資していったら、支払いだけが増えて首が回らない状況になってしまいますからね。

例えば、サッカースクールのランニングコストで考えてみましょう。

コーチの人件費、会場使用料、会場までの移動手段やそれにかかる費用、用具(用具ははじめにそろえて置いたら、毎月買い替えるということはないと思いますが、もし消耗品があれば)、その他消耗品。

これらの合計が月50万円だったとする。これが簡単に言うとランニングコストですね!

これをしっかり支払える状況を作らないといけません。

それを当初すぐに売り上げはあがらないので、資本金が必要になります。

そしてこれらが、支払えるようにクラブが成長して、毎月月謝の収入で60万円入る様になったとします。

税金なんかを考えずに考えると、10万円お金があまりますよね。あなたはどうしますか?

コーチの人件費を上げる、自分がもらう、サッカーボールを買い替える、そんなことに使ってはいけません。

今度は、ある程度備えるという事が必要になります。

最初は、クラブを始めるためにお金を用意しましたね?

そう資本金です。それがなくなっていきながら、段々収入が増えていき、クラブが順調に回りだすようになります。

今度は、順調に回りだしたら、借金があれば返済し(一気にじゃなくて計画的に)、そしてクラブの今後のためにお金を蓄えておかなければなりません。

そこで、じゃどれくらい蓄えればいいの??という問題がでます。

なぜなら、蓄えだげが大きくなれば、クラブ会員からそんなにお金が余っているなら会費を安くしろ!とかクレームにもつながります。

さらに問題なのが、機会損失です。

クラブも将来何があるかわかりませんので、一つのスクールだけではなく、会場を増やしたりするなど、さらに収益アップを目指さなければいけませんし、クラブがそうやって成長して行く事が会員の皆様の満足にもつながります。

ではどれくらい蓄えがあればいいのでしょうか?

その目安が月商の1.5~2倍のお金と言われています。

先ほどの例で行くと、

月謝60万-経費50万=10万利益

10万✖12か月=120万

これは計算を簡単にしたのでこの金額にしましたが、

60万✖1.5=90万もあれば十分なようです。

利益はもっとあった方がいいだろう!と思われると思います。

そうなんです。そのために、今度はそれ以上お金を銀行に眠らせていてももったいないので、次のアクションをするのです!

もう1つスクールを開始したりという感じのイメージです。

そうして、よりクラブの収入を安定させていくと良いのです。

そうすると、その利益分が大きくなると、今度は施設を整備するなど、次の大きな挑戦のステージにいくのです。


ということで、今日はランニングコストから次の挑戦をどう考えるか?というお話をしました。

月商の1.5倍程度の余剰金があれば、次の挑戦を考えてみる!

これから始めるかたも、そしていま既にこの状況の方も、参考にしてもらえたらと思います。


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宮城'亮'の主なプロフィール

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◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立

◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役


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