誰かのやる気に左右さる戦いはするな

結果の原因を誰かのせいにしているうちは絶対に強くならない。

今日Twitterを見ていると、FC岐阜が監督を交代し、その監督のインタビュー記事がでていたので、目を通していた。

新しい監督さんはヘッドコーチをしていて、監督がクビになったので、監督になったということ。

色々コメントには驚いた。きっと突然の人事であまり言葉も用意できていなかったのかな?と推測するが、もしこれが本音であるならば、やはりクラブ全体その人事をすることも含めて大きな問題があると思う。

まず一番驚いたのは、「クラブに足りないのは練習の厳しさと元気」という発言。

その練習の厳しさと元気をになっているのは誰なのだろうか?それこそヘッドコーチやスタッフの役目ではないか?

それとも、ヘッドコーチは練習に口を出すなと監督から言われていたのだろうか?

ではなぜ、そんな役割のヘッドコーチがいるのだろうか?

色んな矛盾を感じる。

僕が、ヘッドコーチをしていたら、監督とともに現場を任されていたのだから、監督がクビになるなら一緒に責任を取る。

事情で監督にならないといけなかったとしても、決して今までの自分や上司の問題点を言ったりはしない。

だって、それあなたは感じていて何も行動に移さなかったのですか?ってしか思われないし、結果現場で行動に移せなかった人が、どうして立場が代わったらできるのだろうか?もしできるのなら、さらにその状況を作っていた強化スタッフに問題があると思う。

そして、もっと驚いたのは「戦う気持ちが足りない」「手っ取り早く強いチームをつくるには」という発言。

FC岐阜では、この戦う気持ちメーターの様なものがあるのだろうか?もう一歩の所を詰められなかったとか、最後まで走れなかったという様なことを言いたいのなら、単に練習不足ではないか?

もしこれを読まれている方が、コンビニの店長だとして、バイトの売上を上げようとする気持ちが足りなかった!なんて店がつぶれた理由を言うだろうか?

監督もスタッフも選手も、それぞれの価値観や経験のなかで全力を出していると思う。きっとこの新監督さんも全力でやってこられたのだと思う。

だからこそ、修正すべきポイント、問題がどこにあるのか、練習で何をするのかを明確にし、それをチームで共有しなくてはならない。

試合にでるのが、選手だから選手の戦う気持ちが足りないって負けたから言われても、スタッフとの気持ちの距離ができるだけだと思う。

逆に勝ってた試合が、選手の戦う気持ちが要因なら、もう監督じゃなくてメンタリストを選手に着けた方がいいのではないか?

経営者の皆さんは、多くの責任や借金を背負いながら日々経営を行っている。そのため様々なリスクにビビりながら、リスクヘッジしながら、行動していると思う。

もし会社の経営の結果が、バイトやスタッフのやる気の問題になってしまうのなら、会社経営なんてできない。

手っ取り早くなんかでチームを作ってしまったら、あっという間にまた音を立てて崩れていくのだろう。

まだまだFC岐阜の迷走は続くのだと思った。


とまぁ、少し監督さん批判の様に書いてしまったが、そもそもはクラブの体質として、しっかり我慢して土から耕してクラブを作っていくという覚悟が足りないと思う。

大金を使って世界のスター選手を連れてきてもフィットするまでに時間のかかるものなのに、今のクラブの規模で飛躍的にチームをよくするなんて無理だと思う。

無理だと思うしすべきでない。

もうこの下に落ちることはないのだから、もう一回本当に本当の意味でやり直した方がいいのだと思う。

もしかしたら、監督さんはそんなこと言えなかったけど、本当は選手ではなく、クラブの上層部の、時間もお金も使って検証し、もう一回立て直すという覚悟不足を言いたかったのではないだろうか?

もう一度、基礎(木曽)を固めながら(長良)、歪な(揖斐)クラブを再建して欲しい。




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宮城'亮'の主なプロフィール

✔Jリーグ全クラブ中3年連続ホームタウン活動No,1

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◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立

◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役


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