クラブの顧客は誰か?
もしあなたが、これからクラブをつくる、
または作って間もないクラブの代表者だとしたら、
この記事は、あなたのための記事です。
今日は「クラブの顧客は誰だ?」というテーマでお話したいと思います。
あなたは、クラブの顧客は誰だと思いますか?
・地域住民
・高齢者
・サッカー少年
・行政
その他誰を思い描きましたか??
この質問、実はクラブの規模によって大きく変わります。
より細かく明確な誰かをイメージできたクラブは、
きっと数百名の会員がいて、一人から5000円以上の月会費
を頂いていると思います。
一番危険なのは、「地域住民」と答えた方です。
きっと、まだお金を頂いたことがないか、
もらっていても500円以下の会費のクラブだと思います。
どうですか??
あなたは誰をイメージしましたか??
もし、あなたがこれからクラブをつくる、
作って間もないクラブだとしたら、
あなたの顧客は「行政」です。
何千人・何万人もいる地域住民ではなく、
福祉課○○係の山田さん
社会教育課○○係の中村さん
市民スポーツ課○○係の佐々木さん
となります。
たった一人です。
その福祉課の山田さんの困っている事を解決するのが仕事です。
そうスポーツで解決します。
山田さんは、地域住民のために働いているのだから、
地域住民を助けるのが我々の仕事だ!
と思うかも知れません。
もちろん、そうなのですが、
山田さんの思う形で解決してあげなければなりません。
ダイエットだってそうですよね?
痩せて健康になるのが目的ですが、
方法を間違えると痩せるどころか、三日も続きません。
山田さんにあった方法を考えなければならないのです。
山田さんの仕事の進め方、
山田さんの上司の判断・評価基準
さらに上の市長や村長・町長が、議会や地域住民にPRできる内容。
これらを探る必要があるのです。
なぜ?そんな個人に媚びる様な事をするのか?
そう思った方もいるかも知れません。
理由はいくつかあります。
1、たった一人の問題を解決できないのに地域住民全体の問題なんて論外。
2、地域の課題について毎日取り組んでいるのが、その担当者だから。
そして
3、顧客が少ないうちは、1か所から少しでも大きなお金を頂いた方が良いからです。
顧客が何百人もいるのなら、一人から5000円~1万円でも良いと思います。
しかし、はじめたばかりでそんな大勢の顧客を抱えきれないなら、まずは続けるためにも、損益分岐を埋めるために1か所から多く取った方が良いのです。
つまりはじめた当初のクラブは
BtoCではなく、BtoBのモデルとなります。
Business to Business です。
そこで、地域課題を把握し、行政の問題解決を行い、現場で地域住民の問題や課題に触れることで、徐々にBtoCに切り替えていくのです。
こうして、当初は行政の予算ではじめたスポーツ事業を、徐々に受益者負担に切り替えて行く事で、長期的な行政の出費を抑える事ができるのです。
それが医療費やその他の予算を削減するということです。
こうして説明すると
行政の担当者一人→行政の複数課の担当者→地域住民
地域住民からさらに細分化という流れがイメージできると思います。
しっかりと売上を上げていくためにも、いきなり万人にチラシをまく、SNSで発信するよりも、毎日一人の担当者との雑談をしに行くことが大切です。
よくSNSで、私たちは良いことをしています♪
みたいなクラブをよく見ます。
これって誰が喜ぶんですか??
自己満足ですよね?
うちの行政担当がこんな事業をはじめてくれました!
うちの会員が、こんな成果を出しました!
という具合に顧客が主語になっていないといけませんよね?
なぜならあなたにお金を払っているのは顧客だからです。
あなたの自慢ではなく、あなたの顧客が喜ぶような発信をしないといけませんよね?
もちろん、顧客を満足させるためにクラブのスタッフなど身内を褒める、クラブ全体を褒めるということも出てくるでしょう。
あなたがお金を出しているクラブはこんな価値があるクラブですよ!
というメッセージですね。
クラブとしての発信と、代表者個人の発信も明確に分ける必要があります。
この様に、まずはたった一人の担当者を喜ばさせることからはじめてみてはどうですか?
行政の仕事をしたという実績がつくと、レバレッジがかかり、広く顧客を募集することもできてくると思います。
もちろん、一人ひとり顧客を集める事を否定しているわけではありません。
しかし、まずはクラブの運営費を確保、あなたの生活を確保するためには、この方法が一番の近道だと思います。
良かったら参考にしてください。
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◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立
◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役
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